感想

BECK(32) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

BECK(32) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

31巻とあわせて読むと本当にすごい作品だと感じます。
こんな贅沢な500円の使い方を俺は他に知りません。


ついにアヴァロンフェスも終了。
31巻では暴徒と化したオーディエンスを治める目的で、そしてアヴァロンフェスを終わらせる目的で
BECKが最後のステージに上がりました。
32巻ではその続きで、DEVIL'S WAYのみの演奏が描かれています。
神がかった時のBECKは本当にすごい。観客の盛り上がりと同時に読んでるこっちまで盛り上がってきます。
何でこんな静止絵でテンションが上がるんだろう・・・。



「頭のてっぺんから爪先まで鳥肌が立つ」なんてまほが言っていましたが、まさにその通り。
このDEVIL'Sだけを見せるという意味では、32巻にこの話を収録させたのは納得。
逆に感動が際立ってきます。



で、このアヴァロンを通してBECKも大物の道を歩み始めます。
しかし、何かを成し遂げるためには多くの犠牲も必要となりました。
それがナポリタン・スミスのメンバーとの別れ。
BECKがここまで来るのに多大な労力を惜しまなかった川久保さんや山ピーがいなくなります。
ただ、これでいなくなるにしては本当にもったいない人たちだと思うので、
今後何かで活躍してもらいたいんですが・・・・。そこらへんは期待しています。


まぁ、そんなこんなで新しい世界へ飛び込むことになったBECK
これまでの低空飛行が嘘のように、キープニュースとの契約、ランブローザによるプロデュースがされることに。
こんなにも劇的に変化してBECKのメンバーが大変なことにならないか不安ですが、
それ以上に期待も大きいことも事実。



とはいえ、一番大変なことになるのは研ちゃん&桃ちゃんなんですがね・・・・。



3月現在、本誌の方ではお休みをとっているこの漫画ですが、早く続きが読みたくて仕方ありません。
それと同時にどこでオチをつけるのかも見もの。
それでも、31巻や32巻のような漫画を描けるハロルド先生ならきっと・・と思えてきます。
はやく続きが読みてー!!!!