2020年の漫画感想 モーニング

2020年のモーニングについて語ります。漫画ブログらしくありたい。





〇全体的に
個人的に、モーニングという雑誌は万年オールA~Bって雑誌なんですよねー。最強雑誌というのとはちょっと違う、高レベル安定な雑誌だと思ってます。ボーナスが景気に左右されず、不況でも安定して出してくれる会社がいいな、そんな雑誌。

今年終わった作品を挙げると、鬼灯の冷徹コウノドリ、ランドが終わってます。ここ数年の雑誌を支え続けてたといっても過言ではない作品が終わってます。・・・・終わってますが、何故か雑誌の面白さが変わらないわけで。何だろうこの雑誌???と思わなくもないです。
始まった作品を挙げると、刷ったもんだ!、猫奥、半沢、ミツナリズム、リエゾン、スインギン、レディロウ、ボールパークでつかまえて、焼いてるふたり、アンメットとなります(足りなかったらごめん)。バラエティーに富んだ作品ばかりですが、お仕事漫画や医療漫画、昔話(スインギン含む)、実績者の帰還、スポーツ漫画(ボールパーク)というのはモーニングらしいラインナップですね。ここから長期連載になる作品があればと思います。


あと、モーニングの特徴として、不定期だったり、月イチだったりな作品も多いです。久しぶりに載ってるなーという新陳代謝モドキが、雑誌の新鮮さを保つ秘訣かもしれませんね。(休載扱いも多いけど・・・・)
個別に書きたいものが多いのが悩ましい。いくつか簡単に済ませておきますね。


ジャイキリ:現状低空飛行だけど、あの落ち方が更なる漫画の盛り上がりなると信じてます。
宇宙兄弟:他の人は知らんけど、個人的には宇宙だけの話より、地球が絡んでる方が面白いと思う。
島耕作:今年は孫の話とサックスが心に残りました。就活女神とのコラボもよかったです。
バトスタ:試合の流れというより演出の仕方に円熟味が出てる。
ドラゴン桜:自分が後輩・部下に教える時に無意識に気を付けてることを文章化しててすごいと思う(小並感)。
グラゼニ:ぶっちゃけ日本シリーズで新球試してるのはガチで引きました。悪い意味で。
望郷太郎:文化的な話が入ってきてから抜群に面白い。現代人の感性が活きてるのがいいのかな?
あせとせっけん:もうすぐ終わるらしい。当然と言えば当然か。お幸せに。俺には何の参考にもならんかったが(孤独感)。
刷ったもんだ:実は結構好き。何とも難しいタイミングの業界話になってるけど。本が好きという人は誰でも好き。
ボールパーク:野球を見に行きたくなる。球場でビール飲みたくなる。新コロほんと嫌いだ。
焼いてるふたり:旦那の性欲のなさが逆に怖いんだが。ホラー漫画か?
サ道:やりきった感あるような気もしますが、日本各地のサウナを紹介してもらいたい。ご時世的にあれかな。
細胞BLACK:アニメが楽しみ
風太郎不戦日記:実は真面目に読んでます。生き残った方の苦労が見れたり、各地を移動しまくってたり、どう生きたかが読んでて面白い。


キリがないのでここまで。






〇個別に
「ハコヅメ」




一番好きな作品。めっちゃ面白い。この前の3周年記念回はぎゅんとして大爆笑でした。
ずっと言ってるんですけど、早くドラマ化してほしい。モーニングってあれでしょ?ドラマ化得意でしょ?Wikipediaにも「ドラマの原作となる作品が多い」って書いてあったよ????俺はずっと第2の「逮捕しちゃうぞ」になれると言ってるんですが・・・・。

映像化するなら、最終回はやっぱりキリのいい同期の桜編ですよかねー。ずーっと意味深な雰囲気を出しながら100話やって、主人公が活躍しつつの解決だったのでもう大盛り上がりでした。ちなみに解決は今年のお話ですのであしからず。

その後から、如月(イケメン)がきて、わりと話の中心にきていたりします。主人公・川合と意外と・・・・?と思うこともありますが、川合の未来の破瓜話という生々しいのもあったので、相手が如月だったのかということに悶々してます。あとは・・・カナか。カナがどんな展開を持ってくるのか、モジャと藤というのも気になりますが。どちらにしろ、普通の話をするわけがないのだけはわかる。



アホの子はきっと来年も頑張ってくれる。






「カバチ!!!」




島耕作も時代を風刺してますが、モーニング誌的にはカバチもなかなか負けてません。
今年だと何だっけ。引っ越し業者のバイト中になんとかチューバーが動画をあげて炎上とか。動物虐待の話とか。あおり運転の責任問題とか。食べログ風のコメントのせいで炎上した焼き肉屋とか。なーんか聞いたことある話ばかりですよね。現在はくれくれママですってよ。今のところ、くれくれママにもらってあげられたカバンが、フリマアプリに売られてたという話題。90年代からの作品ですけど、トレンドを押さえるのが上手いな~と感心します。


事実は小説より奇なりと言うくらいですから、漫画にされそうな話題には事欠かなさそうですね。







「定額制夫のこづかい万歳」




今年のモーニングを語るのであれば欠かせないかなと思います。このマンガがすごい的なやつでもランクインしてたみたいです。話題性がすごいですね。

元々は読み切りだったかと思いますが、あれよあれよと大人気。主人公のこづかいへの四苦八苦もそうですが、普通の主婦かと思いきや奔放へべれけお母さんだったり、謎の怪人が現れたりと話題を常に提供してます。嫁さんのストロング水道水割りや日高屋攻略法は、文章としてなかなか読み応えありましたねw
あと、給付金回とか好きでした。あれ、単行本にはまだ未収録だっけ?伝説回も未収録か。来年の単行本が楽しみですね。今売らなくていつ売るよ!?


1巻2巻を売っておこづかい上げてやってほしい。まぁ、ご家族に使いそうですが。
ちなみに、私の場合はおこづかいという概念のない独り身です。参考になりませんね。というか、最初の読者である講談社の皆さんはどんな気持ちで2万1千円の物語を読んでるのでしょうね。