「唯一絶対少年誌」は面白いから死なない

BECKの映画は9月から公開らしいです。見ようか迷っているところですが、きっと見ないと思います。漫画でもらった感動をそのままにしておきたいのです。それくらいBECKという作品が好きでした。

BECK(34) <完> (KCデラックス 月刊少年マガジン)

BECK(34) <完> (KCデラックス 月刊少年マガジン)

BECKが最終回を迎えた時、「月マガを切り捨てる日も近いかな・・・」と思っていたのですが、全然そんなこともなく今でも楽しく読み続けています。
そう、月刊少年マガジンは唯一絶対少年誌なのです。どの作品が終わっても安定感の変わらない一生の少年誌だと思うわけです。


特に今の月マガを引っ張ってるのはこれでしょう。



capeta

ここ半年くらいのカペタvs金田は激アツでした!!エンジンという最大の武器に劣る状況で自分の能力の限界を超え続けるカペタと、それを支えるチームの仲間の真正面からの感情のぶつかり合いがたまりません。曽田先生の絵はもちろんですが、言葉選びが秀逸です。今月には最新刊も出るそうで、しかもサイン会があるらしいです。大阪の人は羨ましいですねぇ。
capeta(22) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

capeta(22) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

これまでのカペタの流れで行くと、一度勝負に勝った後は早々に次のカテゴリの話に移っている印象があります。今月も金田とデッドヒートを繰り広げていますが、もしかすると早めにマカオの話になっているかもしれません。その前にもう一回くらい竹森さん(と俺)を泣かせてほしいものです。



・・・と思ってたら、こんな次回予告を発見。




あと2回かよ!!
もうすぐ海子守に会えなくなると思うと悲しくなるなぁ・・・。というか2回ということはロンたちの話はさらりかな。できればトゥバンには森守に勝ってもらいたかったけど、流れ的には厳しいかもしれませんね。
何にせよ、次は・・・・・・・・修羅シリーズかな???楽しみにしてます。capetaと一緒にBECK無き月マガを引っ張ってた作品なので寂しいですが。





そんな最終回を迎える作品がある一方で、先月からスタートした漫画もあります。以前に羅川真里茂先生が読みきりで描いたましろのおとが本格的に始まっています。
題材は「三味線」です。ことわざの三味線を弾くとか、どこかの喋る猫ではありません。本格的な三味線演者の物語です。実際にやっている方々には悪いですがマイナーな題材だと思うだけで楽しみになってきます。



羅川先生の三味線漫画

羅川先生にはやはり中長期のじっくりタイプの作品が似合います。そのあたりは月マガのカラーにあっているような気がしますね。
実力はあるけど無名の三味線奏者である主人公の澤村雪がどうやって世に出て行くのか。苦節・挫折をどうやって乗り越えていくのか。まずは1巻が出たあたりでどうなっているかが期待大です。というか、よくぞ羅川先生は月マガに来てくれたなぁ・・・。しかも音楽モノを題材にしてくれたのが嬉しいです。もちろん羅川先生が描くというのもありますが、BECKや中村メイ子が受け持っていた音楽漫画を補填できたということが月マガ好きにとってはたまりません。これ絶対に面白い作品になるよ・・・。




月マガを支えている作品はたくさんあります。孫六なんて既にこち亀化してます。龍狼伝が復活したことも朗報です。DEARBOYSやチンミといった長期作品もまだまだ面白いですね。なお、最近のオススメは四稲家の人々だったりします。
また、少しずつ面白さが復活してきているパンプキンシザーズも見逃せません。





セッティエームの可愛さはハンパない



副長に叱咤されて喜ぶフランシスカたん

ニヤニヤしてしまいます。
パンプキンは他キャラにニヤニヤさせられまくりだ。大人びた言動に定評のあるセッティエームが子ども扱いされるところかたまりませんよね!!これぞまさに「唯一絶対少年誌」です(え




長期作品が多く、それなりの終わり方をさせてくれる月マガという雑誌は講談社の中でも確固たる地位を築いています。以前に最終回を迎えたアライブもアニメ化するようですし、唯一絶対少年誌の座は安泰ですね。まぁ、佐々木先生はいったい何をしているのかが不思議で仕方ありませんが・・・。良作が終わっても面白い作品が枯渇しない月マガは唯一絶対少年誌の名にふさわしい雑誌です。