アジア杯 対カタール

○メンバー
GK 川口能活
DF 今野泰幸
DF 阿部勇樹
DF 加地亮
DF 中澤佑二
MF 遠藤保仁
MF 山岸智
MF 中村俊輔
MF 鈴木啓太
MF 中村憲剛
FW 高原直泰



交代
山岸→羽生直剛
中村憲→橋本英郎



○総評
素敵な応援でしたね。

今日はバイトということもあって生で見れませんでした。
いつもは「生で見る→録画していたビデオを2倍速で再度見る」ということをしているんですが、
今回は二つ目のビデオで2倍速再生しかやっていません。
ちなみに2倍速な理由は時間の短縮と供に、試合の流れをスムーズに見たいからです。一度やってみては??



さて、試合のほうですが1−1の引き分けという結果でした。
まぁ、結果自体は非常に残念ですが、いつも言っているようにサッカーなんてこんなもんです。


とりあえず驚いたのは気候でしたかね〜。暑そう暑そう。俺が行ったら水分が全部消えてしまいそうですよ・・。
選手もそこそこ動けていましたが、日本で見ていた試合のそれとは全然違ったように思いました。
止まらずに動くのが精一杯という選手が最後のほうにちらほら見て取れました。
やはり気温が高くて湿度もきついとこんな感じかな〜と思いました。



というわけで、以下は色々思ったこと。
まずは高原。
高原は本当に成長しましたよね。この1〜2年で自信が復活しているのがよく分かります。
多分ですが、ジーコがやっていた時期のサッカーに比べてやりやすいのではないでしょうか?
行き当たりばったりサッカーのジーコと違って、やるべきことが見えていることがプラスしていると思われ。
特にポジショニングがいいよ。まぁ、1トップはきつかったかも・・・。



次に鈴木。
今日の・・というか、ここ最近の鈴木はいいです。守備専でありながら横に動けているよう思います。
最初の頃は守備オンリーな感じがしていましたが、オシムサッカーをやるに従いサポートもよくなっています。
まぁ、まだまだ攻撃参加に貢献はできていませんが、今のところ及第点だと思います。



お次はシステムの話。
今日は高原1トップの4−1−4−1でした。1トップになった分、中盤が厚くはなっているんですが・・・。
いかんせん、中盤の4がフラットすぎてたような・・・?
狙いでやっていたのなら別ですが、あまりにも高原が孤立しすぎてたように思います。
特に、トップに一度当てるかロングで裏を狙う攻撃が多い日本としては難しいかと・・・。
それでも、全体的によく動けていたと思います。
人が動いてボールも動かすサッカーは全部ではありませんでしたが、随所に見られたのは良かったです。
今後もこの動きを続けていただきたい。浸透はしてるよ。



で、続いて失点の話。
正直あれはいただけない。阿部ちゃんらしくない詰めの甘さが出てきました・・・。
ボールをキーパーに渡すために間に入るのは鉄則ですが、あの時間、あの位置であの当たりかたはちょっとねぇ〜。
結局、FKを決められたわけですが、今野ちゃんが敵に押されて出来たスペースから入れられました。
ニュースでも散々言っていましたが、壁を空けたのは良くなかったですね。
ストレート系のボール、さらに、ペナルティエリア前であったことを考えればオシムが怒るのも無理はないです。
もしかすると、阿部ちゃんが次節外れる事もありえる・・・?
どちらにしろ、某解説が「FKは武器になりますよ!!」とかほざいていたのにも係わらず、
そのFKでやられていたら意味がありませんね。




最終的に1−1でしたが・・・・、1失点前、できれば後半30分台でもう1、2点欲しかったです。




戦前の予想・・・と言っても今更ではありますが、2−0か1−1あたりではないかと予想していました。
コンディションの悪さを考えたりすると、妥当な線なはずです。
0−0はないと思っていたのですが、良くないほうの予想が当たってしまいとても残念です。



で、ここで出てくるのが千葉枠の話なんでしょうね〜。



千葉枠・・・・か。あんまりこの話したくないんだよな〜。というのも、千葉贔屓の人間だからです。
千葉贔屓の人間がいくら何を書いても「千葉枠」という言葉で終わってしまいますから・・・。
そのためにも千葉にはJで上位に行ってもらいたいし、
ストヤンを放出してどうするんだとか、アマルのやり方でいいのかとか・・・というのは別の話でしょう。
もし、オシムがいた頃のように優勝争いに加わっていたなら、こんなこと言われなくて済むのにね〜。




今回出場した千葉枠は山岸と羽生でした。
山岸に関しては前にも言っていたように、食パンなプレーヤーです。つまり何でも屋さん。
遠藤や俊輔のようなパッサーを入れるなら、何でも屋みたいのって必要だと思うんですよ。
スペシャルばかり追い求めてもジーコ時代のように失敗するだけですからね。
中盤を厚くするために人を選ぶ中で山岸が残ったのはそういうオシムの意図があったのかもしれません。

一方、羽生ですが・・・。羽生はここ数試合、途中出場が目立っています。
羽生の良さはすばしっこさと運動量。こんなプレーヤーが終盤に出てきてかき回されたら相手も辛いでしょう。
実際に味方の足が止まる中で、いい循環剤として今日も動いていましたよ。


ただ、今日の試合では二人とも、最後のほう(フィニッシュ)で大ポカしました。
これはきっと問題になるだろうな〜と思って見ていました。
それでも一つだけ言わせてください!!!


山岸や羽生といった千葉選手がいないと、きっとオシムのサッカーが出てこないと思います!!


つまり、動いて繋ごうというサッカーを自ら動いてする選手がいないと、破綻する気がします。
「これをやろう!!」と思ってもその姿勢を示せる人が中にいるのといないのとでは違うのではないでしょうか?
俊輔にしても、ここ最近は動くと言われていますが、それもやりなれたチーム内だけでのはず。
いきなり集まったメンバーに、これをしたいと言う監督がいた時に指針は必要でしょう。
それが山岸や羽生・・・・のはず。




・・・・。



ここまでが千葉枠擁護です。
さて、色々な本音としてですが・・・、千葉選手以外がオシムのサッカーができれば用なしになりかねません。
というのも、全体的な技術だけを見ればもっといい選手って沢山いるんですよね・・・。
今日外したシュートだけでも、他の選手なら・・・・と思ってしまいます。
千葉選手がいないとできないサッカーになっているのは分かりますが、物足りないのも事実。
何とかならないかな〜。




じゃあ最後に。
トゥリオがいたら違うサッカーになってたんだろうな!!