別マガの「悪の華」と「恋忍」がぶっとんでる件について

創刊から2号目で別マガがぶっとび始めました。ファンタジーが売りの雑誌でありながらかなり変態で溢れかえっています。

まず押見修造先生の悪の華がすごくいい。

「大好きな佐伯さんの体操着が落ちてた。」



「思わず盗った。」



「バレてないと思った。」



「でも、悪い女が見てた。」

主人公の春日高男が体操着(ブルマ)を盗んだのを見て、それをネタに脅す少女・仲村佐和。普段は無口で無愛想ですが、春日を脅す時の笑顔が素晴らしい。



満面の笑み

男なら一度は躊躇いそうな場面に遭遇し、「盗りますか?盗りませんか?」という究極の選択を迫られた春日。薔薇乙女ならまだしも、乙女のブルマですからね・・・。まぁ、盗った時点で犯罪というか・・・・変・・態?慌てた心を佐伯さんの体操服で落ち着かせたあたりに将来性を感じます。



ちなみに、2話目にして無理矢理佐伯さんの胸に顔を埋めさせられました。*1これから何をさせられるのか。舐め?覗き?はたまた・・・・?変態主人公春日には悪いですが、佐和が企む悪事と、満面の笑みを見れると思うとゾクゾクします。



悪の華は1話目からかなりぶっとんでいました。その初速に負けず劣らず2話目もなかなか・・・。一方で新人さんが2話目にしてぶっとんだのを語らずにはいられません。普通、1話目で「おおっ」と思わされることはあっても2話目になるとそれを超えられない現象がよくあります。ましてや新人さんともなるとなかなか難しいと思います。以前、別マガの新人さんを全て紹介しました。

ハッキリ言って、この中でも「恋忍」がいい意味でぶっとびました。もちろん他の作品も面白かったのですが、1話目の面白さを裏切る形で面白かったんですよ。



そんな「恋忍」ですが、簡単に説明するとこんな漫画です。



アホな頭領に「DTを篭絡してこい」と言われ、中学生の栗乃花薫の家に押しかけた此花蓮華。自称妹として勝手に生活しながら、パンチラあり、寝起きあり、××ありのToLoveる生活。




どこにでもある「居候しだした女の子に翻弄される男の子の物語」




・・・そう考えていた日もありました。創刊号から蓮華が翻弄する作風で来ていたんですが、全ては蓮華が学校の先生となって現れた時から始まります。基本的にエロなので教えることもほぼ保健体育。理科の授業ですらH(水素)を普通にエッチと言い、子宮内が酸性かアルカリ性で男か女が決まるんだと教える有様。俺もこんな授業ならよかったのに・・というのは冗談ですが、蓮華の暴走は止まりません。ツッコミまくりの薫に対して「男の子のアソコの仕組みを教えなさい」と無理難題を投げかけます。



自慰行為を皆の前でやってみろと蓮華に言われた薫。これまでの流れでいくとツッコミをして終わりだと思いました。





・・・・しかし、






完全にご褒美です!!







・・・・・・・。






・・・・・・・・・・・・・・・。








実は蓮華を辱める漫画でした。
ありのままに(ryで言わせてもらえば、「女の子に翻弄される男の子」ではなく「変態の男の子に辱められる女の子」の物語だったのです。このギャップにしてやられました。まさか今まで普通の中学生でツッコミ役としか思っていなかった主人公が羊の皮を被った狼ならぬ、真人間の皮を被ったど変態だったんですから驚きです。しかも、実は学校中から「ベストG(自慰)ニスト」とまで呼ばれている逸材でした。確かに妄想は激しかった節はあるんですが、実は妄想どころか皆の前で自慰することに悦れるとは・・・。



期待を裏切る2話目として、「恋忍」は他の追随を許しませんでした。萌えとかエロといった世の中にたくさんある漫画の一つだと思っていた時期もありました。変態ベクトルであったとはいえ、こういったギャップを生み出す作品は素晴らしいと思います。他の新人さんを含め、それ以外の作家さんも負けじと頑張ってもらいたいものです。



3回目も期待ですね。

*1:俺のあーやの胸に飛び込んだクソガキは後でちょっと来い。な?