グフタの新連載がすごい・他「good!アフタヌーン・#27」

○表紙は夏の前日



表紙は夏の前日

今月号の表紙は「夏の前日」でした。実は初の表紙らしいです。創刊時から頑張っている作品ですし、もう看板作品と言ってもいいですよねぇ。また表紙で見たいものです。
ところで、ナンバリングはいつまで続けるんでしょうね?できれば“○月号ですね!”とかって言いたいんですけども。変えるつもりはないんでしょうか??あと、表紙をめくると某月9ドラマの記事が書かれていました。巷で噂の短髪女優さんがデカデカと写真に写っています。いや、ドラマについては見ないことにしたので特に言うことはないのですが、その女優さんがインタビュー中で漫画は読みますと挙げた作品が全て集○社さんだったのが気になりました。俺の中ではそれほど低くなかった好感度が下がってしまいました。


晶さんと森くん

いつもエロエロな「夏の前日」ですが、今回はそれほどエロエロじゃなかったです。晶せんぱ・・・じゃなかった、晶さんが哲生のことを色々と気にかけているご様子。はなみが気になる哲生、そのはなみの彼氏でもある森くん、そして晶さん。この中で一人、哲生が悶々としている状況がずっと続いています。
とにかく晶さんがいじらしいんですよねぇ。あと、森くんがすこぶる良い奴。なお、今月は哲生について二人で話していました。哲生について話すとかどんだけ哲生好きなんだ(二人とも)と、ちょっと面白くなりますね。週マガ脳だと、哲生&はなみ、森くん&晶さんになれば・・・とか思ってしまいました。いや〜、いけませんねw






○いきなり次号予告の話



温かくおいしいマンガ、できました

次号、雨隠ギド先生の甘々と稲妻が新連載で登場予定です。雨隠ギド先生、これでグフタは2回目の・・・はず。BLをやられたり、百合をやられたり、もちろん青年や少女でも活躍されている先生。色々と期待値が高いです。作品の説明としては、男手ひとつで子育てを頑張ってる先生の前に、ある日ナゾの女性が現れるとのことです。どういう物語になっていくんでしょうね。
予告絵だけ見ていると、食べ物描写がとてもいいですね。食欲をそそるタイプ(ジブリ的なアレ)の絵を描きそうな予感。あと、モグモグ感もたまりませんね。そういえばグフタで料理ものってお初ではないでしょうか。ハートフルっぽいのも◎。あぁ、早く読みたい・・・。


・・・あと、鉄風がまた来月の予告に出てない。いつ復帰かなぁ。






○一言くらい言っておきたい:アウトブレイク・カンパニー
主人公が不用意に言葉を発しすぎてて笑ってしまう。喋んなと言われたのに、王女に幼女って言っちゃうかよ。今後も思ったことを口にして怒られそうですね。言っちゃいけない場面では口は閉じる。とても大切なことです。とはいえ、何もない場所でオタク文化を広めるって確かに難しいかも。まぁ、オタクキモ・・・とかいう偏見を持ってない人ばかりだからやりようはあるのかなー。萌えが理解してもらえれば楽なんですけどね―。最近のグフタではとても好きな作品です。






○読み切りが良かった件・その1



四季賞新人王戦

この新人王戦も、これで3回目でしょうか。飯島しんごう先生、三沢左右先生が登場しています。こうやって四季賞出身作家さんに場が与えられるというのはいいことですね。ただ、四季賞新人王戦と銘打っているからには新人王を決めたりするのかな?と前々から疑問に思っていたり。ちょっとした見本市ではありますけど、四季賞後の受け皿がそれほど大きくないので、色々とモヤモヤしていなくもないんですよ。漫画家さんって本当に大変な職業だと思います・・・。




怪談イズデッド

帰ってきた変態漫画家、飯島しんごう先生の読み切りです。学校の怪談に出てくるお化けたちが夜な夜なアホみたいな会議をしているお話です。
飯島しんごう先生は2012年夏の四季賞を受賞しています(http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20120827/p2)。その時の作品が「えろほんさん」というタイトルで、エロ本が付喪神になるという作品でした。ええ、ぶっとんでますね。今回の読み切りも、学校の怪談でお馴染みのテケテケがエロ動画を漁ってました。・・・そんなギャグ漫画です。なお、プールの幽霊が巨乳でスク水を着ていてエロい模様。あと、二宮像が撤去されていました。時代の流れを感じます(←




肉弾マギカ

こちらは三沢左右先生の作品。三沢先生は2012年春の四季賞で佳作を受賞されています。
呪術師のお話でありながら最終的に肉弾戦をする主人公・・・。ミスマッチなようでなかなか面白かったです。最後にものを言うのは肉体言語ですよね!まぁ、終始変な呪術師ばかりで、この作品の世界にはまともな呪術師がいないんだろうか?と思ってみたり。お気に入りは最後の方に出てきたファラオさん。そうそう。気になった、というかこの手の作品でよく見かけますが、よくあの呪術用のサークルを覚えれたなぁ・・・と。自分にはない才能なので羨ましいです。






○この先生がダメだ



本当は怖い蓮実先生

悪の教典が段々と狂気に満ちてきました。ハスミンおかしいわ。完全に頭がイッちゃってますわ。蓼沼の件については策略というか、計画性の高さに感心もしてしまいました。しかし、清田家は・・・。あれはおかしいだろ!!いくら清田父がモンペだったとしてもさぁ。放火魔にみせかけて意図的に火事起こしやがった・・・。織田信長もビックリな残虐性です。
ハスミンの容姿が良いのは認めます。そして言葉が巧みなことも、頭が良いことも認めます。外見は完璧です。こんな先生がいたらなぁと思った部分もあります。でも、今月の話でもうダメでした・・・。無理でしょ。この人、完全にダメでしょ。ようやく映画に繋がりました。ハスミンならあの映画みたいなことをやりかねませんわ。あ、実はまだ映画を見ていません。あくまでも漫画で追いかけようと思っています。映画の、正確には映画のCMしか見ていませんが、何か生徒たちが逃げまわってましたね。ハスミン、絶対に生徒たちを○そうとしてるでしょww カラスをあっさりと殺した時もそうですが、今月号の清田家もあっさりとやりすぎだわー。性格がおかしいんですかね?読んでいて不安になります。





○一言くらい言っておきたい:九泉之島
先月から始まっている「九泉之島」。東田裕介先生の連載です。絵柄やストーリーから怪物王女光永康則先生の影響が見えますね。光永康則先生は以前にも原作でグフタに登場していたりしていましたんで、それなりに繋がりもあるのかも??ただ、怪物王女と違い、なかなか救いがなさそうなのが気がかりです。主人公の意思とは関係なく、島や彼の家のしきたりによって全てが動いています。誰も味方はいないのかもしれません。まさか主人公を当主にするためにお婆ちゃんが命を落とすとは思ってもいませんでしたよ。あと、最後のページ、後ろに何かいますけどそれは・・・。





○よく分かりませんが・・・



Kは料理漫画??

アニメでやっていた「K」ですが、どんな作品だったんですか??グフタでやっている作品でしか触れてないんですけど、今月号がすっげーシュールで笑えるんです。ちょっと読んでてわけが分からなかったです。もっとカッコイイ作品だと思ってたんですけどねぇ。今月号の話では、主人公が立ち退きを求められている中華屋を救っていました。もちろん料理で。
炒飯を作るのに奥義を発動させ、星の輝きを見せていました。どこの味っ子ですか・・・?しかも、勝因は愛情の部分だって言うし。・・・あれ?この前は刀がどーのこーの言いながらすっげーカッコよく戦ってましたよね?正直、今月号を読んで俺の目がおかしくなったのかと本気で思ったレベル。そういう意味でアニメはどんな作品だったのか気になったんですよ。誰か今度教えてください。できればグフタ版も読んでる人でお願いします。不思議だ・・・。






○結婚したい



お弁当作ってきました

「つるつるとザラザラの間」に出てくるヒロイン・さやちゃんと合法的に結婚したい。ど、どどどどうすれば・・・。前にも書いた気がするんですけど、俺の理想とする女子高生像とさやちゃんがピッタリすぎるんです!!これで爬虫類好きという設定さえ無ければ・・・。くそっ!!(←作品のアイデンティティを問う発言
5周半くらい回って、最近は彼氏の環くんが憎くなってきました。殺意すら覚えるレベル。でも、さやちゃんが悲しむ顔を見たくないから・・・。こうなったら葵姉さんに鞍替えするか(←






○読み切りが良かった件・その2



あまねパラドックス

この前の四季賞で特別賞を受賞した恵三朗先生の「あまねパラドックスが読み切りで掲載。新人王とは別枠なのが気になりますが、特別枠ということなんでしょうね〜。とても面白かったです。
天の邪鬼が女の子として生活し、和尚さんとラブ“未満”コメディをやっています。なお、和尚さんには過去に戦って敗れている模様。敗れた後、人間として新たな生き方を模索しているご様子。鬼っ子とはいえ、天の邪鬼ですからね。発言・言動がとてもあまのじゃくです。そこが可愛いんですが・・・。


初恋??

学校生活を送る天の邪鬼が恋をします。まぁ、相手は女をとっかえひっかえする様なろくでもない奴でしたけどね。その後、いざこざが起きて和尚さんが手を出しますが、何だかんだで天の邪鬼は和尚さんラヴだね〜という物語。
四季賞の時にも思いましたが、とても上手いですよね。特に表現的なものが。時折挟まれるギャグも大好きなんですけど、女の子のちょっと変わった心情がとても好きです。あと、バトル的な絵もとても上手いっす。女の子の赤ら顔、女の子の可愛い仕草、ギャグ、バトル・・・といった混ぜ方が不思議なテーマであっても、恵先生の描ける長所を繋ぎ合わせるとこうなるのかと楽しく読めてしまいます。本誌だとライバルはユイコさんかもしれませんねぇ。さて、次はどんな作品を読ませてくれるんでしょうか。できればやっぱり連載で読んでみたいっす。






○一言くらい言っておきたい:サヤビト
予想外も予想外の展開に行ってます。クイファが鍵を握る〜というのは分かっていましたけど、サヤビトという存在の根幹にいるとか。ちょっと面白いなと思ったのが、サヤビトという存在が国の疲弊に一役買っていたということですね。“観測者”と呼ばれる存在がサヤビトを使い、国の穴を探す&サヤビト依存した国からサヤビトを撤退させて衰退させる。クイファ曰く違うらしいですけどね〜。少なくとも、サヤビト情報を最終的に吸っていたのがクイファというのがとても驚き。おいおい、今までの話はなんだったんだい・・・。いや、きっと何か繋がってくるものがあると信じていますよ。来月の展開次第では、リヴィアが可哀想かも。何で今まで隠していたのか等々も含めて期待してます。






○グフタの新連載がすごい



マテリアルポルカ

すごい!新連載がすごい!!古林奈留先生による新連載「マテリアルポルカ。この作品がとにかくすごい。



百合百合しいと思ったら・・・





生徒がどんどん死んでいく!!

主人公のアリスと、その親友のるか。二人は同じ中学に入学し、順風満帆の生活が待っているかと思いきや・・・そこは死と隣り合わせの学園でした。何か問題があれば問答無用に殺される(死んだら肉体がお菓子に変わる)。仲良し二人組の関係性もあっさりと崩れ去り、第1話目にして殺し合いを始めています。すっげー可愛い女の子たちが、殺し合いをしている。最終的にはアリスがぶっ壊れる(精神的に)ことにより、るかをぶっ殺します。いつの間にかアリスはるかをるかと認識しなくなり、るかにあげたプレゼント(髪留め)をるかだと思い込むようになっています。


いばら姫

どうやらアリスは特別な存在だったようです。名前はいばら姫。アリス自身のことを指すのか、アリスが手に持った武器を指すのかはちょっと不明です。ただ、彼女の存在を知った生徒会はかなり高ぶっているようです。そして選挙を始めると言って第1話は終了。
読んでいて呆気にとられる内容でした。可愛い女の子たちしか出てこないんです。それなのに人がポンポン死んでいくという物語。そして、壊れる人間関係とナゾだらけの展開。本当に呆気にとられました。主人公のアリスも目つきが途中で変わってしまいますしね。このまま戦い続けるのか、少しでも勉学に励むような描写があったりするのか。かなり期待度の高い作品が登場しました。何度も言いますけど、女の子はめっちゃ可愛いです。これは保証します。ただ、好きになるかは不明です。血ではなくお菓子が飛び散るというのがせめてもの救いでしょうか・・・。
最初の見開き扉絵で可愛い女の子たちが泥だらけになって前を見ているという絵を見て一瞬で好きになりました。さすがに内容には驚きましたが・・・w。こんな作品をグフタで原作なしでやろうとしているのがとても好感が持てます。今後にとても期待したい作品です。まずは単行本になるのを待ちますかねぇ。先が楽しみ!!