感想

ヤングガンガン

あれ・・・?もしかして、この巻ってまともに戦った描写がないんじゃないか??
どんなヒーロー漫画だよ・・・・。


とはいえ、最近のギャグ漫画の中ではかなりレベル高いですね〜。
悪の組織なのに国の保護を受けていたり、保険に入ってたり・・・。
実は戦闘員の1号と2号の声が違ってたり・・・。
ちょっとしたことで、ふてくされる幹部のヴァンプ様・・・。
彼女の母親に会うだけで緊張するヒモでヒーローなサンレッド・・・。
意味の分からない歌を歌う天井の居候・・・。


まぁ何よりも、戦うべきヒーローと悪の組織が同じ釜の飯を食っているところが謎。
そこが謎であり面白いところですね〜。さらに、仲が良いんだよね。

ヴァンプ様にしても主夫としても完璧だし。サンレッドにしてもヘタレだし。
読めば読むほど奥の深い漫画ですよ・・・・多分。


しかし、仲が良いだけでなくサンレッドとの戦い(の後にあるサンレッドからの説教)が見もの。
あっさりとフロシャイムを倒したあと、まるで暇つぶしのようにヴァンプ様や怪人を正座させて説教をします。
「痛いって感じるうちはまだ幸せだよ!!これからだよこれから」
「一発避けたら二発ボコるからな!!」
「ひざの皿抜き取るぞコラァ!!」
「俺のパンチ食らってそれ以来においが分からなくなった奴がいたなぁ、確か」
と、ヒーローらしい言葉で説教します。本当にためになりますよ、色々と。
最近はどっちがヒーローか分からなくなってきました。



まぁ、面白いので読んでみてください。
ちなみに、ギャグだけでなくヴァンプ様のお料理教室も載っていて、一冊で二度オトクです。