アジア杯 対ベトナム戦

○メンバー
GK 川口能活
DF 駒野友一
DF 阿部勇樹
DF 加地亮
DF 中澤佑二
MF 遠藤保仁
MF 中村俊輔
MF 鈴木啓太
MF 中村憲剛
FW 巻誠一郎
FW 高原直泰


交代
俊輔→羽生直剛
巻→佐藤寿人
遠藤→水野晃樹



○総評
グループリーグ1位通過おめでとう。
まぁ、妥当な結果ではありますが・・・。
やはり、贔屓目で見たとしてもベトナムに比べて日本の方が2枚も3枚も上手だったように思いました。


ベトナムにとって残念だったのは、3戦目に日本とあたったことでしょうね。
日本がまだ気候にもなれず、芝やボール、チームとしてのまとまりがまだ足りなかった1戦目なら結果も分からなかったように思います。
それでもベトナムも良かったです。カウンターへの切り替えの早さ、スピード共に申し分無しでした。


速攻堅守の相手(日本と戦うほとんどのアジアのチームだけどね)に対しては、決して先取点をあげてはいけません。
それなのに、集中を欠いた(?)ことによるミスで失点してしまい、心配はしました。
それでも逆転して最終的には圧勝したことは実力差からくるものなんでしょうね。



というわけで、今回の試合に関しては特に言うことなしです。
むしろ、次の決勝トーナメントを頑張って欲しいです。U-20みたいなことにならないことを祈ります。




何か物足りないので、少し言っておきますか・・・。



一つは加地と駒野のセンタリング精度を上げて欲しいこと。
体力の心配もある中で突破も多少ありましたが、最後のキックの精度がなぁ・・・。
逆に途中出場の水野の方が面白かったです。どうやればあんな蹴り方ができるんだろう。
あと、加地たんにミスが目立ったことも残念。


まぁ、ミス自体は全体的にあったね。
これまでの試合よりは少ないようには感じましたが、もっと少なくしてほしいです。
アジアレベルではいいですが、最終的な目標はあくまでW杯ですから。
そういう意味で、珍しく羽生にイージーなミスが目立って残念です。



カウンターに対しては、本当はマンツーで対処する方がいいのではないかと思うんですが。
アジア杯の前からマンツーをやめているんですよ。
マンツーをやめて体力を温存させるためなのか、
単にアジアレベルだと切り替えを考えるほど攻められないからなのか・・・・。
まぁ、マンツーにならないおかげで、中盤陣が攻めやすそうになっていますね〜。
残りの試合も現状維持だとは思いますが、アジア杯後をどうするのか今から楽しみです。




今回の3試合を通して思ったのは、やはり日本は周りに比べレベルが高いな〜ということです。
というのは、「アジアでの戦い方を既に学習していること」「世界と接してきたこと」
「監督がしっかりしていて戦術があること」「世界で戦ってきたFWがいる」という点からです。
オーストラリアがアジアでの戦い方に慣れていないことからもそう感じました。



まだまだ言いたいことはありますが、最後に一つだけ。
3点目のつなぎは確かに良かったんですが、
それよりも俊輔が蹴ったように精確なミドルがやはり引いている相手には有効だと示せたことは良かったです。
これまでは、あまり打たないし、打ったとしても精度の悪いものだったりと残念ではありましたが・・・。
さすがは俊輔といったところですかね。今後も続けて欲しいです。




日本がんばれ〜。