ピュアいよそうかさん

少女マンガってのはさぁ・・・。
こう・・・・なんて言うかね・・・、なんですよ、夢。
少女マンガ雑誌を購読したりしていないから言い切ることはできないけど、共感できる内容が多いと思うんですね。
そんなわけで少女マンガって結構好きです。ただ、いつもいつも友人に「これ面白かったよ」と薦められることが多く、いつものように自分から開拓するということは全然なかったんです。というわけで、今回は自ら少女マンガを購入してみました。







とはいえ、いきなりコテコテなのもアレ(ウチのブログのお客さんの層にあってない)なので、タイトル判断で購入してみました。それがこれ。









あぁ愛しの番長さま (1) (花とゆめCOMICS (3015))

あぁ愛しの番長さま (1) (花とゆめCOMICS (3015))

どう?素敵でしょ?またとか言わないで

絵柄的にも苦手な絵(7とかきつくて苦手)ではなく、何よりも番長というのにそそられます。僕の中で番長=刃森なので、アレに比べれば・・・・。








で、登場人物ですが、まずは主人公の平山そうか







そのそうかを抱いているのが、A型でスポーツ万能でお母さんっぽい加藤雄二





お話としては、有数の不良学校である徳川工業高校に経済的な理由から主人公のそうかが入学することから始まります。ちなみにそうか以外の女子は全員転校していったというほどの不良高校らしいです。さらにこの徳川工業では21世紀だというのに番長制度が残っています。この時点で作者の大きな勘違いで話が作られてる気がします。しかし気にしません。これくらい刃森に比べればヨユーです。








さらにこの徳川工業(以下、徳工)には次の掟があります。

番長を倒した奴が次の番長になれる

こんなコテコテ設定でいいのか!!?


驚きです。自分の中では漫画界の最先端を行っていると思っていた少女マンガがまさか・・・。意外と読んでみないと分からないものですね。某マガジンではケガをしたからといって頭(ヘッド)の地位を喧嘩もできない若僧に譲ったりする漫画まであるのに・・・。






未知の世界ですよ、少女マンガは。
さらにですよ?













そうかが偶然持っていた鉄板いりのカバンで番長を倒してしまいます。・・・つまり、そうかが番長になってしまいます。
こっ、これには驚きました。僕の想像していた少女マンガ像をどんどん崩していきますよ、この漫画は。本当はそうかが加藤に惚れて追いかけて・・・みたいなのを想像していたのですが・・・・。





まっ、まぁ・・・これによってそうかは850人の子分を持つ事になります。しかも、子分たちはあまりにもそうかが可愛すぎて手をさせない状況に・・・・って、
どんだけピュアな不良だよ!!!
番長制度が残っているのも彼らがピュアだからなのでしょうか・・・?

ちなみに1巻では他校までも支配下に置き、子分が1422人まで膨れ上がっています。
リアルなのか非リアルなのか分からない感じがすごくいいですね。


しかし、いくらそうかがピュアだからといって腕力のないそうかが番長の座を守り続けるのは難しいです。そこで出てくるのが、後半から「番長バカ」と呼ばれることになる加藤くん。加藤くんはそうかが番長になって、番長の座を奪おうとするのではなく、逆に守りにいきます。すごく優しい人だ・・・・。





というわけで、この漫画は無意識のうちにそうかを守ろうとする加藤と守られるそうかのラブロマンスとなっています。













以上の他にも偶然にもキスをしてしまうシーンがあったりと、二人のラブラブっぷりが見れます。昨今では、少女マンガの性表現が過激だといった報道もされていますが、この二人はピュアです。かなりピュアです。一番性表現が荒れそうな不良漫画であくまでもピュアを貫き通す二人が素敵です。



ぜひ、平山そうかさんには少女マンガの番長となって性表現を取り締まってもらいたいです。
というわけで、このブログは平山そうかを応援しています。