童貞を捨てるなんてとんでもない!「童貞地獄・第1巻」
どどどど童貞ちゃうわ!
月刊少年ライバルが終わってしまいした・・・・が、実はライバルという雑誌は講談社の中でもwebに力を入れている雑誌でもありました。マガラボ(http://magalabo.kodansha.co.jp/)というサイトで、毎月9日に色んな作品を挙げています。まぁ、今後はわかりませんが。
そんなマガラボにあって、タイトルだけで興味をそそらせるという大技を決めた作品があります。それが「童貞地獄」。タイトルだけでは意味がわかりません。だけど、なんか気になっちゃう。気にしないようにしているのに、気になっちゃって読んじゃう。おぞましいのか?童貞がゾンビのように蠢く地獄があるの?もしかして童貞が苦しむ場所?
わからない。何が待っているというんだ「童貞地獄」。
童貞のまま死んだ
どうやら「童貞地獄」は童貞のまま死ぬと行くことになるらしいです。主人公・間田道貞も童貞のまま死亡し童貞地獄に来ることになります。
この主人公の名前、本当は“まだみちさだ”なんですけど、読み方を変えると“まだどうてい”になるんですね。もうちょっと親も考えて名前を付けてやってほしいですよ。俺が同級生だったら確実にいじり倒していますね。ヤンマガで連載していた「犬童貞夫」級にかわいそうな名前です。
さて、死んだ道貞を前に色々と教えてくれるお姉さんが出てくるわけですが、実は鬼です。この作品では基本的に“死んだ童貞”と“鬼の娘”しか出てきません。お姉さん曰く「夢だの妄想だの自分の責任が無い所じゃめっぽう強いくせに、いざ現実では傷つくのがイヤなので何もできない、それがお前ら童貞だ!」とのことです。つまり、人の魂として中途半端(通称、童貞魂)らしいです。
そのため、中途半端な魂を童貞地獄で鍛え直す・・・・とのこと。鍛え直す方法は簡単。
鬼娘で童貞魂捨てろ!
鬼娘のオニコちゃん
天国じゃねーか!!!!!
は?可愛い鬼娘たちと日常生活を暮らして、童貞っぽさを捨てろ?え、それっておセックスしたら終了なん?え、マジで?天国じゃないですかーやだー>□<
じゃあ鬼娘たちとセックスセックス〜・・・・・となるわけがありません。そもそもこれは月刊少年ライバルの作品なんですよ。そんなのは、ヤンマガが月刊ヤンマガあたりでやってください!!少年が読むべき雑誌、それが月刊少年ライバルです。たしかにまぁ、おセックスで即終了物語なのですが、主人公の道貞はヒロインのオニコと純愛物語をやるわけです。そのあたり童貞だよなぁ〜と言えばそこまでですが。は〜セックスセックス。
鬼娘のレベルアップの道具
もちろん、ただセックスするための地獄でも、おててつないで物語をやるための場所でもありません。ここは童貞地獄、鬼たちが童貞食って自分のランキングを上げる場所だったりもするわけです。
死した童貞たちは何歳で死亡しても17歳として童貞地獄に落とされ、同年齢の鬼娘たちと同じ学び舎、同じ宿舎で暮らします。その間、出世のためにあの手この手で襲ってくる鬼娘もいれば、セックス?って鬼娘もいます。もちろんオニコも後者の方。道貞と学校の行き帰りを共にし、道貞のためにお弁当を作ったりしてくれます。まぁ、これで落ちない童貞野郎はいないでしょう。ただし、一発でもやってしまったらオニコとおさらばする必要があるわけで。
童貞地獄では、鬼娘たちと健全なラブコメを楽しめるけど、一歩でも踏み込んだら(セックスしたら)終了。さよなら鬼娘たち、となるわけです。さぁ、皆さん(童貞)はどうしますか??
二次元は裏切らない
そのため、もちろんこういう人も出てきます。ちなみに、元有名なエロ漫画家さんだったそうです。そんなエロ漫画家さんたちを中心に「可愛い顔してやることやってんだろ?誰が鬼娘なんて信じるか!」一派たちは、童貞地獄のシステムを無視し、決して童貞を捨てようとしません。め、めんどくせぇ・・・・。
なお、エロエロ鬼娘たちもあの手この手で襲ってきたりするわけで。
あんなこといいな
本当に地獄なのだろうか?
童貞をさっさと捨てたい人以外にとっては、結構生殺しだなぁと思います。そういや、女性の場合ってどうなんでしょうね?処女地獄?もしかして処女天国?そんな物語もちょっと面白そうですよね。
童貞童貞と結構煽っちゃいましたが、結局のところ普通の純愛漫画になってます。設定がかなり面白い作品です。童貞っぽさ全開なのもとても良いですね。童貞も、童貞じゃない人も、色々と振り返るべき点が描かれているかと思いますんで、万人にも楽しめるかと。もちろん女性は童貞攻略法にでも読んでください。役立つかは不明ですが。
鬼娘たちの先生
あと個人的には、オニコたちの学校の先生が一番可愛いと思いました。即ハボです。この可愛さは読んでもらいたいですねぇ。
しかしまぁ、同時期に「童貞地獄」といい「Yの楽園」といい童貞を煽るとは講談社もなかなかやりますな。どちらも読んでもらいたい作品です。作者の小菊路よう先生は、現在違う作品をマガラボで連載していますんで、こちらの単行本化、もしくは新雑誌での連載等々楽しみです。女の子が可愛い漫画家さんは重要です(キリッ
あーあ、俺も鬼娘といやらしいことしたいなぁ。童貞地獄に落ちたいなぁ。え、どどどど童貞ちゃうわ!