感想

アフタヌーン四季賞
今回の四季賞もかなり良かったです。面白かった。

  • 魔女が飛んだり飛ばなかったり

四季大賞です。作者は太田モアレ先生。
以前、多分2回ほど前の四季賞で囚われクローンって漫画を描いた方です。
なんか絵を覚えてました。もちろん独特な話の作り方も印象に強かったので・・・。
ちなみに、13人いる魔女の中の1人であるナツオ様と少年浅野くんとのお話。
魔女といっても実は世界の危機を救ってくれる方々だったりします。結構、気まぐれですが・・・。
で、地球にやってくる彗星を壊すために魔女達の最後がやってきたりします。
魔女狩りでかなり弾圧されたにもかかわらず人類を助けるあたり、かなりシリアス。
この作者は多分、非日常を日常に溶け込ませるのが上手いんだと思います。
シリアスな展開なのにアホみたいなギャグ入れやがって。
あと、実は最後のオチのために浅野少年とナツオ様が戦うオセロでは必ずナツオ様が白側という芸の細かさ。
もういっそ連載持てばいいのに・・・。
それと99年なら永田はあのポーズをとっていたと思う。

  • おとめノート

四季賞1つめ。作者は永田ゆき先生。
アフタヌーンらしい作品です。何かあるようでやっぱり何も無いって感じです。
誰かの人生の中のほんの1ページだけ持ってきましたと言ったほうがいいかな。
あと、池上先生も書いていましたが、リズム感がいいです。
まぁ、相模原君は遠くを見るよりもう少し近くを見たほうがいいと思うよ。
というかカリフォルニアがどこかにも知らないって・・・・。
それと兄があれだけキレイになるなら、きっと吉田も素材はいい・・・・はず。

  • 日々うつろい

四季賞2つめ。作者は谷藤満先生。
こちらもアフタヌーンらしい作品。ちなみに上のおとめノートと同様に男女もの。
ただ一つ違うのは細かい描写ですね。ある意味アフタの中で対局的な2作品が四季賞となりました。
というか、こんな可愛い幼なじみがほしい、マジで。

  • 星のやうにさよなら

池上遼一特別賞。作者は志ろう先生です。
いつもいた人が急にいなくなった時、自分以外の人がその事実をどう捉えているのかって気になります。
ミツルに依存し続けていたショーへイが、ミツルがいなくなった時の捉え方がらしいと思いました。
読み切りな作品のはずなのに、そう思わせるんだからショーヘイの描き方が上手いんでしょうね。
とてもキレイな作品でした。
あと、宇喜田は空気嫁