マリア様が見てる 薔薇の花かんむり

マリア様がみてる 薔薇の花かんむり (コバルト文庫 こ 7-55)

ようやく読み終わりました。買ってから結構時間かかりましたね。

一応、ネタバレ注意ってことで。まぁ、皆さん読んでいるとは思いますが、とりあえず。

よーーーーーーーーーーーーーーーやく、祐巳の妹問題が解決しました。
長すぎです。何冊買ったかわからないくらいです。
毎回毎回、「次こそは妹になる」と読み続けてしまいました。
まぁ何はともあれ、この問題が解決してよかったです。祐巳の妹はもちろん瞳子。
最初に出てきたときは嫌いなキャラだったんですが、今では必要なキャラになりましたね。
本当にレイニーの時は嫌いでしたね。ドリルを真っ直ぐにしてやろうと何度思ったことか・・・。

それが今では「瞳子」「お姉さま」と呼び合う仲ですよ！？
読んでいてかなり不気味でしたよ。
そういえば、作中の心の中でも常に「瞳子」になっていましたね。これからも続くとしたら慣れないと・・・。

あと、瞳子が妹になったことを報告した時に乃梨子が号泣して、少し感動してしまいました。
よく考えると読者と同じかそれ以上に瞳子に待たされていた人ですから、感動もかなりのものだったでしょう。
ヨカッタヨカッタ。

さて、今回は３年生を送る会のお話。
最初に読んでいた頃は祐巳も志摩子も由乃も姉にくっついているだけ(志摩子は違うかも？)だったのに、
今ではふとしたことで運営として頭が動くほどに成長。
特に祐巳なんかは驚くほどです。立派になったねぇ・・・。

それに比べて瞳子や乃梨子は少ししっかりし過ぎていて面白みに欠けますな。
やはり１年生は３年生に弄られてナンボなんですが、ヘタレイと祥子さまじゃねぇ・・・。
それでも最後の出し物での２人はかなり可愛らしかったです。

可愛らしいといえば話がまた戻るわけですが、祐巳と瞳子の掛け合いがとてもニヤニヤさせられました。
本気でニヤニヤが止まらない。これが見たかったんだよ。
今まで読んでいたのって俺の妄想かパラレルワールドじゃないの？ってくらいニヤニヤ。
まさか祐巳と瞳子が一緒に登校とか素敵すぎる。

そういえば、今回の話の中でひとつ大きな疑問が残ります。
どうして祥子さまは勉強していたのか？
俺の勝手な予想ですが、祥子さまは運転免許を取っていたのでは？
スグルくんが呼ばれていたのも家庭教師としてだったり、
遊園地にノリノリなのも自分の車で―と考えれば自然な気がします。
しかし、スグルで本当にいいのか謎ですし、実技に行っていた描写がないだけに違うかも？
それでも、他大学って線も難しいしなぁ。

まぁ、次のお話はきっとこの遊園地でしょうから、それまで待ちます。

で、その先を考えるとやはり卒業式後を続けるのかどうかは気になりますね。
俺としては祥子の卒業式で一区切りをつけたほうがいいと思うんですが・・・・。
伏線は別作品としてスタートがいいと思われ。
あくまで俺の意見なので反論は受け付けません。

とりあえず、祐巳と瞳子がスールになっただけでも読んだ甲斐がありました。
あと蔦子さんがもう少し出てくればなぁ・・・。