日本男児オトメ化中!!
日本男児たるもの日々精進し、己を磨いていかなければなりません。
それは古来からの伝統でもあり、男は男らしく、女性は女性らしく生活してきました。
そんな若者がここにも一人。
名前は正宗飛鳥。名前からしてかっこいい!だって、日本男児ですから!
容姿端麗、成績優秀、柔道初段、空手二段で、なにより剣道では全国一の実力者です。だって、日本男児ですから!
その強さと凛々しさは圧倒的で、剣道部の後輩が「かっこいいよなぁー」と顔を赤らめて言うくらい強いです。
だって、日本d・・・日本男児は自分の貞操を守る時代になったのか?
日本危ねぇー!
男に狙われる(嘘)くらい容姿端麗な飛鳥くんはきっと日頃から男らしさを追求しているに違いありません。だって、日本男児ですから!
日本だn・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。
乙男(オトメン)だったか・・・・orz
・おとめん(乙男)
乙女的趣味・思考・特技を持つ男性。
乙女チック男子(メンズ)達。
○使用例乙男?ボコボコにしてやんよ ∧_∧ ( ・ω・)=つ≡つ (っ ≡つ=つ / ) ババババ ( / ̄∪
そう、彼はオトメンだったのです!!
このオトメンは増加しているらしく、表紙を見ればどれほど凄いか一目瞭然です。
美しい国・ニッポンのために・・・日本男児オトメ化中!!!
ものすごい煽り文ですよ。国政にまで関与しているんですからね・・・。
確かに今の総理大臣もオトメンっぽい。クマのぬいぐるみとかと一緒に寝てそうだしね!!
もしかすると、気付かないうちに周りにいるかもしれません。
.ィ/~~~' 、 、_/ /  ̄`ヽ} ,》@i(ノ_ハ从)) ||ヽ|| ⊿`ノ| ||<私が総理になっても || 〈iミ''介ミi〉|| この政策は続けていくつもりだ ≦ ノ,ノハヽ、≧ テ ` -tッァ-' テ
↑頼んだよ!!
このオトメンである飛鳥君はある事件をきっかけに、自らの乙女を押さえ込んでしまいます。
しかし、周りの友人たちや恋の力によって徐々に本来の自分を取り戻していくお話です。
ちなみに、その飛鳥くんの乙女を押さえ込むきっかけになった事件。
ずっと『女』になりたかったんだー!
こう言いながら自分の父が家を出て行きました。
これには母親もそうとうショックだったらしく、倒れてしまいました。
そこで母親から一言「男らしく生きて」と・・・。
元々少女チックだった飛鳥くんは、これを機に日本男児になろうと努力していきます。
しかし、あるきっかけで大切なものを思い出します。
それは「恋」です。
いつの時代も恋は偉大です。
で、その飛鳥くんがひとめぼれしたお相手がこちら。
嘘じゃありません。飛鳥くんはこの子のことが好きになってしまいます。
名前は都塚りょう。
日本男児を目指していた飛鳥くんが好きになるくらいですから、この子はきっと日本らしい女性だったはずです。
つまり、大和撫子というやつです。
そうそう。・・・・大和撫子の作る料理は焼き魚を詰めただけだったり、きゅうりを詰めただけの弁当。
そうそう。・・・・大和撫子の作るけぃきはいつでも「質実剛健」です。
・・・・あれ?
男らしい・・・。
実はこのりょうちゃんは見た目は女性、心は男だったのです。
なんて素晴らしい組み合わせなんでしょうか。
ちなみに、飛鳥くんは奥手でりょうちゃんは鈍感なため、そういったお付き合いまでには発展していませんが、親の了承は得ています。
お婿さんではなく、お嫁さんに来てもらえという言葉が絶妙に似合っています。
今になって、後輩の男共に飛鳥くんが狙われているのも納得できます。
この二人が幸せな家庭を築くことを祈っています。
ちなみに飛鳥くんが愛読している「らぶちっく」という漫画が作中に出てきます。
この漫画はいちいち飛鳥くんとりょうちゃんの関係に似た話になっており、ヒロインの名前もアスカという名前です。りょうちゃんが飛鳥くんに「守ってあげたくなる」と言えば、らぶちっくでもアスカちゃんが「守ってあげたくなる」と言われます。
まるで、誰かに見られているかのように・・・。
飛鳥くんとりょうちゃんには共通の友人がいます。
いい男こと橘充太。
え〜、こいつがらぶちっくの作者です。
橘くんは偶然見つけた二人を題材に漫画を描いています。
つまり、二人の進展が薄ければ漫画も進まないという状況になってしまいます。
それではいけない(自分の仕事が進まないから)と思い、橘くんは色々と仕掛けをしたりします。
まぁ、実際にはそう仕向けたわけではないんですが、結果的に猛牛と対決したりします。
ここの話で1巻が終了しているためどうやって漫画にするのか楽しみな状況になっています。
2巻あたりになれば橘くんの正体がばれたりするのかな〜と楽しみな状況ではありますが、飛鳥くんの恋の進展や他にもオトメンが出てきたりすれば面白いなぁとか思いつつ、なにより今後の日本の未来が楽しみな状況になってきました。
あっ、最後に一言。
- 作者: 菅野文
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: コミック
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