オトメン増殖中
- 作者: 菅野文
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/09/19
- メディア: コミック
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1巻のレビュはこちら→http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20070129/p2
2巻の感想はこちら→http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20070522/p2
命短し恋せよオトメン・・・・
剣道日本一で学業も優秀という文武両道な男の中の男・正宗飛鳥。
しかし、彼はオトメン(乙男)だったわけでして・・・。
オトメン(乙男)とは・・・
1乙女的趣味・考えを持つ若い男性
2料理・裁縫など家事全般に才を発揮する若い男性
3乙女な心を持ちつつ、男らしさを兼ね備えた若い男性
以上の条件を満たすの男性をオトメンと呼んでおり、これまで数々のオトメンっぷりを飛鳥は披露してきました。
そんな飛鳥にも好きな女性がいます。
名前は都塚りょう。とても可愛いんですが、かなり強いです。しかも飛鳥とは正反対で料理が壊滅的にアウト。
また、かなりの天然少女でして、飛鳥との全然進展しない関係が逆に面白いです。
元々は乙女なものが大好きだった飛鳥ですが、
父親がニューハーフになって出て行ってから母を悲しませないために男らしく生きようと決意します。
・・・。
まぁ、飛鳥に男らしさを求める方が無理か。
これはとある託児所での一幕。
りょうに頼まれて一緒に子供の世話をすることになったんですが、
最初は隠していたオトメンも最後にはバレれお母さんのように慕われます。
この話の最後なんて、この男の子はりょうをパパ、飛鳥をママと呼びます。
何かが間違っているような気がしますが、2人とも幸せそうなので何も言うことはありません。
で、この2人のラブラブ(?)な話をもとにして、
実は友人の橘充太くんが幸花ジュエルというペンネームで「らぶちっく」という漫画を描いています。
もちろんそのことは2人に秘密にしています。
また、この「らぶちっく」はもう8巻まで出ていることが判明しました。
飛鳥とりょうの話を使っているはずなのに、オトメンが3巻、らぶちっくが8巻と差が開いています。
きっと実話以外の何らかの話を入れていると思われますが、わりと本気でらぶちっくを読んでみたいです。
ちなみに、飛鳥の愛読書です。
何故友人を犠牲にしてまで橘が漫画を描いているかというと、
両親が急にいなくなり10人の妹達を養うためです。まぁ、妹達も手伝ってはいますが・・・。
せっかくなら12人の妹にすればよかったのにと思うのは俺だけでしょうか。
まぁ、どこぞのシス○リとは違って、橘の妹達はかなりわがままです。
ブランド物だ、本だ、食べ物だ、旅行だ・・・etcとおねだりしてきます。
こんな彼女たちを満足させるためには、面白い漫画を描いてお金を得るしかありませんよ。
そういうことを考えると、橘が飛鳥たちにネタを求めたのも分かります。
そんなわけで、橘は飛鳥の日常を追っています。
というか、むしろ自分の境遇を漫画にしたほうが売れるんじゃあ・・・。
さて、今回は新キャラが登場しました!!!!
多武峰一という難しい名前のキャラなのですが、
かなり剣道が強くあの飛鳥でもギリギリで勝てるかどうかというレベルです。
ある意味男らしさを追求する漫画なので、これはかなり楽しみで・・・・
・・・・。
こっ、こいつもか・・・っ!!
新キャラまでもがオトメンでした。
このままいくとこの漫画には止まらず、日本中がオトメンだらけになりそうです。
そうなって喜ぶのは橘妹たちくらいでしょうか。
きっと今後はこの多武峰くんも含めた上で、橘家の家計に貢献していくと思われます。
もっと言うとオトメンがいる限り橘家は常時潤っていそうですね。
皆さんもオトメンになって橘家を助けましょう。