2020年の漫画感想 週刊ヤングマガジン

2020年の週刊ヤングマガジンについて語ります。漫画ブログってそういうことでしょ?


〇始まった作品と終わった作品
始まった作品:奇生列島、ケンシロウによろしく、GOD OF DOG、こはるはる、錬金ブライカン、セブン☆スターJT、雨と君と、つむじまがり、永久バレット、オペ看、なんじゃが、たわわ

終わった作品:首を斬らねば、私の少年、契れないひと、皆殺しのアーサー、神さまの恋人、ちんぽがはいらない

※注意1:割と適当に調べてるので間違えてたらごめんね
※注意2:コミックDAYSが主戦場になった作品と短期集中は除いてます


〇全体的に
コミックDAYSにいった作品多くない?ヤンマガもコミックDAYSも好きだからあえて言いますけど、俺はヤンマガ作品はヤンマガで読みたいですし、コミックDAYS作品はコミックDAYSで読みたいです。


でも、40周年だったのは素直におめでとう。


たわわが来たのには驚きましたねー。存在は知ってましたがほとんど見たことなかったので、読んでて楽しいです。あと、本誌ではありませんが、何故か「カラミざかり」のリメイクをヤンマガWEBでやってます。
yanmaga.jp
意味わからんけど読むわ。元々の作品はなぜか読んだけど、あの終わり方を踏襲するのかだけが気になります。あと、御池慧先生ってのがいいよねw


閑話休題。始まった作品が多いのなんの。で、終わった作品と移動した作品も多い。この新陳代謝ヤンマガらしさかなとも思いつつ、もうちょい定着してくれんかな・・・・・?とは素で思います(真顔)。

個人的には「こはるはる!」がよいです。というか、作者の新井春巻先生が好きなんですよ。コミックDAYSで「魔法少女になれません。」をやってました。その昔の読み切り時代くらいから、結構ふざけた作風なんですけど、こはるは・・・・なんかエッチですよね。まさかここからカラミざかりのような展開になろうとは(ならない


〇個別に
「ギャルと恐竜」




いや、お前「ギャルと恐竜」好きなんかい!!とか思われてそう。でもですよ?ギャルと恐竜が嫌いなヤンマガ読者っているんでしょうかね?自分がギャルか恐竜だったら絶対にタイトルロゴ募集に参加してます、はい。

この作品に内容を求めるのもアレなんですが、とりあえず今年に関してはアニメ+実写ですよねー。アニメそんな悪くないな・・・・からの実写ってそういうこと?見栄晴蒼井翔太??高橋洋子????って流れが凄かったです。さらに、意味深な内容を見せつつ、ザコシが出たり、新コロナでストップしたり。今期になって再開しましたが・・・・どこへいくのだろう。

あと、ちっちゃい恐竜が可愛いと思います。山田派です。





「MFゴースト」




作品がというより作者コメントが今年は気になりました。・・・・しげの先生、よくわかりませんが元気出してくださいね。

そういや、政府が2030年を目途にガソリン車をやめるような話が出てましたね。MFゴーストの世界が身近になる?とか思いつつ、この作品をやるためには、あの高性能なドローンが必要だなと思います。

あと、「頭文字D」が復刻してます。今更買ってます。へへへ。やっぱ面白いなー。MFゴーストの豪華絢爛な車たちもいいですけど、街のオトコがかっちょえーと思う車が走るDもよいものです。
Dで思い出しましたが、MFゴーストで拓海が結婚してたことが発覚しましたね。あの子でよかった・・・。本当によかった。






「喧嘩稼業」




今年1冊出てたことに驚いた。






「サタノファニ」




不思議だなーと思ってます。真聖教団の教祖もビッグマラだもんなー。不思議、不思議。
今やってる真聖教団編がラストとは思えないんですけど、今以上の敵ってどうやって出すんだろうなというのが気になってます。来年以降も期待してます。全滅エンド・・・はないと思いますが、戦い続けるってのもなあ。日本だけじゃなくて、世界、宇宙といくのだろうか。

2020年の漫画感想 週刊少年マガジン

2020年の週刊少年マガジンについて語ります。漫画ブログってそういうものでしょ?


〇始まった作品と終わった作品
始まった作品:カッコウの許嫁、XEVEC、カノジョも彼女、トーキョーバベル、シャンフロ、魔女に捧げるトリック、獣の六番、カンギバンカ、恋か魔法かわからない!

終わった作品:巨竜戦記、線は僕を描く、XEVEC、トーキョーバベル、五等分の花嫁、七つの大罪川柳少女、ドメカノ、死神サイ殺ゲーム

※注意1:割と適当に調べてるので間違えてたらごめんね
※注意2:マガポケが主戦場になった作品と短期集中は除いてます


〇全体的に
挑戦的な作品と看板作品が一気に終わった一年でしたね。新コロナな日本じゃないですが、色々と難しい一年になったと思います。

とりあえず、五等分、大罪、川柳、ドメカノの穴は大きいです。まぁ、五等分はアニメが来年あるのでそちらも楽しみですが、終わった漫画のアニメを最後までやってくれるのか?ってのは割と疑問。あと、カラー単行本を買う層ってどこだろう。原作原理主義なので、カラーは邪道とか言って自分は買ってません。

大罪はすぐに帰ってくる雰囲気があるので、それが楽しみです。川柳は、五十嵐先生が別の雑誌?で頑張っているみたいなので、いつか戻ってきてもらえれば。ドメカノは・・・・流石先生がまた挑戦的な作品で戻ってくる気がしてなりません。やるなら恋愛ものだろうか・・・・?個人的には現代劇以外も見てみたいですが。

今年終わった作品で個人的に好きなのが「線は僕を描く」です。良い原作を適切に描ききった作品だったと思います。いや、原作読んだことないんですが。そう思わせた堀内先生の勝ちだったなと。
始まった作品でいえば、下にも書きますが「シャンフロ」がよいですねー。まだ1話目なので何とも言えませんが、「恋か魔法かわからない」もちょっと期待してます。好きな人と両想いになったのが、魔法の力だったらどうなるんでしょうね。というか、内山先生は別マガで世界と彼女を選べないラブコメのあとに、恋なのか魔法なのか分からないラブコメをやるんだな・・・・と。


〇個別に
「ランウェイで笑って」




週マガで今一番好きなのはランウェイですかねー。やっぱ才能ある人間が成功する漫画って好きなんですよ。服の漫画として、週マガでは「ファッションリーダー今井正太郎」以来の成功でしょうね(そうか?)

ようやく自分のブランド立ち上げまで来ました。ようやくここからでしょう。成功を祈るばかりです。

とりあえず言っておきたいのは、育人が千雪のために服を作ったのって最初の1回しかないんですよ。最近だと、育人がnoviceで作った服を千雪が着て大勝利してましたが、千雪のための服ではないです。CARACURIも千雪が引き立てて大勝利でしたが、千雪のためではない商品でした。

逆に、長谷川心と千雪が組んだ時、千雪のために考えた育人のテーマで心が服を作ったら大勝利だったわけですよ。片方が片方のためだけに何かするだけで大勝利なのに、育人が千雪のために作った服という最終兵器をこの作品はまだ残しています。そのあたり、来年とかに大爆発してほしいなーと思って読んでます。




「DAYS」




気づけば長期連載となっていた「DAYS」。一歩、生徒会役員、あひる、ダイヤの次になりました。ダイヤがActⅡと考えると、トップ4にいる感じですね。

長期で連載していますが、今が一番熱い。試合を重ねるごとに熱さMAXですよ。梁山戦を超えるのは無理だろうと思ってたら、サッカーをやめるやめないの話を絡めつつ桜木戦が激アツです。今の大会でさすがに終了かなーと思ってますが、どうなるんでしょうね。水樹のあとのつくしを見たいけど・・・。というか、アニメで続きやらないかなー。




「シャングリラフロンティア」




なろう作品が週マガに載る日がくるとはなー、とか思ってました。マガポケでも大量発生してますが、そちらは別の機会にでも書きます。とりあえず、シャンフロを選んだのはなかなかやるなと思ってます。

主人公がクソゲーマニアってのが面白いですよね。クソゲーで鍛えた腕前で難関をクリアしていきます。なんでもできるゲーム内だからこそ生きる腕前というのがなかなかよいです。思わずなろう版を読んじゃいました(笑)。現状でも盛り上がってますが、ぶっちゃけ今のところが助走だとは言っておきます。ここからが面白いんよ。もっと言えば、この先の内容を神がかって描ききれれば・・・・と思いますし、そうなってほしいと祈るばかりです。

こちら甲府市裏春日前案内所「匿名の彼女たち読切版」


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趣味・風俗の男

伝説が帰ってきた・・・・。

ヤンマガ誌上を賑わせた伝説の風俗漫画「匿名の彼女たち」。2017年に唐突の終了を迎え、約3年ぶりに帰ってきました。余談ですが、このブログも約3年ぶりですね。
今回の復活はヤンマガ40周年記念企画『我漫(ワガマン)』の一環です。この作品以外にも、懐かしい作家さんや漫画作品が毎週登場しているので要チェックです。






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やることはいつも一つ!

さて、読み切りで久しぶりの登場となった「匿名の彼女たち」ですが、オリンピック期間を描いています。オリンピックというキラキラした世の中であっても、サラリーマンのやることはいつも一つ!!・・・・という流れでした。
※今回の女の子は関西の女の子でした。


いや、オリンピック延期してますやん。


オリンピック延期が決まる前に描いたのでしょうか。それを修正することもなく読み切りが出たということでしょうか。まぁ、それもありか(楽観的)。
オリンピック延期からの自粛期間ー。『夜の街』が目の敵にされていた時期を考えると、風俗の灯を再びともす役割を担うと思えば良いタイミングだったかもしれません。


でも・・・・どうなんでしょうね。確かにキャバクラやホストクラブは、密室で大多数の人数が集まりますよ。一方、風俗って1対1じゃないですか。クラスタの発生率って低いような?いや、よく分からんけど。




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37歳の風俗叙情詩

主人公は山下貴大(37歳)。なんと37歳ですよ、37歳。
年齢がどうのというより、2017年の最終話では33歳だったんです。しかも最終話で4年間の海外転勤(エチオピア)に行ったんですよ。つまり、この読み切りは海外転勤後の話ということになります。・・・・エチオピアで何してたんだろうね。
toldo13.hatenablog.com



読者にしか分からないちょっとしたネタをいれてくるあたり心にくいですね。
しかも、4年後の話だったり、オリンピックの話だったり。



・・・・こち亀の日暮みたいなものか(違





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山梨県甲府市

読み切り版の舞台は亀有・・・・ではなく、山梨県甲府市
エチオピアから帰ってきて、郷田さんと一緒に泣き、主任という立場でもやることは変わりません。むしろ、いろんな地方に行って趣味に勤しめるのは独身おじさんの特権でしょう。というか、山梨にも風俗あるんだなあ。
地図で調べましたけど、甲府市にある裏春日という地域、警察署とか裁判所の裏にある真っ当な場所なんですね。こりゃあ安心だ(何が?
あと、裏春日の料金を調べてみました。大体60分で総額20,000円いくかいかないかってところですね。同じ講談社の漫画で、21,000円のお小遣いで悩む漫画があったりするので、お小遣い格差がすごいなと真面目に思います。結婚してない、子供がいない。そんな独身男性からすると、たった一回の風俗でこづかいバンザーイ!(特攻)ってなるわけです。


定額制夫のこづかい万歳は月に21,000円

悩むのは小遣いの使い方ではなくて、女の子の選び方くらいか・・・・。





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迷ったらウエストから選べ

とりあえず、やることはいつもと変わりません。訪れた色街の風俗店で抜くだけ。ほんとそんだけ。
この漫画でタメになると思うのは、色街のある地域を知れるのと、ウエストで選べという格言くらいでしょうか。冗談のようで、ウエストの細い子(60より下)を選んでおけば失敗しないという理論(山下ウエスト理論)は確度が高いです。60以上しか選べなかった時は天を仰いだものだなあ(涙)・・・・なーんて。

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風俗王に俺はなる!!!

また4年後にやってくるかもしれません。個人的にはヤンマガの日暮のようなポジションで出てきてほしいとか思ってます。その時は41歳になってるのか。うーん、41歳でも行ってそうだなあ。45歳でも49歳でも80歳くらいでも行っててほしいよ、ほんと。
とはいえ、ヤンマガ40周年記念企画だからなあ。4年間隔(オリンピック)と10年間隔(ヤンマガ記念)が次に重なるのって20年後かー。そんなの我慢(我漫)汁どころじゃねーな。ガハハハハ。







今回の読み切りでちょっと嬉しかったのは、作者の五十嵐先生の腕が全く鈍っていなかったこと。匿名の彼女たち2でもやってほしいんですけど、ご時世的に難しそうですよね(笑)。むしろよく読み切りできたな・・・と。岡村さんの件とかを含め、難しいかなと思ってましたわ。まぁ、やろうと思えば何でもやれるってことかな(そうか?
自粛期間中、有名な飛田や吉原の高級店&大型グループは軒並み自粛したそうです(川崎はわりと動いていたっぽい)。自粛期間が終わり、多少は風俗業も盛り返しているんでしょうかね?いや、山下みたいなオジサンが日本全国に溢れてるんだろうなあ(確信)。岐阜のほうでは女の子がコロナ感染して、お客さんへの呼びかけがあったというニュースも話題になってましたし、健康には気を付けて自由恋愛してください。いや、よく知らんけど。
話は戻りますが、匿名の彼女たち2は期待しています。最近の流行に合わせて、異世界に行った山下がやっぱり風俗に通うってのも面白いかもしれません。不定期でいいので、何かしらの作品は出してほしいと本気で思います。




さーて、GoTo山梨(裏春日)でもするかなー。





2020年となりました

2020年となりました。今年から改めて、ブログ「無駄話」をよろしくお願い致します。


えーっと、このブログですが、確か10年程度続けていたかと記憶しています。とはいえ、まともな更新が2017年の秋で終わっていたので、かなり久しぶりにブログを動かしていることになりますね。


新規の人のために改めて説明しておきます(そんな人いるのかね?)。このブログは、講談社の漫画を一年中読み続けている中の人が、感想だったりレビューだったりするブログで・・・・した。なお、インプット(読書量)だけでいえば、このブログの全盛期となんら変わらぬ量の漫画を読んでいます。それもこれも電子書籍のおかげとも言えますが。




で、色々と思うところもあり、漫画のことを語りたいなと思って復活させようかと思っています。
正直言えば、もう漫画ブログって流行っていないのですよ。こちらから紹介しなくても手軽に読める環境があり、SNSにいけば毎号面白かったよねと語り合える仲間もいる。漫画ブログを取り上げるニュースサイト(もう死語っぽいよね?)もいない。いくら面白おかしく漫画ブロガーが紹介しようとも、一読には敵わないですしね。いや~、漫画ブログにとって難しい時代になりましたな。とはいえ、それでもやってみようかなとは思ってます。



気が向く限り、リアルが忙しくなりすぎない限り、やりたいと思います。あとは、文章力的な方面のリハビリが必要ですねw







ちなみに、記事ストック的なものはないので、これから考えます。あと、進撃はやらない予定です。もう俺が触れる題材ではなくなりました。もう考察とかせずに、諌山神が創り出す物語を涙を流しながら最終回まで楽しむべきですよ(暴論)。
このブログの読者が増えるとはとても思っていませんが、まぁ、昔は読んでたって人がいれば、こんな話をしてほしいとか言ってもらえれば。なんとなーくやっていきます。





・・・・さて、漫画ブログってどうやるんだっけな。

2018年になりました

あけましておめでとうございます。


去年は色々とリアルでありまして、なーんにも更新できませんでした。←リアルで何もなくても更新していなかったように思いますが。
2015年までは月に何記事やれるかな?というブログだったのですが、2016年、2017年は1年に20記事程度しか書いてません。あってないようなブログになりましたね。



去年の話となりますが、4年近く続いた出向が終了し、それに伴って家の引っ越しとかしています。就職して今で4つめの職場となります。名古屋、札幌、出向先、そして今の職場。社会人10年目となりますが、転々としてるなあとしみじみとします。
他にも国家資格を取得できたり、人生初の通勤をしたり、ゴルフ行きまくったり。それなりに楽しくやってます。まぁ、その分、ブログ更新の比重が小さくなっていることは否めません。ただし、講談社の漫画は今でも読んでいますし、出勤中は電子書籍でマガジン等の雑誌を読んでいます。帰りは書店で単行本を買って読みながら帰宅という生活を楽しんでいます。


個人的にはもう漫画ブログって流行りませんわ。今年あたりブログを畳んでいても不思議ではありませんね。
どこかに漫画ブログをやるためのやる気が落ちていないでしょうか?



あとは結婚とかしてみたいですが、素敵な女性がいれば紹介お願いしまーす。あはははははは。






今年決まっている予定としては、劇団四季を見に行くのと、シンフォギアライブに行くくらいですかね。予定では転職しているはずですが。あとは自由にいきたい。

夢を叶える二人の出会い「ランウェイで笑って・第1巻」


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これは奇跡の物語

週刊少年マガジンの新風、「ランウェイで笑って」がかなり良いです。少年漫画でまさかの『ファッション』をテーマにした作品であり、週刊少年マガジンとしては「ファッションリーダー今井正太郎」以来となるはず。賛否あった気がしますが、今井正太郎は好きでしたよ(余談)。
ただまぁ、今井正太郎がファッションに悩む男の子を描いた一方、ランウェイは世界的ファッションモデルになりたい少女と、夢を追いかけはじめたデザイナーの少年の物語として描かれます。作品的に絶妙なバランスといいますか、作品としての『熱』を失わず、物語を成功させるための『奇跡』もありつつ。かなり面白いと思います。


ところで、作者の猪ノ谷言葉先生ですが、マガジンの新人賞で特選を受賞した「星に願いを」が去年の週マガ読み切りで掲載されていました。日本一の漫画ブログとして有名なヤマカムさんも、2016年に面白かった読み切りとして取り上げています。
yamakamu.net
なお、マガジン新人賞の特選はこれまでに4人しかいません。猪ノ谷先生はもちろんとして、現在別マガ連載中でテレビCMでもお馴染みの「将来的に死んでくれ」の長門知大先生。その17年前に(まさかの)島田英次郎先生。その前がコータローで有名な蛭田達也先生。特選の基準は分かりませんが、すげーなってのが個人的な意見です。







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夢が叶うとは限らない

モデル事務所の社長を父親に持つ藤戸千雪。当然自分もモデルになり、将来はパリコレに出たい!と夢見る高校三年生。しかし、その夢はかなり困難なものとなっています。無名だから?実力がないから?コネがないから?いやいや、そもそも身長が足りないって話らしいです。
そういえば、テレビで見るモデルさんってスラーっとして身長も高いですよね。調べたら最低でも170cm以上、世界のトップともなると180cm前後はあるみたいですね。それでいてヒールも履いているとなると、本当に背が高く見えますよね。まぁ、俺も182cmくらいありますが。←いらない情報



で、千雪は158cmです。



モデルの才能というものに身長があるのであれば、才能がないと分類されるものです。スタイルもいい、顔もいい。ただ身長が足りない。たったそれだけとも言えますが、それがないとどうにもならないという部分で千雪は夢を叶えられない状況となっています。





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ガール・ミーツ・ボーイ

そんな状況の中、学校の進路希望表でうだうだしていたクラスメイトの都村育人と出会います。デザイナーになりたい。でも、家庭事情で就職しなければ・・・・と悩む高校三年生。
おそらく片方ずつではお互いの夢には届かなかった可能性があります。しかし、二人が出会ったことで夢が繋がっていきます。第1話で語られたのは、この作品は千雪がトップモデルになるまでの道のりであり、育人がトップデザイナーとなるまでの道のりを描いたものだということ。現状はジリ貧ですけどねw
ただまぁ、どうやって二人の夢が繋がったかは試し読みをどうぞ。
www.shonenmagazine.com





千雪が一つ勘違いをしていたとすれば、パリコレモデルが着ていた服を着たからといって自分がモデルになれるわけではないということ。身長が低くても、そんな千雪に似合う服があればいいわけで。ただし、そんな服は当然千雪の周囲にはない。でも、千雪のための服を作ってくれる人がいたら・・・・・?






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主人公は君と僕

家庭事情に難あれど、デザイナーの学校に行く余裕がなかったとしても、なんやかんやあって期待の若手デザイナーの下で働くことになった第1巻。そこはとんでもないブラック企業状態でしたが、自分のデザイナーの夢を貫くのであれば良い場所かもしれません(多分)。
育人はデザイナーとなれるのか。今後が非常に楽しみです。千雪とどちらが困難かは分かりませんが、1巻の時点で遥か遠くって感じです。普通の人が通過するであろうデザイナーの学校を通らないことがどうなるやら。奇跡がないと厳しそう??

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東京コレクション

なお、話のスピードはそこそこ早く、1巻のうちに東京コレクションへと参加しています。当然、育人はお手伝いです。
ところで、東京コレクション東京ガールズコレクションは違うそうです。朝のめざましテレビなんかで取り上げられてそうなのが後者であり、前者は一般の人が入れないデザイナーの登竜門的なものだそうで。ここで魅せれなければ海外なんて無理めとも言われています。まぁ、その辺よく分かりませんが、大変だってのはよく分かります。あるよね、うんうん、あるある。←分かってない

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繋がる物語

そんな大切な東京コレクションなのに、いや、大切な場所だからこそトラブル発生。そして、代打モデルとしてやってきた千雪。自らの才能(身長)のなさを噛みしめている千雪の表情。対比として身長にあまりにも差がありすぎる後ろのメインモデル。こちらはもうやべーわって顔をしているのがちょっと絶望的ですね。さてさてどうなるやら。←知ってるけど








2巻は11月とのことですが待てませんね。期待度が高いというか、雑誌でも追いかけてますがかなり面白いです。話を読めば読むほど二人の道のりが困難であり、奇跡を何度も起こさないと無理だろうなあと思わされます。まぁ、その都度、奇跡があるのだからたまりません。
とはいえ、なんでもかんでも奇跡と言ってしまうのはよくなかったですね。彼らの努力と才能が開花する、彼らが困難な状況から成長する姿が楽しい作品とも言えます。マガジン新人賞特選が奇跡でも何でもなく、実力だったということを世に知らしめてやってほしいものです。アニメでも見たい。ドラマでも見たい。今年、かなりオススメの作品です。