陰陽トーナメントを思い出せ!「喧嘩商売」



コンビニ版終了

「喧嘩稼業」のスタート(実質「喧嘩商売」の続き)に合わせるかのように、喧嘩商売のコンビニコミックが出ていました。ちょうど半年前からの刊行となりますが、毎月2冊ずつ出ていました。単行本全部持ってるのに、律儀に全部買ってしまいましたよ、あはは。
そんなわけで、改めてこの作品おもしれーな!と言い切らせていただきたい。コンビニコミックで買ってる期間、ワクワクして読んでました(家に単行本はあるのに)。ただ、ぶっちゃけて言おう・・・・木多先生が戻ってくるとは微塵も思っていませんでしたよ。いや、極楽のクビになった方が戻ってくる確率よりは高いとは思ってましたが。


現在は「喧嘩稼業」とはなっていますが、その元々の話でもある「陰陽トーナメント」を再確認しておこうじゃありませんか。



最強の格闘技は何か?

主宰は田島彬。元々は進道塾出身ですが、総合格闘をやったり、ボクシングなんかをやったりしています。特にボクシングではヘビー級でチャンピオンになっています。この時の賞金を元手に「陰陽トーナメント」を開きます。






○第1試合:梶原修人(梶原柳剛流) 対 工藤優作(喧嘩師)




主人公・十兵衛を唯一倒した工藤が1回戦で登場。痛覚なしでパワーは圧倒的。捕まったら即終了です。対するは、十兵衛の師匠・文さんと因縁のある梶原。真剣ありきの流派ですが、無手もそこそこやれます。何より文さんへの恨みがすごすぎて怖い。
何気に梶原が富田流奥義“金剛”を使えるので、十兵衛にとっては「工藤対金剛」の良い例になるかも?いや、逆に十兵衛の隠し技であった金剛を先に使われてしまうことになるか・・・・。正直、工藤の負ける姿が予想できない。







○第2試合:石橋強(ボクシング) 対 佐川徳夫(日本拳法)




日本拳法の天才、佐川家次男の徳夫vsドMのボクサー石橋という対戦。・・・・と思わせつつ、現在「喧嘩稼業」では十兵衛が石橋を倒して試合に出ようとしています。こちらも見逃せません。
さて、佐川家は呪われているというか、おかしな人が多いというか・・・・。徳夫の能力はすさまじいものはありますが、亡き父がいまだに生きていると思って幻影と暮らしています。周囲から見れば独り言、徳夫からすれば父との会話。天才とは難しい生き物ですね。
あと、石橋は・・・・多分十兵衛に倒されるだろうから割愛。なお、うまーくいくと、2回戦で工藤、3回戦で師匠の文さんと当たる模様。








○第3試合:入江文学(富田流古流武術) 対 櫻井裕章(シラット)




記憶の無い男・櫻井。棒きれでライオンに勝った男です。その対戦相手が十兵衛の師匠・文さん。日本の古武術対東南アジアの武術となります・・・・けど、文さんが負ける姿が想像できないんですが。いい試合にはなりそうですけどね。櫻井は72時間しか記憶を保つことができませんし、積み重ねの記憶が残っている文さんが有利になったりしないかな〜とか思ってます。







○第4試合:川口夢斗(キックボクシング) 対 金隆山康隆(相撲)




楽しみな試合の一つ。超超超重量級のキックボクサー川口と完全無敗の最強横綱金隆山が対決。川口のミドルキックで普通の人は骨が折れるらしいですが、金隆山は折れないと思われます。なお、金隆山は相撲協会の協力を得て出場しています。このあたりは漫画的にも見どころでしょう。
ところで、相撲という技術がどこまで通用するのかが気になります。ぶつかり合うことが前提の相撲に対し、ある程度距離をとって攻撃するキックボクシングですからね。名声的には圧倒的に金隆山なのですが・・・・。文さんが勝ったらこの二人のどちらかと対戦するのか!!それはそれで面白い。






○第5試合:上杉均(進道塾) 対 芝原剛盛(合気道)




まさに最強対最強といったところでしょうか。進道塾関連の人間は多数いますが、唯一進道塾の看板を背負った喧嘩王・上杉均が出てきます。進道塾では山本陸を除いて一番強い&煉獄解禁状態です。それに対し、真球ですら転がすと言い切る合気道の、まさに達人・芝原剛盛。どちらが勝ってもおかしくない・・・・んですけど、芝原の主治医が後藤くんなんですよね〜。後藤くんは・・・・金田保の元友人でわるーいお薬を準備した人物。あやしすぎるぜ!!






○第6試合:関修一郎(柔道) 対 佐川睦夫(軍隊格闘)




国民栄誉賞を受賞した柔道家・関と徳夫の兄でもある佐川睦夫が対戦。関はこの作品に出てくる柔道家で最も強い人物です。金田すら瞬殺です。それに対し、頭のネジが5本くらい吹っ飛んでる睦夫がちょっと怖い。軍隊格闘と言えば聞こえはいいですが、血が出てナンボの戦い方ですからね。憎い父親を仕立てあげるという謎の行動もクレイジーすぎて面白い。
柔道という技が格闘技でどこまで生きるのか。表の技と裏の技の対決。ちょっと予想の付かない試合の一つです。







○第7試合:反町隆弘(総合格闘) 対 三代川祐介(召琳寺拳法)




空気の読めない男・反町。プロの厳しさを教えてやると言われた相手に、世間の厳しさを教えた逸話は面白すぎます。プロレス出身の総合格闘家で、第8戦のカブトとも因縁があります。で、その相手が多重人格者の三代川祐介。別人格が出ると強いんですが、まだ2つ目しか出ていないというのが気になります。思わせぶりだけなら超一流です。
逸話だけ見ると、反町の方がと思うのですが。三代川のお爺ちゃんパワーも捨てがたい。というか、この作品は父親や祖父が死ぬことで病む人多すぎるね。





○第8試合:里見賢治(中国拳法玉拳) 対 カブト(プロレス)




天才対天才。どちらも華がありますよね。不完全とはいえ煉獄を一度破った里見、愛する人のために鬼となったカブト。個人的にはカブトを応援していますが・・・・。ずっと実戦から離れているのが気になります。反町対カブトとか見てみたいー!!




個人個人の想いもあり、もっと見てみたい試合とかもあります。ただ、絶対にどの試合も面白いことは間違いないです。だから最後まで描ききってほしいよね。
絵柄が変わりすぎていまだに慣れないけど。







昔、似たような記事を書きました・・・・3年前だけど。