強くてニューゲームな予感「チェインクロニクルクリムゾン・第1巻」この帯がすごい2014推薦作品



緑川光さん推薦!!!

・・・・って、緑川光さんが原作ゲームで声優をやっているんですね。かなり帯すごいな。
チェインクロニクルという携帯ゲームがありまして、そのコミカライズ作品であるチェインクロニクルクリムゾン」別冊少年マガジンで連載中です。通称『CC』。漫画版である「チェインクロニクルクリムゾン」だと『CCC』といったところでしょうか。俺の時代だとCC=カードキャプター、CCS=カードキャプターさくらなのですが(どうでもいい
あとは「チェンクロ」という呼び方もあるようです。こちらの方が定着しているようなので、以下チェンクロと呼びます。で、そんなチェンクロをコミカライズしているのが、「ディアボロのスープ」を連載していた我らが岡崎純平先生だというじゃないですか。個人的なことを言わせてもらうと、別マガがしょっちゅうやってるゲームとのコラボですが、かなり相性悪いと思っています。そもそもゲームやってる人が“漫画も読もう!”となる確率が低いこと、漫画を読んで“ゲームやろう!”という確率も低いことがあります。
ただ、今回は携帯ゲームなので手が出しやすいですし、何より作品の中でキャラを動かすことが上手い岡崎先生ならいけるかも!?という期待を持っています。現状、1巻のみではありますが、かなり良いと思います。


英雄(予定)見参!!

もちろん漫画版も読んだ後、ゲームの公式HPなどを見て勉強しました。まだゲームはやってませんけどね〜(←シンデレライレブンで手一杯の人)。
で、どうやらゲームと漫画版は同じ世界観らしく、最果ての大陸ユグドという場所を舞台にしているようです。平和な大陸でしたが、黒の軍勢と呼ばれる異形の敵が出現し一度は滅亡しかけます。そこから主人公も参加することになる残りの軍勢(ギルドと言ったほうがいい?)が反抗するという物語。



ただ、残念なことに主人子のキャスがとても子供(精神的に)なんですよねぇ。
なぜ戦うかという心を明確に持たず、ただ英雄になりたいと叫ぶだけの子供。もちろん実力はありんですけど、どうにも心が伴っていないというか・・・・。ただ、1巻の中で多くの試練に直面し成長していきます。そのあたりは作品的に魅力となる部分です・・・・が、2巻以降で物語も動きますし、1巻は主人公が覚悟を決めるまでを描いているのかな?と思ったり。あと、世界観も十分に理解できるので、チェンクロ入門書になる・・・・んですか?うーん、ゲームをやってみた方がやはり面白いのかなぁ。



少女からの感謝

例えばとある少女から感謝される場面。少女は少女なりの戦い、抗いをしていたのですが、キャスは理解していなかったんですよ。最終的にはそんな少女の想いも背負ってた戦い、感謝されたりもしています。ちょうど1話目(http://www.shonenmagazine.com/bmaga/chainchronicle ←で読めます)でのお話ですが、初めて“何かのために”戦ったキャスが見れます。なお、キャスは魔導師なのにわりと物理的な接近戦をしているのがちょっと面白いです。そっちの方が絵的にも面白いのでいいですが、キャス的にはいいのかなぁ・・・・。




ちゃんと仕事しようぜ

例えば一緒に仕事をした仲間から。一緒に仕事の依頼を受けたものの、“余裕”とかましていたキャス。残念ながら調子をこいて痛い目を見ています。で、そんなキャスに対して叱ってくれる仲間がいたり・・・・。まぁ、キャスの目指す英雄とやらに一歩近付いた場面と言えるでしょうか。諭せる大人がいることはいいことですよね。でも、“ちゃんと仕事しろ”って重い言葉だなぁ・・・・。あはははは。








最強剣士テレサ

例えばおっぱい仲間を売ってしまったお話とか。先に付け足しておきますが、作中のキャラはどうやらゲームにも出てくるっぽいです。↑の激烈美少女テレサもゲームで出てきてるらしいですよ。そんなテレサですが、キャスによって殺人事件の犯人として捕まえられます。・・・・・っていうか、キャスなにしてんの???
どうやって解決したか等々は是非是非読んでもらいたいな〜と思いますよ。少し言っておきたいのは、テレサというキャラは以下の様な特徴を持っているそうで・・・・

天性の剣の才を持ち、10代にして剣聖の称号を得た剣士の娘。だがその才能と引きかえに、抗えない殺人衝動を持っており、ひとたび衝動が起きると、誰かを斬らずにはいられない。普段の人となりは、非常に気さくで魅力的な少女そのもので、また衝動が起きたときも狂ったようには見えず、自然な表情と所作ですべてを切り裂く。

殺人事件の犯人として疑われますが、元々はこういったキャラであることが設定にあるわけです。ゲームをしている人からすればな〜るほどなんでしょう。ただ、何も知らずに読んでいると気付かないどころか、実は岡崎先生の手でより魅力的なキャラに仕立てあげられていることも知らない、岡崎先生の努力を知らぬ間に享受しているわけですよ。





おっぱいがいっぱい

あと、岡崎先生最大の功績はなんといっても女の子のおっぱいでしょう。



あ、ちょっとすみません。





ふう。





すみません。落ち着きました←
さて、1巻のラストでは、チェンクロにとって重要な人物が登場しています。





公式HPで重要キャラとして紹介されているフィーナが1巻の最後のほうで登場。物語の中心となる書物・クロニクルを有した記憶喪失な少女となっています。彼女をめぐる物語は2巻以降となりますが、キャスたちがどんな活躍をするのか楽しみです。
少し補足すると、キャスについては漫画版オリジナルだそうです。ただ、1巻の初版限定?のコードで、ゲームでもキャスを使えるらしいです(声優は浪川大輔さん)。これは買うっきゃない!!




ディアボロの頃から岡崎先生が好きですけど、なかなか良い作品になっていますし、岡崎先生オリジナルだと言われても違和感がないくらいに相性の良い作品になっているな〜と思います。冒険もしていますし、主人公キャスの成長もある。どうしてもゲームと組んだコミカライズは短命なイメージが別マガにあるんですけど、是非是非岡崎先生にはそんな俺の思い込みを払拭してほしいと思ってます。
ディアボロからさらに成長した岡崎先生が見れる。これはいわゆる“強くてニューゲーム”な作品になると期待してます。オススメ〜。