可愛い大泥棒とのエロエロ珍道中「かぐやと宇宙の秘密・第１巻」
このッ・・・泥棒！！！
いきなりですが、泥棒作品というと何があるでしょう？やはりルパン的なものが真っ先に挙げられるでしょうか。個人的には思い出深い「王ドロボウJING」とかいいですねぇ。キャッツ・・・アイ？まじっく・・・快斗？ジャン・・・ヌ？うーん、分かりませんなぁ（会社的な問題）。せいぜいセイントテールで精一杯です（←
さて、月刊少年ライバルでも「かぐやと宇宙の秘密」という泥棒作品が連載されています。作者は川西ノブヒロ先生。わりと年齢設定が低めの雑誌であるため全体的にも可愛らしい絵柄が多いんですけど、その中でもひときわ目を引く絵柄をしている同作品。ライバルが狙っている層ドンピシャ向けな作品でありつつ、時たま見せるエロスがおっさんホイホイしてくれてて嬉しい作品でもあります。
２人と１匹の大泥棒？？
天才発明少女で主人公のかぐや姫。そして仲間のジロキチ（下ネタ担当）。かぐや最初の発明品の隊長（ウサギ型ロボ）。そんな彼らが宇宙狭しと宝物を盗みに行く物語です。とにかく、困ったときのかぐやの発明品がキラリと光りますね。ヤッターマンを彷彿とさせる（←そうか？）ビックリドッキリメカを１話につき必ず１度は登場させてます。なお、下ネタ担当のジロキチはただの変態ですが、自らを“ねずみ小僧”と称するだけあってそこそこの泥棒らしいです。
この機関車・・・見たことあるね
かぐやたちはお宝があれば色んな場所へと出没します。例えば、まだ彼らが宇宙的移動手段を持ち合わせなかった時に、とあるスペースステーションで“宇宙の移動手段”に関する盗みを働いています。まるで某銀河鉄道にでも出てきそうな駅での盗みとなりますが・・・というか、その鉄道自体が朝の番組に出てきそうな？
そもそもこの“顔つき鉄道”は「スートマ星人」と呼ばれる生命体です。まぁ、宇宙ですからね。何がいるか分かりませんしね。まるでトーマスみたいなのがいても何ら不思議はありませ・・・あっ、言っちゃった（汗）。一部のスートマ星人の中には変形性能を持つそうな・・・。おいおい、マイトガインみたいなことまでできるのか？いや、ヒカリアンの可能性も捨てきれない・・・？で、そんな彼らのお宝を盗んでいきます。
通常、この世界の宇宙的移動方法として、彼らスートマ星人は欠かせない存在です・・・が、ここでの盗みは宇宙船という名の空飛ぶ亀。ワープも可能な宇宙船的亀を使えば、どこへでも行けます。もちろん盗みは成功。そこからかぐや達の大泥棒奇譚が始まっていきます。
素敵な宝物が・・・
かぐやが盗みを働く理由。それは彼女のお父さんにあるようです。かぐやの父が残したノートに記された宇宙の秘宝、宇宙の秘密。それらを見つけ出したいがためにジロキチをお供に泥棒稼業を働いています。宇宙の秘密を自分“も”探しに行く・・・ということが、かぐやの口から語られています。ということは、かぐや父も同じ目的を持っていたことになります。いや、父親が残したノートがある時点で、ある程度の秘密をかぐや父は見たのかもしれません。もっと言えば、かぐやの目的は宇宙の秘密を見つけることであり・・・父親を探すことなのかも？かぐやが訪れる場所場所でかぐや父の足跡が見えるのが何かともどかしいです。
ケタッハ星人が育てる野菜たち
１巻では３つの宝物に挑んでいます。１つは先述した宇宙船的な“亀”。もう１つは太陽が入り込んだ宇宙一の“レコード”。そして、ドーピングコンソメスープ・・・じゃなくて、マジック・ドープ・スープと呼ばれる最高の食材とレシピで作られる“スープ”。レコード編も面白かったんですけど、１巻は何よりもスープ編ですよ！
２０センチ台の大きさしかないケタッハ星人が作る野菜たち。この野菜たちがめちゃくちゃ可愛い！このままヌイグルミにしたら？と言いたくなるデフォルメさがたまりません。野菜たちはケタッハ星人によって育てられてますが、彼ら（野菜）自身も意思を持ち、言葉を話します。徹底的に栄養を管理された野菜たちはいつも仲良く暮らしてます。まぁ、グレムリンのような大暴走を繰り広げますがｗｗ そのあたりはお約束ですね〜。
ケタッハ星人の入浴
ふぅ・・・。
ケタッハ星人を救ったエロ本
ふぅ・・・。（2回目）
エロい（断言）。
可愛いことをやってくれるじゃありませんか（笑顔）。宇宙のお宝、宇宙の秘密はここにあった！！俺たちのワン○ースはここにあったんだ！！というわけで、ケタッハ星人編最高だした。
ジロキチのウ○コが栄養満点過ぎて、元気になった野菜たち。ケタッハ星人を拉致してあんなことやこんなことを繰り広げます。ムフフ・・・。最後はジロキチ秘蔵のエロ本がさく裂してケタッハ星人を救出・・・って、これ説明しようがねーなｗｗｗ とりあえず、エロスは偉大だということです（違
実にキャラクターが可愛い作品です。川西先生独特の作画がなせる技でしょう。単なる子供向けか？と思いきや・・・、実は細かい設定に拘っているのがとても好きです。盗みの単話作品かと思いきや、実はそこら中に種まきをしているのが好印象。特にジロキチ関連には注目かな〜と思ってます。ほら、変態は世界を救うって言いますしね（言わない）。
さて、この作品の最終目標が気になるところでもあります。宇宙のお宝を集めていって最後はどうなるのか？もしくは最大の目的があるのか？途中書きましたが、やはりかぐや父との関連性が重要な気もします。まだ収録されてませんが、かぐやとジロキチの関係性も面白いところかな〜と思うわけで。ライバルの中で、読んでて“楽しい”と思える作品の１つだと思います。オススメ〜。
そういや、スートマ星人は子供を作れるらしいんだけど、どうやって子作りするんだ・・・？（←作中一番の謎です
