スポーツ漫画は青春を思い出させる「コラソン&砂の栄冠」

週刊少年マガジンが創刊50周年記念に青春少年マガジン1978〜1983という漫画を出したのは記憶に新しいです。小林まこと先生が自らの歴史を振り返った名作中の名作でした。読みながら泣いたのを思い出します。ぶっちゃけこの作品が連載していた時期の週マガは俺の中でもプチ暗黒期であり、青春少年マガジンは数少ないオアシスだったことを記憶しています。

さて、”マガジン”の名を冠する雑誌ということで週刊ヤングマガジンも忘れてはいけません。そんなヤンマガが、週マガの後を追うように30周年記念漫画を出しました。




ヤンマガの読者層がどのあたりかは分かりかねますが、早くは中学生、高校生から読み始める人が多いのではないかと思っています。これぞまさに青春時代。少年から大人になる過渡期に読まれる雑誌なのではと都合のいい想像をしてみたり。ただ、創刊30周年なのはいいのですが、まだ27歳の身にとっては何と言っていいやら・・・。まぁ実際のところ、高校くらいから読み始めてます。
青春ヤンマガでは過去に連載していた漫画家さんの思い出漫画が収録されています。また、そのほとんどがHP上で読めるようになっています。ただ、コラボ漫画が読めるのは青春ヤンマガだけです!!


アゴなしゲンとみなみけコラボ漫画

まさかまさかのコラボをしてくれました。どこの誰がこのコラボを考えたんだと問いただしたい。そしてありがとうと言いたい。こういったお祭り企画は滅多に見れないだけに、読んでおいて損はないですよ。


ちょっと自分の思い出になりますが、2000年に入る前頃からの読者です。ただ、その時から全部読んでいたわけではないです。あまり深く話をするとボロが出そうなのでやめておきますが、何をきっかけにして読んだのかが思い出せません。不思議だ・・・。まぁ、そんな人でもヤンマガ年表が載っている青春ヤンマガがあれば大丈夫!!(←?



ちなみに高校時代はサッカーに青春してました。サッカーやってれば勝ち組!!・・・とはならず今に至りますが。ヤンマガでサッカーといえばそれほど多くない・・・というか記憶にないんですが、現在連載中の「コラソン」はとても面白いサッカー漫画です。




GKが活躍する試合はいいものではないと言われていますが、そんなことはお構いなしにGKは楽しんでることが多いと思います。滅多にスポットライトが当たらないだけに、俺が試合を作っちゃってるよ!?と興奮し気味です。そりゃ日本の某GKだってドヤ顔しますよ。
名前(トルド)から分かるかと思いますが、元GKやっていました。そんなわけで、漫画の中でもGKが活躍すると嬉しくなります。コラソン4巻ではオーストラリアとの試合の真っ最中ですが、第2GKの赤城が途中出場ながら大活躍してます。PKを止めた後の盛り上がりはハンパないですよね。チームの士気も上がり、さらに自分のテンションMAXです。うおおってなる。うおおおって。そこらへんはFWが点を取った後の感覚に似ているのかもしれません(←点を決めたことないから分かりません><
さて、そんなコラソンの主人公はFWです。暴れん坊FWの戌井。実力は申し分ないんですが、態度が非常に悪くてチームメイトや協会、メディアからブーイングの嵐。ただ、FWとして点を取ってきてくれるため、誰も文句は言えません。



まーとにかく熱い。この漫画は熱い。どのサッカー漫画とも違う熱さがあります。架空の物語ではなく、実際のサッカーの熱狂に近いものを感じさせてくれます。そしてただの夢物語としてではなく、”こうあってほしい”と思えるサッカーを見せてくれます。それもこれもサッカー大好き塀内先生のなせる業かと・・・。
こんなFWがいればなぁ(遠い目)。



とりあえず、この漫画のサッカー協会とサポとサブメンバーとメディアはクソです。(←ほとんどだねw)



・・・何かの私怨でしょうか。ちなみに、コラソンキャラを超えるクソキャラがヤンマガ作品にいます。誰だか分かりますか???
















ガーソだよ(笑)

「砂の栄冠」で主人公のいるチームの監督・曽我部ことガーソがとんでもなくクソです。割と名監督風に振舞うくせに実はダメダメ。プライドだけ高く能力低く。責任を取らないあたり、ホントどうしようもないです。・・・と思っていたら、主人公のチームメイトやOB会も残念な感じなのでどうしようもありません。


この漫画々は1000万円で甲子園に行くという前提が興味を引かせます。しかし、実はそれ以上に、主人公がダメチームをどうやって甲子園まで導くか・・・が面白いんですよね。もちろんお金の話はあるんですが、それすらも重要なものではなくなってきました。



ブラックかあさん

1000万円で困ったことといえば母親にばれそうになったことでしょうか。主人公の家族関係も微妙な空気感が出てきましたが、母親が何かを察したようですw


そんなこともありつつ、主人公は甲子園を目指します。ぶっちゃけ自分の周りが全員足を引っ張っています。しかし、それでも甲子園に行けそうな雰囲気を醸し出しています。それもこれも主人公の能力の高さが光っているからこそ。プロのスカウトが惚れこむ才能。甲子園オタクが味方に付いてくれる幸運。そして、主人公自身の頭の良さ。そんな要素が甲子園へと導き・・・そう??
なお、甲子園へは21世紀枠から行こうとしています。狙って行けるものなのか??という気もしますが、そこは三田先生独特の説得力が力強く後押し。高校球児もこうやって甲子園に行けばいいよ(←?
それにしても主人公は大変ですね。ハンカチ王子なんて目じゃないくらいに良い子をやっています。先生にも仲間にも決して悪い顔を見せずに引っ張っています。逆に、これだけの才能を前年に活かしきれなかったガーソはどれだけクソなんだ・・・。



最近は主人公が倒れないかだけが心配です。もちろん身体的にも精神的にも・・・。

































えーっと・・・ご自愛ください