ガーソご乱心の巻「砂の栄冠」

甲子園が始まりまってます。東北地方の高校の皆さんには是非頑張ってほしいですね。まぁ、こういう全国大会の場合、どうしても地元を応援してしまいます。これまで住んできた石川、新潟、愛知、そして今の北海道の高校には常に注目していますよ。*1
最近だと週マガのダイヤのAが熱いですね。あと、あまり注目されていませんが、月刊少年ライバルで連載中の「弟キャッチャー俺ピッチャーで!」もすこぶる良い作品です。ちびっ子の兄貴、ヤンキーの弟という不思議なコンビ・投間兄弟が目指す甲子園物語。最新11巻では、前年度の敗戦を糧に頑張ってきたチームの成長と、そして新しい大会の開幕が描かれています。ライバルという雑誌の中に、弟俺のような正統派野球漫画があるのってすごくいい。




読む機会があれば是非ー。



そして、今年一番注目の高校野球漫画といえば「砂の栄冠」です。面白い。変な漫画だけど、すんごく面白い。



東横に勝とう!

伝統ある樫野高校のエースピッチャー・七嶋がチームを甲子園へと導く物語。伝統あると言えば聞こえはいいですが、ただただ歴史が古い学校というだけで決して強豪ではありません。むしろ穴だらけのダメダメチーム。そんな樫野高校がセンバツで甲子園に行けるかもしれないところまで引っ張ったのは、我らが大エース七嶋のおかげ。キャプテンでエースで4番。樫野高校は七嶋だけが頼りです。
センバツで選ばれるためには、守備を良くしなければならないこと、そして次の対戦相手でもある東横高校に勝たなければいけません。センバツという舞台は少し特殊なので説明は省略しますが、とにかくエラーは禁止、ボロ負けも禁止です。それなのに最強チームと名高い東横が対戦相手。正直言って幕下が横綱に挑むようなものです。勝つためにはやはり七嶋の一点突破しかありません・・・。


東横戦までは一人で頑張ってやろうという七嶋の気持ちが強かったですが、今度の相手は全員で立ち向かわないとかないません。そのための障害といえば・・・そう、ガーソです。



左:樫野高校のクソ監督・ガーソ
右:東横高校の名監督・大渡さん

ガーソがクソだというのは前々から分かっていましたが、東横戦では何と名監督と名高い大渡さんに挑むつもりでいます。ノックが下手、采配下手、手柄は自分のものにするというクソ監督が大渡監督と勝負??ありえない・・・、絶対にありえない。むしろ名前を出すだけでも失礼ですよ。




七嶋はいい選手だ

名監督の大渡さんの参謀としてついている米倉さんの弁ですが、七嶋は本当にいい選手らしいです。才能だけで言えば東横のエースピッチャーを超える逸材。これについては大渡監督も同意しており、こうやって相手の力量を認められるのもいいチームの証拠だと思います。一方のガーソは自チームの能力すら把握できていないという・・・。大渡さんでも米倉さんでもいいので、樫野高校入ってくれればいいのに。

ただ、七嶋のワンマンチームであることは東横も十分理解しているようです。名伯楽対イチ選手。一人で戦うには分が悪すぎる相手です。色々と頭脳戦が作中に見られますが、全て七嶋が後手に回っています。しかし、しかし・・・そんな中で成長する樫野高校。



ゴンさん「七嶋のスライダーを意地でも取る!!」

相手にサインが見破られ、全てを捕手のゴンに任せる七嶋。ストレートで押し切れない場面が続き、ゴンさんが今まで取れなかった低めのスライダーを要求します。ゴンの補球能力に困っていた七嶋も、投げざるを得ない状況で・・・。
正直、5巻中での名場面のひとつですね。スライダーを取ったことで、チームに勢いを与えました。そして七嶋もゴンを信頼するようになり、本当の樫野バッテリーが生まれました。


もう一度言います。ゴンさんは成長した。急激に成長したのです。






しかし・・・




そんな絶好調のチームに不穏な流れをもたらす男が一人・・・。





そう・・・ガーソです。



こともあろうに守備の要として成長したゴンさんを・・・交代させました。いやいやいや、何を見てるの?ゴンさんの配球が東横に通じてますよ?七嶋とバツグンのバッテリーになってますよ?



大渡監督がかっこいいのでマネてみました

遊びじゃねーんだよ(#^ω^)ビキビキ
だめだ、コイツ早くなんとかしないと(AA略)。樫野高校最大の弱みがガーソということで決定でよいです。とりあえずやってみましたって、どっかの総理じゃないんだからさ・・・。頼むから足を引っ張らないでおくれ。


学校もダメダメ、OBも口だけ、そして監督が本気でクソ。チームが成長したという点で以前からマシになってきていますが、七嶋裕之くんの憂鬱はまだまだ終わりそうにありません。頑張れ七嶋、負けるな七嶋。野球以外の部分を特に頑張れ。甲子園への近道は・・・ガーソをクビにすることだ!!



*1:文章は8月前半に書いたやつです。