感想

月マガGREAT

Q.E.D.証明終了(28) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(28) (講談社コミックス月刊マガジン)

ついにQ.E.D.C.M.B.のコラボが実現。
ロケットマン時代から何かコラボがあればいいなぁ〜と思っていた人間としてはかなり楽しめました。


まずはコラボのお話から。
燈馬が昔の知り合いであるトマスに呼ばれてカイロまで。
どうして可奈まで付いてきているんだろう・・・ってまぁ、これはお約束か。
今までは保護者みたいなイメージだったけど、ここ最近の遠出はほぼデートだね〜。


で、トマスに呼ばれた理由は発掘調査。
トマスが見つけたものらしいのですが、ケガのため燈馬に依頼が・・・。
まぁ、実際はその遺跡についてはトマスとそのトマスと組んだ編集者の嘘だったわけで。
ただし、嘘と言い切るにはもったいない物語だったかもしれませんね。いい夫だな〜。


遺跡調査では一般人の墓には似つかわしくない首飾りがあったことが事の発端。
ただ、燈馬も理系の人間ですから遺跡調査のような文系ものには強くもなかったみたいです。
そのため、偶然にもエジプトにいたC.M.B.キャラの森羅たちと合流。
その首飾りの鑑定をしてもらいました。
主人公の燈馬はMIT卒の天才。妹は何ヶ国語も話せて、親は遺跡の修復屋さん。
イトコはイトコで大英博物館お抱え。


・・・何という家系だ。


あと、月マガでやっているC.M.B.の一ヶ月前にこの話がされたこともあり、
可奈がどうして疲れているのか分かりませんでしたが続きはC.M.B.のほうで・・・。


トマスに対して言った「研究者なら生涯に一度の発見をしたら死んでもその場を離れない」という一言が心に残りました。研究に必要なことって「意地でもしがみつく」姿勢なんですが、確かに簡単に手を離したトマスを見て燈馬がおかしいと思わないわけがなかったですね。


とりあえず、ハンバーグには気をつけよう。



さて、もう一つコラボ以外のお話も収録されていました。
タイトルが「人間花火」とかなり物騒なものだったんですが、読んでみて金田一耕助シリーズっぽいと思ってみたり。
この漫画は起承転結の中で起と結がよく同じものになっています。この話も例にもれませんでしたね。
「闇を殺すには名前をあたえればよい」
この一言が全てでした。
自分の限界を感じ闇にのまれていった五色親子。
死と闇というものが美しさを与えるという考えを全否定したくはありませんが、さすがに人を殺すのはダメでしょ。
結果、タイトル通りの「人間花火」でした。
五色親子が持ってしまった闇を殺すために用いたのは「ツポビラウスキー症候群」という言葉。
決してその人間が特別なのではなくよくあるものだと言って、
今回あったような異常な事件を起こして悦っている人間に対して地獄へと落とす言葉です。


ちょっと不気味なお話でしたが、夏にはちょうど良かったかもしれませんね。




さて、次のコラボはいつ頃になるやら・・・。できれば、いつか燈馬のダンスも見てみたい。





月刊少年マガジン

C.M.B.森羅博物館の事件目録(6) (講談社コミックス月刊マガジン)

C.M.B.森羅博物館の事件目録(6) (講談社コミックス月刊マガジン)

こちらはコラボ先(?)のC.M.B.
C.M.B.ってどちらかといえば文系なお話なわけですが、Q.E.D.とはいい意味で相対するものがありますね。


それにしても森羅って、頭のいいよつばに見えるから困る。
こちらは森羅の母が見つけたアクセサリーが何物かに壊されたため、カイロに向かいました。
燈馬と可奈は恋人っぽいのに、森羅に対する立樹は保護者っぽいよね〜。


Q.E.D.の方では燈馬を手助けした森羅ですが、こちらは森羅た燈馬にアドバイスされています。
推理系ならまだまだ燈馬のほうが一枚上手でしょうか?


それにしても今回のコラボ企画は色々と凝っていましたね〜。
ちょくちょくお互いのキャラが出てきたり。例えばラストの空港とかいい例でしたね。
Q.E.D.で空港に立樹がいたんですが、C.M.B.読まないと気付かなかったです。


まぁ、歴史ものとかには疎いので、今回の遺跡とか(もちろん有名どころ以外は)はあまり分からなかったです。
テレビなんか見ていても、過去の遺跡について面白おかしく仮説を立てたりしていますが、
色んな考えがあっていいかもしれないと思います。
今回の事件もその一つだったかもしれません。森羅が示したピラミッドの答えだってその一つなんでしょうね。
森羅自身も言っていますが、どんな答えを示しても本当のことは分かりませんから。
そういう意味では、こういった分野も面白いのかも。


で、話の内容以上に盛り上がったのはやはり可奈&立樹のタッグでしょう。
まさかあれだけ大規模の盗賊団をたった2人で倒すとは思いませんでした。
現実世界じゃ無理だとは思いますが、逃げを選択せず、そのまま戦ったのは立樹たちらしかったです。
Q.E.D.で可奈がガス欠になってた理由はこれだったわけで・・・。
可奈の武勇伝(遠泳とか)なんてたくさんありましたが、2大ヒロインがここまで強いと少し恐ろしいです。
女の子がナイトというのは最近の流行なんでしょうか・・・?



さて、次のコラボはいつ頃になるやら・・・。そういやおじいちゃんは何をしてたんだろうか。