漫画残暑3×3+1
「酔拳の王 だんげの方」さんが昨年今年と漫画ナツ100という企画をやられました。
コンセプトは「せっかくの夏だけど行く所がないなら名作を読むのもいいんじゃないか」というもの。
そこで多くのサイト持ちさんやブロガーの方々に参加を呼びかけられていました。
ちなみにこのブログも2回とも参加しています。
今年もかなりの参加数のようで全部は見れていないんですが、読んでる人は読んでるな〜という印象です。
(ただし、これだけ多くの参加者だと集計が大変そうですよね。お疲れ様です。)
ちなみにこの漫画ナツ100ですが、漫画選びに縛りがあります。
昨年は「終了しているものか、連載中でも20巻以上」
今年は「主要三大誌(週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、週刊少年サンデー)以外」
でした。
まぁ、今回は別に縛りに対してどーこー言いたいわけじゃないのであしからず。
で、今年は主要三大誌が除外されたわけですが、
主要三大誌と言われるからには多くの名作を生んでいるはずです。
三誌がここまで生き残り、さらに今でも読者がいるということは過去に多くの作品が心を掴んだ・・・はず!!
実際に週刊漫画雑誌では売れてるしね。
そういう面で見れば他誌と差別化されてもおかしくはないな〜と今回は自己完結しました。
事実、私自身も多くの漫画をこの三誌で読み、色んなことを学びました。
というわけで、今回は暑さが残るこの時期から漫画も読みやすくなる秋にかけての企画。
漫画残暑3×3+1をやりたいと思います。
何をするかというと
週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、週刊少年サンデーから思い出のある漫画を3冊ずつ紹介してもらいます。
ただし、せっかくなのでプラス1冊どの雑誌からでも選んでもOKという枠をつくります。
10冊の方がキリもいいので・・・。
選ぶものは先の三大主要誌の漫画であれば何でもOK
・何度読んでも感動してしまう
・この漫画が今の自分に影響を与えた
・自分に子供ができたら読ませたいよ
といったものを選べばいいです。
自分以外にも多くの方々が漫画ナツ100に参加されていましたが、
そういった人たちが主要三誌から漫画を選ぶとどうなるかが気になってます。
むしろこの主要三大誌に多くの方もお世話になっていると思いますんで、実は入れたかった方もいるのでは?
・・・・とまぁ、ここまで書いておきながらあれですが、
だんげさんほど集客力もないブログなので私一人で終わってしまいそうな企画ですね〜。
まぁ、ここを偶然見かけてやろうと思った人がやればいいです。
たった一人でも寂しくないですから・・・・。いや、ホント・・・・。
ちなみに、チャンピオンは?と聞かれても何にも言えません。すんません。
というよりは、ナツ100でチャンピオンから選んでいるので入れるのもなぁ〜という理由からです。
あと、だんげさんのところをパk・・インスパイアしただけの話なので怒らないでください。
というわけでどうぞ。
- 作者: 井上雄彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/10/01
- メディア: コミック
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いきなり普通でごめんなさい。
多分、今でも「心に残る漫画は?」と街頭インタビューしても1位を取りそうな漫画ですよね。
それだけ印象に残る漫画だったと思います。ちなみに昨年の漫画ナツ100でも1位でした。
バスケ界はもとより漫画界にも大きな影響を与えたと思います。
最終巻を何度読んでも泣いてしまいます。第1話からあんなラストにいくとは予想もしませんよ。
ちなみに、この漫画は1冊も持っていません。持っているとすぐ読んでしまいそうなので・・・。
たまに読むからいいんだ!!と心に決めて買っていません。
ドラゴンクエスト―ダイの大冒険 (37) (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 三条陸,稲田浩司,堀井雄二
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/06
- メディア: コミック
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40巻近い物語りですが、それでも無駄が少ないのは改めて驚き。
倒すべき敵がいて、主人公達も出てくる敵にあわせてレベルアップしていきます。
ほぼ矛盾なくレベルが上がっていることもさすがですが、力のインフレも抑えられていたのも良かったです。
この漫画の連載が終わった時にジャンプが終わってしまったと思いました。
通して読んでスッキリする漫画ではあるんですが、やはりポップの存在が大きかったです。
最初は全然ですが最後であそこまで覚醒するとは思いませんでした。ポップで泣くとは・・・ね。
ポップ関連でまぞっほやメルルとのシーンも感動でした。
あと、たまに猫に威嚇で天地魔闘の構えしてます。
- 作者: 隆慶一郎,原哲夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1993/11
- メディア: 新書
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今の時代、慶次のように傾奇者として振舞うことはできませんが、自分の信念で動く姿はとても良いです。
敵やどうでもいいキャラに対しては面白く対処するのに対して、慶次も認めた漢との会話や戦いなんかは渋いです。
周りの登場人物も慶次に負けていないのもいいですね〜。
ちなみに、佐渡編が一番好きです。大虎や雪之丞が死ぬところなんてもう・・・。
あと、秀吉との謁見の話なんかも好きですね。
で、凛々しい中にもたまにキレイな笑顔をするんですよ。それがもうかっこいいの何のって。
もし子供ができて男の子が生まれたらいつか読ませたいです。漢ってこういう人なんだぞって。
- 作者: むつ利之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/07
- メディア: 新書
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最終的に主人公のあすなろの肩がダメになるんですが、そこまでの経緯やその後の桑本の力投に感動しました。
ただ、やはり幼い頃に主人公が投げられなくなるというのは衝撃的でしたね。
高校編とプロ編に分かれているんですが、どちらも共通して周りのキャラが面白いです。
高校編は海堂さんや白石兄弟、小西なんか好きでした。
プロではチャーリーや髪型が何故か変化し続ける別所さんが良かったです。
たまに野球ルール分かってないな・・・って描写はありますが、全体的にドラマとして感動できます。
特にプロ編で出てくる野球賭博問題や球団身売りといった本当にある問題から、
あすなろの登板過多による披露骨折といったところまでドラマが終始続きます。
あと、弾丸ボールは別として変な必殺技が出ないのも好感が持てますね。
いまだに心に残る漫画です。
- 作者: 森川ジョージ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/14
- メディア: コミック
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中学時代にこの漫画に感化されて、休み時間に友人とよく遊びごとでやっていました。
そのせいでウチのクラスの廊下だけ傷だらけになって、先生に怒られましたが・・・・。
ボクシングってテレビでも見なかったし、今やっている亀も見る気はしません。
しかし、本当のボクシングってきっとはじめの一歩に詰まっていると思っています。
自分が努力してきた結果をリングの中で出し切るというのはスポーツの基本。それがこの漫画にはあります。
登場するキャラたちも面白いんですが、一歩以外には特に伊達さんと木村が好きです。
一歩対伊達戦は一歩の試合の中でもベストバウトだと思います。
負けたという事実が一つ驚かされましたし、何よりこのおっさんが熱いんですよね。というか渋い。
リカルド・マルチネス戦での壮絶な負け方にも感動してしまいました。次は一歩だな〜。
それと、この漫画の中の試合で一番好きなのは木村対間柴です。
木村父と母の話とか感動ものです。ドラゴンフィッシュ・ブローもよくマネしたな〜。
この漫画のすごいところはいまだにキャラが増え続けていることでしょうか。
一人一人しっかりとした性格を持ち、多少使い捨てられながらも一歩とかかわる事で皆輝きます。
最近は多少パワーダウンしたような感じですが、一歩対リカルド・マルチネス戦まで楽しみにしておきます。
問題は作者の森川先生が一度も最終回を描いたことがない(過去の3つ?の連載は打ち切り)そうなので、
この漫画をしっかりと終わらせることができるか心配です。
- 作者: 塀内夏子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/01
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この話はタイトルからも分かりますが、陸上・・・特に駅伝の話になっています。
実はこの作品に出てくる晃太というキャラがマラソンを走る4巻、5巻と発売されているんですが、
どちらかというと3巻までの駅伝の話が好きです。
手軽に読めて感動できる漫画としてこれは結構オススメですね。
駅伝では5人の登場人物が出てくるんですが、第1走者から第5走者までの人物が持つ物語が泣けてきます。
誰か一人の物語が〜というよりは全員の物語が秀逸です。
まぁ、一人だけ挙げるとすれば最終走者の室堂でしょうか。
最後のただ走りたかっただけなんだって締めが良かったですね〜。
全体として一人一人の物語でありながら、駅伝という団体競技に昇華されているのが素晴らしいです。
元気がなくなったときによく読んでいます。
この後アッパーズで連載されたレガッタも良かったです。塀内先生は短編が似合うと思います。
め組の大吾―火事場のバカヤロー (20) (少年サンデーコミックス)
- 作者: 曽田正人
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/09
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自分の小遣いだけで集めるにしても、結構な額でしたよ・・・。
曽田先生の絵からして熱いんですが、それとあわせて内容がとても熱いです。
慰安旅行でのホテル火災、市民ホール火災、スマトラ火災と面白かった話を挙げればキリがないですが、
この漫画は主要登場人物3人がかなり魅力的。
その登場人物とは主人公の大吾、仲間でありライバルの甘粕、大吾の教師だった落合先生の3人です。
もちろん主人公ですから大吾が中心なのは分かりますが、一番好きなのは甘粕です。
やたらと天才な大吾に対して、苦悩し、それでも自分のやることを見つける甘粕。
努力タイプの人間に弱いんですよ・・・。
ちなみに落合先生はスマトラで覚醒します。
最終的に大吾と結婚するんですが、大吾と結婚するだけあるわ・・・と読んでいて納得してしまいます。
レスキューものの先駆け(?)だと思うんですが、かなり面白いです。
本気で子供に読ませたいです。
- 作者: 藤田和日郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/01/01
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妖怪と戦いつつも、妖怪のために、人のために泣くうしお。
数ある多くの漫画の中でも、ほとんど中だるみもなく最後もキレイに締めた最高の漫画だと思います。
最初から最後まで本当に美しいんですよね。
旅の中で色んな妖怪に出会い、色んな人と出会うんですが、
広げに広げた大風呂敷を最後にまとめあげるあたり藤田先生はよくやりましたよ。
しかも、最後の白面との戦いが超感動。秋葉ととらの戦い、鏢と紅煉の戦いや記憶が復活した時の話・・・。
それ以外にもいい話がたくさんありすぎて困ります。
あとはかなり名言が多いですね〜。
本当の本当に面白いです。
- 作者: 森末慎二,菊田洋之
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/12
- メディア: コミック
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体操ってあまり知らなかったんですが、この漫画を読んで大好きになりました。
まぁ、実際の体操はこの漫画ほどすごくはない・・・と言うのは失礼かもしれませんが難しいと思います。
マイナーなスポーツ(失礼)の漫画でありながら、スポーツ漫画にとって大切なものが全て詰まっています。
主人公の駿が各大会で活躍したり、その度に感動を与えてくれます。
しかし、実はそれ以上にこの漫画の魅力としては内田稔というキャラが秀逸です。
彼が言った「人より三倍努力した奴が一番になる。さらにそいつの三倍努力した奴が次の一番になる。」という一言が本当に好きです。
この一言が今の今までの私を作ってきたと言っても過言ではありません。
主人公の駿に比べて地味なキャラではありますが、実は重要なキャラだったりします。
天才の裏に隠れた努力のキャラによく惹かれるんですが、この内田に関しては一番好きです。
一生この言葉は忘れないと思います。
本当にこの漫画に出あえて良かったです。
- その他
- 作者: 日本橋ヨヲコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/09/30
- メディア: コミック
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東京で全巻買って新幹線の中で読んでいたんですが、思わずボロボロ泣いてしまいました。
この漫画はたった3巻の内容ですが、最後の最後まで良い意味でドラマでした。
正直言って聖典に近いくらい好きなんですけど、まぁ、面白いと思う感性は人それぞれなんで。
いつもは人それぞれだからと強いプッシュはしないんですけど、
読んだことが無い方は、読む機会があったら是非とも読んでもらいたい漫画です。
絵は特に好みが分かれてしまうかもしれませんが、ネームが最強にすごいです。
あと、できれば一度読んだら数ヶ月は読まないほうがいいです。本当にドラマですから。
全体的にかなり名言が出ている・・・というのはこの作品だけではないんですが、
日本橋作品はかなりの確率で名言が出ますんでじっくりと読んでもらいたいです。
終了。
・・・結構疲れるね。
それでも好きな作品を選んだので共感してくれてもいいですし、反論してくれてもいいです。
やっぱ反論はしないでください。
最初にも書きましたが、ただの自己満な企画なんで参加してもしなくてもいいです。
でも、せっかくなんで皆さんが普段思っていることを自分のブログなりサイトなりに書いてくれると嬉しいです。
同じ漫画でも人それぞれ出合い方も感じることも違うと思いますんで、そういった点は楽しみ。
まぁ、どう考えても俺一人な企画になりそうですが・・・。楽しめたのでOKです。