アニメ放映まで待てない!?「ALL OUT!!」のすすめ(初心者向け)



おそらくですが、漫画ALL OUT!!(以下、オールアウト)を読んだことがないという人は多いかと思います。それもまぁ仕方がないことなのかなと思うのは、掲載誌がモーニングツーというちょっとマイナーな雑誌であるところが大きいかもしれません。しかし、しかしですよ。読んだことがないという人で、この記事が目に止まったのであれば・・・・一度、是非読んでほしいなと思うわけで。




本物の『熱』がここにあります。







☆オールアウトという作品☆
今回は、オールアウトを読んだことがない人向けにネタバレを極力無くした紹介をしてみたいと思います。なお、そんな読んだことがないという人が多い一方、オールアウトガチハマり勢というのもいます。本当にいるんですよ。その人気に後押しされて・・・・現在、10巻まで単行本が出ています。体感では、3:7、いや2:8くらいで女性ファンが多いと思われます。この作品は『ラグビー漫画』。しかし、女性ファンが相当多い。それだけの何か、それだけの理由・原因があると思うわけです。






ラグビー漫画です

さっそく紹介しよう・・・・という前に、さらに前段のお話になって申し訳ありませんが、この「オールアウト」今秋でのアニメ化が決定しております。※10/6からです!!!
URL:http://allout-anime.com



勝手な予想だと笑ってくれて結構ですが、おそらく人気が出ると思います。もちろんアニメの出来次第ではありますけどね。そして、原作同様、女性ファンが付くのではないかと思ってます。一方で、女性人気はあるものの、スポーツとしての熱、ラグビーという熱は男性陣にも絶対に訴えかけるものだと思います。これから男性人気も増えていくといいなぁ・・・・。←予想では加速度的に女性人気が出るのでは?とか思ってますが、期待しすぎてもよくないかも?
作品的には、高校からラグビーを始めた主人公と熱い仲間たちによる青春ラグビーもの・・・・なんて言葉で形容し足りない物語です。もちろん主人公の成長物語でもありますが、仲間としてチームとしての成長もある物語。泥にまみれながら走り続ける物語。
ひたむきにラグビーに向き合う少年たちと一緒に涙してしまったり。純真無垢としか言いようのない笑顔に和まされたり。悩んでるキャラたちのために何かできないか?大人たちも頑張ってよ!なんて思ったりします。とにもかくにも、彼らは読者(これからは視聴者)の母性をくすぐってくるんです!!!!




・・・・男にも母性ってあったっけ。












今、伝えたい事
1.ラグビーというスポーツが熱い
2.筋肉がエロい
3.全員が主人公、そして、かわいい
4.子供の物語と大人の物語
5.オールアウトしてますか?



1.ラグビーというスポーツが熱い




ラグビー」と言われて思いつくのは、やはり五郎丸選手でしょうか(もう昔の話に聞こえてしまいますが)。五郎丸選手といえば、あのポーズ!!・・・・となってしまうわけですが、今一度思い出してほしいと思います。五郎丸選手が活躍したラグビーW杯、日本対南アフリカ戦を。あの逆転の場面、ラグビーの面白さが爆発してたんですけど、ルールが分からなくても、それを感じることができたのではないでしょうか?
W杯でのラグビー以外見たことないと言われるかもしれませんが、あの時感じた熱を、あの時感じた感動を・・・・オールアウトでも味わうことができるでしょう。


細かーいルールはオールアウトで分かりやすく説明してくれます。何であんな攻撃の仕方なのか?どうやれば点数をとれるのか?ポジションの意味は?ゴツゴツした人しかいなさそう・・・・などなど。色々と思うところはあるかもしれませんが、ラグビーの熱と一緒に、ラグビー素人の主人公と一緒にルールを覚えることは可能です。
むしろ、一番覚えていてほしいのは、『ボールを前に投げることができない』ということです。某ジャンプのなんとかシールドって漫画でやっていたアメフトは前に投げることができるスポーツ。一方、ラグビーは・・・・己のカラダでしかボールを前に進めることができません。パスは自分より後ろ・横のみ。ボールを前に動かす=自分でボールを持って走るしかないのです。サッカーのように前に蹴りだすスポーツとは違うんです個人的には、このルールこそがラグビーというスポーツに熱を持たせている要因の一つではないかと思っています



アイツが運んだボールだから、俺が運んだボールだから、大切にしたい(してほしい)。


余談ですが、ラグビーで点を取った選手は大喜びしないようにしています。というのも、たまたま最後が自分だっただけ、という気持ちでプレーしているからです(ケースバイケースかもしれませんが)。作中でも語られますが、ラグビーは紳士のスポーツです。しかし舞台は高校ラグビー紳士になりたい、なれない、そんな子供たちの物語となります。









2.筋肉がエロい
とにかくエロいです。
しかし、このエロさを伝えるには読んでもらうしかないでしょうか。ちなみに、作中の主要な登場人物でもある石清水くん(通称・イワシ)のフィギュアがクソエロいので、色んな意味でもオススメ。もしや18禁では?と思わせる程度にエロいです。アニメでもあのエロさが出てくれるといいのですが・・・・。
URL:http://www.chara-net.com/item74401.html ←イワシのどエロフィギュア。エロすぎです。



関人きゅん

そこはキャプテンの赤山(超主要キャラ)だろー!というファンの声も聞こえてきますが、個人的に最近エロいと思った神奈川ナンバーワン・フランカー(←ポジションです)の“霧島関人”などを例に挙げておこうかと思います。本当は同じチームの残波君が最近エロエロですが、刺激が強いので単行本で確認してください。
作者の雨瀬シオリ先生の絵柄なのか、ラグビー選手が持つエロさからなのか・・・・。最前線で体をはる太めの選手だけではないんですよ。筋肉が醸し出すエロさがねー、鼻血ものなんですよねー。このあたりが女性人気の一端なのか!?なんて思ったりもしますが。違うよ・・・・ね?

とはいえ、私も男なので変な性癖だと思われたくないので言っておきますが、雨瀬先生の描く女の子も可愛いです。抱きしめたくなる可愛さがあるんですよ〜。俺は彼女たちの薄い本が読みたい!!しかし現実はおそらく男キャラの薄い本が増えそう!!ふえぇ・・・・。









3.全員が主人公、そして、かわいい
主人公はラグビー素人。そして、身長が小さい。そんな男の子が高校に入って出合ったのがラグビー


でっかい奴をぶっとばしたい―。


それが最初の一歩。






憧れたから

素人に何ができるのか。ましてやぶっ飛ばしたい!なんて不純(?)な理由で始めたラグビー。そんな中でも、挫折もあったり、成功もあったり、成長もあったり。ラグビープレーヤーとしての芽生えもありつつ、敵チームの選手にただただ憧れたり。結構青春しています。
さらには、素人である主人公が走り続ける、タックルし続ける姿にチームメイトが引っ張られるという王道展開。そんな主人公のいる作品がオールアウト。






キャプテンの過去

敬語を使えない主人公にいつも怒っていたキャプテン。そして、誰よりも一番ラグビーを強くなりたいと願う熱き人。他人に厳しく、そして自分に最も厳しい人。キャプテンは作中ではもう高校3年生ですが、彼が1年生の頃、もちろん2年生の頃もですが、チームはまともではありませんでした。試合に負けてもヘラヘラしていた先輩たち。そんな中で負けて悔しいと泣くキャプテン。そんな過去を持つ人。
先輩はうまくなろうとしない。そして、誰も指導してくれない。それでもラグビーが好きで好きで頑張ってきた苦労人。主人公が偶然連れてきたコーチに喜び、まだまだ強くなれることを真に喜んだり。自分が成長できること、チームが成長できることを素直に喜べるキャプテン。そんな人のいる作品がオールアウト。





この作品での各キャラの思い出、気持ち、目標とするもの。それらを個別で語るには時間が足りませんね。主人公の物語も熱い。キャプテンの物語も熱い。それ以外のメンバーも熱い。全てが絡み合って、成長していく作品になっています。決して単純でも単調でもない、『青春』と『熱』のある作品です。おそらく好きになるキャラが一人は生まれるんじゃないでしょうか。主人公などの主要メンバーだけではなく、チーム全員に魅力ある話が詰まっているのがオールアウトの特徴です。

でまぁ、その上で登場人物全員がかわいいんですよね。いわゆるキュートみたいなかわいいではなく、いじらしいという方が近いでしょうか。強くなれた時分に喜ぶ彼らがとにかく愛おしい。主人公が初めてチームに得点をもたらしたとき泣きました。それを見て自分も泣いてしまいました。大人が子供の頑張りを見て嬉しくなってしまうのはしょうがないのかもしれません。










4.子供の物語と大人の物語



籠さんという大人

アニメ化に伴い、おそらく重要視されたのは主人公やキャプテンたちだと思います。しかし、オールアウトは大人を外して語ることはできません。特に、コーチとしてやってきた元日本代表選手の籠さん。一番好きなキャラでもあります。自分自身が大人になり、高校生という生き物に対して成長を促してやれる籠さんに嫉妬しているのかもしれません。
もちろん籠さん以外の大人たちも先生として登場し、どう子供たちを成長させればいいのか、天狗になっていないか、負けて悔しいと落ち込まないか、ラグビーを・・・・嫌いにならないか。大人だっていろいろ悩んでいるんです。そんな部分も描いているのがオールアウト。


籠さん、かっけーよ・・・・。




3年間という有限の時間の中、キャプテンのように最後の1年しか籠さんと出会えなかった人もいますが、大人が子供を成長させてやらなければならないと思うのです。もちろん子供たちは勝手に成長します。ただ、それだけでは到達しえないところに大人が手を貸すべきなのでは??そんな青春物語の一端に、大人が加わっているということ、それが子供たちにとって重要であるということ。それらも相まって青春を作っているのだろうなぁとしみじみと思わせてくれる作品です。

とはいえ、大多数の人はまっすぐに走り続ける子供たちに目が行きがちですけどね。










5.オールアウトしてますか?
「上手くなりてーよ」
そんな言葉が聞こえてきます。
「つらい」「もう無理」
そんな言葉も聞こえてきます。


作中の主人公のチームは、正直弱いです。ただ、弱いなりに柱になるキャプテンがいて、子供たちを導ける指導者がいて、がむしゃらという言葉がふさわしい主人公がいます。全員が全速力でどこまでも走り続けます。下手は下手なりに。努力できる隙があれば気持ちで走り続けています。そこに、どうしても胸打たれてしまいます。
作品のタイトルでもある「オールアウト」。



オールアウトの意味と意義

この意味は「全てを出し切る」です。
全てを出し切ることができれば、何だってできる。コーチの籠さんは選手たちに語りかけました。本当にできるかは分かりませんが、走り続けるしかできない子供たちに「全力を出しきれ」と言いました。それに従い、選手たちは全力を出し続けます。辛い、大変だ、と言っていたりもしましたが、自分の努力が実ったときの笑顔がまあ素敵。だって全力出し切ってますから。












☆オールアウトを見てほしい☆
アニメでも漫画でもどちらでもいいです。熱血!青春!そんなスポーツ作品が好きな男性陣はもとより、なぜか女性人気が高い(←理由は分かってる)作品だということで沼と呼ばれるものに女性陣がハマってくれると嬉しいなと思います。未読女性陣からすると男が紹介するものなんて〜とか思うかもしれませんが、そんなことどうでもいいです。沼地にハマってる女性の多さにビクビクしている私の言葉をどうか信じてもらえれば←


というわけで、漫画はすでに10巻まで出てます!!!
アニメはもうすぐ10/6から!!(関東)
とにかくアニメが待ち遠しいです。漫画をすでに読んでいる人は今度語り合いましょう!ついでに布教しましょう。漫画を読んでいない人はまずはアニメを見てみてください!!オススメ。