大人と子供と友達と「となりの怪物くん」

年齢が上がるにつれて1日の過ぎていくスピードが早くなっている気がします。最近は1年なんてあっという間な感じもします。これ自体がいいのか悪いのかなんて話にはなりませんが、きっと若かった頃の方が充実していたんだろうと勝手に決め付ける自分もいたりします。あとは老いていくだけです・・・。
おっさんになるほど昔を振り返ってるイメージがあります。特にいい思い出もないので、青春真っ盛りな漫画を読んで満足してたり。



となりの怪物くん

ああ・・・ピンクだなぁ。
俺の高校時代ですらこんな色の服を着ていた記憶はない。今着たとしても何か犯罪のにおいがしそうなレベルでピンクですね。春らしいというか初々しい感じがいいじゃないですか(←おっさんっぽい発言


となりの怪物くん」はキャラたちが”頑張ってて”好きです。7巻冒頭でも雫が母親から「勉強も恋も2倍頑張ればえーんやで」と諭していますが、何か目標があってそれに向かっていくのが好きです。
人が頑張るにはそれなりに目指すものがないとダメです。さらにはそれを支えてくれる存在というのも大切です。この漫画はそれが揃いすぎています。



失恋した夏目さん

ただ、頑張るだけで報われるほど世の中は甘くありません。男嫌いの夏目ちゃんが恋をして、しかしフラれて、いつものように1人で泣けば大丈夫だと泣きじゃくります。この夏目ちゃんが可愛いなぁと思うわけですが、それ以上に、泣いているところを見てもらえる友人がいることがいいなぁと思うわけです。辛い時に辛いと言える友人がいてよかったなぁと思うんです。
はたして夏目ちゃんがみっちゃんに玉砕したのは失敗だったんだろうか・・・。いやいや、告白という点では失敗ですが、人の成長と言う点では成功ですよ。そんな関係がこの漫画には散りばめられています。



俺の隣に夏目ちゃんの椅子はないよ

みっちゃんの言葉が大人かっこいい!!
特に理由はありませんが、若いうちは同じ歳同士で恋愛してほしいと思う派です。設定としては好きですが、年齢差があるってのも色々難しい気がします。可能性がたくさんあるんだし、相手も可能性のある人の方がいいと思います。とりあえず、俺も女子高生に迫られたら同じ断り方をしよう(←ありえない話です)




4年は長いか短いか

みっちゃんと同じく、この歳になってくると同じ気持ちになります。夏目ちゃんたちの1年とおっさんにとっての1年は天と地の差があります。それを子供に言っても分からない話題ではあるんですが、それを言いたくなるのも大人の特権ですかねぇ。





雫の隣が怪物じゃなくなりました

しかし、2年になれたのはいいけど、となりに怪物くんがいなくてこの漫画は大丈夫なんだろうか・・・。弱虫ペダルの次くらいにタイトルに偽りありじゃね?




1年で育ててきたたもの、育ったものが新しい環境の中でどうなるか。そのあたりが非常に楽しみですが、結局まだ誰も付き合ってない状態(雫たちもあえて除外)なので・・・。次回は進展するんだろうか。楽しみです。