アルティメットなニヤニヤ漫画「こみっく☆すたじお」

講談社の男性向け雑誌っていくつあると思いますか?実は15誌程度(不定期とか含む)あるんですよ!!漫画誌を出版している中でもかなり多いですけど、皆さんはその中の何誌くらい読んでいるでしょうか。もちろんどの雑誌も面白いのですが、あえて2011年のトレンドは月刊ヤングマガジンだと言いたい。何がいいって、新人、中堅、大御所を含めて全力感が漂っているんですよ。読んでもらえば分かると思いますが、読み捨てる部分がないです。きっとはまります。一歩先行く男なら月刊ヤングマガジンで決まりだねっ!


まぁ、そんな月刊ヤンマガの中でもイチオシ、というか読んでてニヤニヤしてしまう漫画がこみっく☆すたじおです。




漫画が好きな人でニヤニヤしたくない人とかこの世に存在しているとは思えません。ただ、そんなニヤニヤに耐性のある諸氏でもこの漫画はヤバイ・・・はず。読むときには用法要領を守って読んでください。作者の此ノ木よしる先生は講談社最強のニヤニヤ系漫画家さんかもしれない。というか、此ノ木先生って同人やってた人なんですが、どういう経緯で描くことになったのか知りたい。




漫画家を目指して編集部へ持ち込みに行った相原実。編集に散々ダメだしされますが、偶然にも尊敬する漫画家・高倉健二先生のアシをすることに・・・。高橋健二先生は「アルティメット番長」という格闘技漫画を描いており、相原が高校時代に柔道を始めたキッカケも、相原が漫画家を志すキッカケも作りました。





言わば、高倉健二先生とは相原にとって尊敬以上の存在なわけです。



相原実(20)と高倉健二先生(20)

萌えキャラに尊敬していた相原くん乙です^^
ガチガチの格闘技漫画を描いている先生が実は女の子!!!しかも、ロリキャラ(見た目)というから驚きです。相原も最初は高倉健二先生の娘さんだと勘違いしてました。まぁ、それも無理はないですよね・・・。この漫画は、尊敬する漫画家さん(♀)と最終的にイチャイチャする漫画です・・・が、相手がロリキャラでも20歳だから大丈夫!!!なはず。


実は高倉健二というのは漫画家としての名前で、本名は瀬貝いちこと言います。これがまぁ・・・生粋のツンデレなんですよ。最初は相原のアシとしての能力の無さに呆れていたものの、徐々に同じ屋根の下で暮らす内にデレデレしまくります。相原も一言多いので怒らせたりしますが、それがいちこの素直になれない部分と相まって・・・。



だっこを要求するいちこ先生




おんぶを強要するいちこ先生


かわいちこすぎます。箍が外れたいちこ先生はやばいですね。
相原にもいちこ先生にも恋のライバルが出てこないので常時ラブいです。上の例とかほんの1部で、1巻の中盤からは毎ページデレじゃないかという勢いです。これはもうね・・・読んで確認してもらうしかないです。好きなツンデレの女の子が常にデレてくれたら・・・とか思ってる人は読んだほうがいい。絶対にニヤニヤしてしまいますよ!!







最終的にはこんなところまで来ます

冷静に、冷静になってくれ・・・。この2人は20歳なんだ。全然ありえない話じゃないよ。上に乗っかってきても全然ありえない話じゃないよ。
むしろこの直後に控えているキスイベントは悶絶ものです。1巻の最初から徐々に徐々に上がってくるデレメーターが振り切れる瞬間が控えています。寝ながら呼んでたら床を叩く。座って読んでても何か嬉しくて唸ってしまう。あなた・・・ニヤニヤしていますよ。立ち読みでは絶対に恥ずかしくて読めないレベルです。恥ずかしい人は周りに人がいないかを確認してから読むんだ!!
なお、第6話のおまけ漫画が実は此ノ木先生が参加されていた冬コミで読めました。もちろんゲットしました・・・が、1巻を読んでからおまけ漫画を読むと本っっっっ当にやばいです。思わず「此ノ木先生やってくれるぜ・・・」と呟いてしまいました。冬コミでゲットできなかった方も、またどこかで読める機会があればなぁと本当に思う次第であります。




さて、全然話題にしていませんでしがた、この漫画は漫画家さん漫画なわけです。相原が住み込みでいちこ先生のところで働くお話なんです。というか、そもそも相原はいちこ先生の漫画を尊敬しているんですよ。




この微妙な距離感!
尊敬と好きは近似でしかないんですよ。「=」に近づきはしますが、相原のように漫画家としてのいちこが好きという部分があると、結局は素直になれません。ちょっと上にも書きましたが、相原にもいちこにとっても恋のライバルはいません。時々、障害が入るものの、第3者によるすれ違いは発生しません。ただ、「異性としての好き」「漫画家として尊敬」がすれ違いを生み出しています。
いちこ先生はもう完全に相原が好きなのが確定です。ただ、漫画家として好きと思われているんじゃないかと素直になれないんですよね。あと、高校生の頃からプロの漫画家として活躍していたこともあり男性との積極的な関わりが無かったのではないかと・・・。そこがまた堪らんのです。相原にとっても漫画でお世話になっているという箍がどうなるのかが重要です。
壁は高ければ高いほどいい。ただ、他の男性や女性が出てくるすれ違いって本当にハラハラしてしまいます。この漫画は身分の違いと、性格的に素直になれないという素の部分だけで勝負するニヤニヤ漫画です。


今年は月刊ヤングマガジンこみっく☆すたじおに注目です。