犬は喜び庭駆け回り、ロボはそのまま硬くなる「ロボ犬ハチの家・2巻」



ロボ犬ハチの家

月刊少年ライバルで連載中の「ロボ犬ハチの家」の2巻が出ました。1巻についても以前書きましたが(http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20120610/p1)、謎の犬物語です。ペットもの・・・と書けば聞こえはいいかもしれません。ただ、某パトラッシュのようなリアルな動物とのやり取りがあるわけではありません。昔ではゴマちゃん、最近だとポケモンやきのこいぬといった作品が近いでしょうか。ロボ犬〜という作品も、愛玩動物漫画として非常に楽しめるはずです。



でも、「ロボ犬ハチの家」はちょっと違います。




なんというか・・・




無機物だし。








↑↑↑理想↑↑↑
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↓↓↓現実↓↓↓





主人公のハチは一風変わったペット。犬型ロボットで、ロボ扱いされることを非常に嫌がります。あくまでも自分を犬として扱ってほしい。ただそれだけのために、ワンワン吠え・・・ずに喋ってます。犬の考えていることが分かったら楽しいかも?でも、ロボはノーサンキュー。それが「ロボ犬ハチの家」です。
どこの世界に自分のことを“小生”と言う犬がいるのでしょう(そもそも喋ること自体おかしい)。どこの世界に二足歩行する犬がいるのでしょう。どこの世界にドッグフードではなく、充電式で動く犬がいるのでしょう。







ロボじゃねーか!!!







ねず・・・み・・・?

ロボ犬のハチが暮らす鈴木家には、スクウェアな犬型以外にも、丸い猫型、四角錐な鳥型ロボが住んでいます。2巻では、これらに追加してネズミ型(自称ハムスター)のロボが登場。普通のペットと違って、電気だけで生きていけるのだから、ある意味便利かもしれませんね(←!?。あぁ、でも昨今の電気料金値上がりで悲鳴を上げてるかも・・・?それよりも何よりも、作者の永吉たける先生が描きやすいだろうというのが大きいですな。


ラブロマンスも?

この作品はハチのドタバタがかなり目立つんですが、ハチの飼い主の鈴木家の面々が非常に迷惑を被っているのが特徴ですね。長男のラブロマンスが2巻では目立っていますけど、基本的にロボたちの邪魔によって進展がありません。ぶっちゃけ、ロボがいない方がラブロマンスは進行するんですけど・・・。何が怖いって、ロボたちに迷惑をかけたという自覚がない・・・。
まぁ、でもそこが面白いんですけどね!!






ペットギャグというか、ロボギャグというか。基本的には4コマの作品なんですけど、時折見せるストーリーものなんかも非常に楽しく読める作品です。「もうロボでいいじゃん・・・」を合言葉に楽しく読めるはず。
一家に一匹、もとい一家に一台!!ロボという自覚をさせれば、非常に役立つはずです。犬だと思ったら・・・結構迷惑な奴なのでw とにかく、家にあるだけで相当オーバースペック気味だと思います。あ、あれか。道具を出せないドラえもんから猫成分だけを高めたらこの作品になりそうだ。ドラえもんは未来から来た。ハチは・・・どこから来たんだろう?いつかロボたちの謎が明かされる日は来るんでしょうか。そのあたりも楽しみかも??3巻目も期待!!