21世紀の王道漫画に認定します「進撃の巨人」

進撃の巨人このマンガがすごい!1位おめでとうございます!!!

で、いきなりですが告知です。



サンプルイラスト:

えーっと、何度も言ってきましたが冬コミ進撃の巨人考察本を出します。サンプル画像が表紙じゃないのは・・・当日を楽しみにしていただければと。去年の冬コミでとある表紙詐欺をやらかしたので、今回も・・・まぁウケ狙いで何かしています。
3巻が出たわけですが「1度読んだだけでは整理が付いていない方へ」「じっくり派人へのまとめ考察」「これからの予想」といったものをまとめました。興味がある方は是非来てください。ちなみに冬コミの3日間、以下のサークルで置いています。ただ、無駄話名義としては1日目なので進撃話をトルドとしたい!という奇特な方は29日水曜日でお願いします。まぁ、3日間ともウェルカムですが・・・。

販売サークル
1日目:無駄話・・・西へ17b
2日目:ヤマカムS・・・東ツ59a※本人には未承諾
3日目:id:soorce・・・東Q17b

既に数人の方から送って!という連絡をもらっています。そういう話はウェルカムですが、冬コミならいくらか対応します。冬コミ後に言われても確保されてるかは不明。そもそも売れるかは分かりませんがwどーぞよろしくです。



さて、いきなり告知となったわけですが、さらにいきなりの謝罪をしなければなりません。というのは、上の進撃本ですが目測を誤りまして・・・14話までの検討をしています。*1読んで地団駄を踏むほどのとこまではないと思ってますが、腹が立ったらごめん・・・。そもそも俺、雑誌派だから!!!(開き直り)

これまでのページ数も数えました。その上で14話はギリギリ収録されないかもと、週マガ読みきり版が収録されたら微妙だなと分かっていましたが、あえて14話までやりました。それは何故か。
14話が最高すぎる。
雑誌派の人には納得してもらえると思いますが、3巻終了の次の話が本当に素晴らしかったです。進撃の巨人という物語をギュッと詰め込んだようなお話でした。ここまで到達して、やっと進撃の巨人を味わったなと思えます。だから先に言っておきます。進撃の巨人4巻は期待しといていい!!



というわけで、進撃の巨人3巻です。
無駄話の進撃考察本の目測を誤らせる原因となった(←!?)週マガ読みきり版が冒頭に収録されています。内容は進撃の巨人の解説と、英雄リヴァイ兵士長の紹介漫画でした。本編ではまだ出てこないので、ここでしか会えません。



最強!リヴァイ兵士長

羨望の眼差しを見せるエレンたちに「うるせぇガキ共」と言うようなキャラで、人類期待の星と言っていいのか本当に分かりませんが、俺の予想ではただのツンデレです。死にゆく仲間に救いの言葉を捧げるあたり、その片鱗が窺えます。一人で一個旅団と同等の強さとのことなので、今後もこの物語の鍵となるに違いありません。






本編ついては、裏表紙の画像にまずは注目です。



2巻/3巻

1巻から3巻までにエレンと同期のトップ10が並んでいます。2巻ではエレンが死んでいたと思われたためか、黒く塗りつぶされています。それが3巻になって復活しており、主人公は生存していたんだと改めて思える部分であります。

というわけで、エレンが元気でした。1巻で巨人に食われ、2巻で巨人から出てきたエレン。気が付いた3巻では・・・・




仲間に問い詰められてました。
そりゃそうだよ・・・。「人類の敵から現れた=ほぼ人類の敵」と思われても仕方がないです。むしろ有無を言わさず攻撃してこないだけありがたいですね。それもミカサとアルミンがかばってくれているからでしょうか。まぁ、ミカサなら攻撃してくる人間を逆に殺してしまいそうですが・・・。
皆さん冷静になって考えてください。もし、自分があの場面ならどうしますか?ジャパニーズサラリーマンの俺は「エヘヘ・・」とか言って誤魔化してそうです。*2そして木っ端微塵の終了です。あの死ぬかもしれない、仲間に殺されるかもしれないという緊迫の場面で冷静な判断ができるかどうか。それを成し遂げたのはアルミンでした。
エレンもミカサも、そして囲んでいる仲間たちが冷静になれていない場面でただ一人全てを次に繋げる提案をした男・アルミン。俺の中でアルミンこそ英雄じゃないかと思うほどです。最初は自信のない少年でしたが、エレンとミカサに信頼されているという自信が彼を一人の男にしました。飲んだくれ兵士だったハンネスさんも「賢い」と評していたのが印象深いです。
アルミンが提案したのは、エレンの巨人としての能力を利用した方がいいというものでした。そもそもエレンゲリオンは巨人から敵と認識されていたのも大きかったですね。ちなみに、エレンゲリオンを使って穴を開けられたトロスト区の壁を大岩で塞ごう!というものです。


話題の大岩

実はこの大岩は1巻で既に出てきています。以前、何かに利用としたことがあるようで、その時は全く動かなかったらしいです。そもそも何に使おうと思ったのか、何故そんなとこにあったのかが不思議ですが・・・。


そんなアルミンの言葉に反応したのが、エレンたち南地区の最高司令官ピクシス(ハゲ)でした。雑誌でも超人にして変人と紹介されていたのですが、アルミンの言葉に反応しただけあって有能な気がします。
そんなピクシス司令ですが、演説が超絶うまい!!!




トロスト区を奪還しよう!となって誰が動くかって話ですよ。巨人を既に目の当たりにして、どこのどいつが立ち向かおうとできるかって話ですよ。サシャ(痛い子)は仮病を使うし、その他の兵士たちもお家に帰りたいとごねる始末。そんな兵士たちに「帰ってもいいよ」と言うピクシス司令。そして、「巨人が家族のところに来るかもしれないけどね」とも言い放ちます。
自らの折れた心をもう一度戻すのは「大切な人間を想う心」だと思うわけです。絶対に殺させてはいけない人たちを守るのは君たちしかいない・・・そうピクシス司令は訴えたわけです。もうね、あれで心が動かないわけがない。


他の力ない人たちの代わりに今ここで死んでくれ!


死地に赴く人間に対して最大最高の餞の言葉だったと思います。
そんなわけで、トロスト区奪還戦が開始されます。詳細は読まれることを勧めますが、エレンよりなによりミカサとアルミンが相当良かったですね。特にアルミンです。もう要所要所のアルミンと化してます。




意識を失ったエレンゲリオンを刃でぶっ刺して起こします。
他の精鋭兵やミカサができなかった判断をアルミンがしました。「ここは任せて」・・・と。冒頭からアルミン大覚醒なんですが、こういう判断ができるのはこの漫画の展開上、最大の強みに思えます。自信を持ったアルミンは・・・すごいよ。


そしてミカサ。




ちょっと照れてる場合じゃないよ!
なんつーか、ミカサが一番危うい気がしてきました。エレンゲリオンを捨てていこうと言った精鋭部隊に切りかかろうとしてます。リーダーのイアンが止めなかったら、多分巨人以外の何者かに全滅させられていたかもしれません。むしろリーダーのイアンがエレンを助けようと言ったのは、エレンの今後の展望よりも、現状の壊滅を防ぐ理由が強かったように思います。ミカサ、怖い子!!



その他、雑誌と単行本で修正された箇所をチェックしてます。第10話で修正が多いのですが、1つだけ画像で紹介。



雑誌⇒単行本修正

雑誌時では「弱い」と認めた発言をしていましたが、単行本では泣くだけに留まっています。エレンというキャラの特徴は決して諦めないところだと思います。そういう意味もあり、負けを認めない方がよかったとの判断があったのかと思います。俺も単行本の方が好きですよ。
あと、ウォール・マリア突破してきたガタイのいい巨人も単行本では「強力な巨人」から「鎧の巨人」と命名してたりします。一番不思議なのは、エレンが問い詰められてる場面で「エレン訓練兵」をわざわざ「イェーガー訓練兵」に直しているんですが意味はあるんだろうか・・・。


あと、ちょっと気になっていたんですが、エレンの上着はどうしたんだろうね。飲み込まれた時は着ていたのに不思議です。




本当はもっとがっつり考察とかやりたいんですが、そこは察してくださいw
今回はこれが限界です・・・。まぁ、そんなことよりも、このマンガがすごい!のインタビューで諫山先生が「まだ気付かれていない伏線があります」と言っていたのが非常に悔しい。ある意味挑戦状と取ってもいいのかもしれません。暴くことが目的・・・というのはちょっと違うような気はしますが、ただ本当に本当に気になって仕方がないのです。あと何回読み返せばいいんだ・・・。


そんなわけで、今年以上に来年の漫画界が進撃の巨人に彩られるよう期待してます。次回、「巨人フィギュアがトルド家に複数体現れる?」で会いましょう(嘘



*1:3巻は13話まで

*2:もしくは「いい髪形ですね」とか言って話題を逸らしてそう