黒ロンと魔女のコンボは素晴らしい「ウィッチクラフトワークス」

四季賞が好きなんですけど、よくよく考えたら受賞された全作家さんを追いかけるのって無理だなぁと思うわけですよ。毎年だいたい4回×3人=12人が出るんですよ?そこから先の連載を全て網羅するのは大変です。そもそも連載を持っているのかも分からないことが多いので・・・。
だからこそ、逆に四季賞作家さんが出てる!と思えることがあったら嬉しいわけです。そういう意味ではgood!アフタヌーンという四季賞作家陣の集まりのような雑誌は素敵すぎます。右を見ても左を見ても四季賞作家。めくってもめくっても四季賞作家。最高です。

ちなみに、今年グフタで連載を開始した中で特に思い入れのある作品はウィッチクラフトワークスです。
作者の水薙竜さんと言えば、皆さんご存知だと思いますがキルウィザードを描いていた漫画家さんですよね。週マガで連載していたキルウィザードがすごく好きでした。キル〜は名前の通り魔法使いの物語でしたが、今回のウィッチ〜も名前の通り魔女のお話です。




魔女は黒髪ロングが1番似合う
黒ロ・・・じゃなくて、この魔女さんは火々里綾火(かがりあやか)という名前の学園のアイドル。休み時間ともなれば親衛隊が周りを囲む始末。親衛隊でもない者が近づこうとすればフルボッコです。そんな状態なのに、火々里さんと何故か登下校がいつも一緒になったり、火々里さんと席が隣になったり、火々里さんと日直だって偶然にも同じ日になってしまう多華宮仄(たかみやほのか)くん。しかし、それは偶然ではなく・・・・



お姫様(多華宮くん)を守るのが仕事です

・・・・・・・え、お姫様?
何を言ってるのか分かんねぇってばよ・・・。魔女の火々里さんがお姫様を守るという設定は分かるんですが、男の子をお姫様と呼ぶセンスに脱帽です。どっちかと言うと火々里さんの方がお姫様ですよ。

これは塔の魔女と呼ばれる集団から、工房の魔女に属する火々里が身を挺して多華宮くんを守るという作品です。火々里は火を扱う魔女であり、非常に攻撃的な魔法の数々で多華宮くんを守ります。戦闘シーンの細やかさと壮絶な絵の描きこみはキルウィザード時代から変わりません。というか、それだけの戦闘シーンを週刊でやろうとしていたのが恐ろしいよ、俺は・・・。グフタであっても大変だろうなぁと思います。ある意味、そこは見所です。


あと、敵キャラが俺的にツボです。強そうに見えて実は結構ヘタレなヤツが多くて好きです。



ケモミミ、幼女、眼帯、ツインテールいいんちょ

俺はケモミミの子が好みです。逃げ帰る時の負け惜しみじみた台詞が可愛い。強気な女の子が負け惜しみを言うのは可愛い。なので、俺としてはケモミミ最高!という結論になります。あーケモミミをモフモフしてウザがられてー!!さらに、まんざらでもないって顔されたら幸せすぎて死ねる。


前作も今作も作者の考えがものすごく入っていて良くも悪くも設定が細かいんです。キル〜の時も雰囲気が面白そうなのに、細かい設定が伝わりきらなかったというか・・・。その設定が全部分かればもっと面白かっただろうなと思えただけに残念でした。しかし、今回のウィッチでは表紙裏に各話毎の設定が細かく書いてあるので面白く読めました。というか、水薙先生は設定が好きだなww


「ケモミミは発情期の時期になると大変」



・・・・・。




胸が熱くなるな


キルウィザードは何故か1巻で終わってしまいましたが、ウィッチクラフトワークスは是非是非続いてほしいですね。最後に作者からの魂の叫びを・・・。




黒髪ロングは神の与え給うた奇跡なんだよ!
熱すぎるぜ、水薙先生!!