この週刊少年マガジンがすごい

今年の週マガはちょっと勢いが足りなかったような気がします。
「今年どころか去年も一昨年もだよ」なーんて言う人もいれば、
「ドラマ化作品もあったしそんなことないよ」と言う人がいるかもしれません。
ちなみに今年「このマンガがすごい」ではまさかまさかのノーエントリーという結果でしたが。
とりあえず年末ということで、来年の週マガに期待しつつトルド13的に作品を選ばせてもらいました。


1位:スマッシュ!

スマッシュ!(11) (講談社コミックス)

スマッシュ!(11) (講談社コミックス)

多分、トルド13の完全な主観で選んだと思われるかもしれません。・・・・まさしくその通りです。
(俺の中では)相当面白いのに、全然取り上げられもせず、話題にもならない作品となっています。
スポーツ漫画としても恋愛漫画としてもちょっと中途半端ではありますが、
咲先生のバドミントンへの愛は半端ないっす。
来年もしスマッシュ!が打ち切られた場合、・・・・署名活動します。

2位:ベイビーステップ

ベイビーステップ(6) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(6) (講談社コミックス)

今のマガジンをして、スポーツ漫画が熱いだのすごいだの編集部側が煽り続けた2008年。
俺としてはいくつか減らしてもいいとは思いますが、この作品(とスマッシュ!)は残してほしいですね。
「考え進化する」ことを重点においた珍しいスポーツ漫画であり、決して諦めないスポ魂もある王道です。
まぁ、この作品が選ばれていることから分かると思いますが、
トルド13は緻密なスポーツ漫画絶対主義!・・・です。

3位:ゼロセン

ゼロセン(1) (講談社コミックス)

ゼロセン(1) (講談社コミックス)

加瀬あつし先生は昔からのマガジンイズムを継承し続ける数少ない漫画家です。
ジャンプには「友情・努力・勝利・BL」というイズムがありますが、
俺はマガジンには「男のかっこよさ」を最後まで大切にしてもらいたいと思うわけで。
加瀬先生が描きたいのは、ヤンキーがかっこいいよということではなく、
「芯の通った男はかっこいいんだ」ということを読み取ってもらいたいなと思います。
もちろん、呼吸をするのと同じくらい自然に出てくる下ネタも好きです。

4位:もう、しませんから。

もう、しませんから。(7) (講談社コミックス)

もう、しませんから。(7) (講談社コミックス)

作者自身が出てくる漫画はたくさんありますが、
福満しげゆき先生、魔神ぐり子先生とこのもうしまをあわせた3作品が現状のトップ3だと思っています。
とりあえず、もうしまは作品から漂ってくる悲壮感がたまりません。
講談社系の作家さんたちの顔が見れて楽しみです。意外とこの作品は読んでるという人は多いかも??
ただ、ちょっと取材の量が多すぎるのか掲載されるまで長い気がするのは気になるところ。
死なない程度に頑張ってください。

同率5位:エア・ギア

エア・ギア(23) (講談社コミックス)

エア・ギア(23) (講談社コミックス)

実は入れるかどうしようか迷った作品です。
絵はきれいだけど、休載は多いし、話を練っているのか怪しい展開の数々・・・・。
でも、時おり見せる「おおっ!」という展開はまだまだ侮れないなと。
とりあえず週マガ50号にあった中山の魔法の話はよかった。これがなかったら選んでませんね。
とりあえず2009年は休載を少なめにお願いします。

同率5位:生徒会役員共

生徒会役員共(1) (講談社コミックス)

生徒会役員共(1) (講談社コミックス)

スズLOVE!
それ以上でもそれ以下でもない作品です。

ここ数年はマイナー雑誌、マイナー漫画至上主義的な感のあるネット界ですが、
来年は主要4大少年誌が盛り上がることを期待しています。
それにはネット人気がイマイチな週マガからガツガツいってもらわないと難しいと思います。
まずはスマッシュ!の映画化、ドラマ化、アニメ化から始めようぜ、講談社!!!