波にのれなかった星野JAPAN

いちサッカーブロガーの戯言です。

金メダルを取ると意気込んでいた星野さん達の戦いがついに終わりました。
結果は4位。
野球が導入されてからこれが2回目のメダル失敗でしたっけね。
でも前はシドニーだったから・・・・、全プロでは初か〜。はははは・・・・。


野球は10回やって10回勝てるような世界ではないと思います。
ただ、これは1戦必勝の戦い。金を取ろうというのであれば尚更な話です。
そんな中でいくつかの反省点等をつらつらと書いていこうかと思います。


まず、初戦のキューバ戦を戦い終えた時点で大きな誤算が二つあったと思います。
一つは打撃についてです。
打順を見た時に1番西岡、2番青木、3番森野、4番新井、5番稲葉・・・という順番でした。
これを見た時に「4番がいない」と気付きました。
1番西岡はいいとして、2番の青木は1.5番と言っていいような打者で、
3番の森野については2番が妥当な打者でした。(←中日からすればそうでもないかもしれませんが。
で、新井についてはやはり3番が妥当なところだと思います。
軸にするにしてはあまりにも頼りない選手。
広島では引っ張っていく役目を担うしかありませんでしたが、阪神を見ても分かるとおり3番が妥当だと思います。
決して新井の才能とか成績とかが悪いといっているわけではありません。
全選手から見て「お前に全て任せた」と言われる選手としては精神的なものが足りなかったと言いたいだけです。
そんなわけで、前々から4番新井を明言していた星野さんですが、
本当はヨシノブあたりにやらせたかったのではないかと思ってみたり。もしかはガッツね。
3番新井・4番ヨシノブ・5番稲葉あたりなら打てそうって雰囲気が出てたような・・。
まぁ、タラレバはいけませんが。


精神的・・・という話になった時、星野さんの「気合」や「勢い」といったフレーズを思い出しました。
どこかバカらしい話ではあるんですが、結構これも重要だと思います。
タイトルに付けた通り、日本は最後まで波にのれませんでした。つまり勢いがありませんでした。
準決勝の韓国戦を前に勢いをつけるような選手がいなかったことが非常に残念です。
星野さんの現役時代を見れば分かるように、星野さんは自分で勢いをつけられる人でした。
今回のメンバーでそんな選手がいたでしょうか。
俺の意見ではありますが、その役目を任されていたのがダルと上原だったように思います。
で、そのダルがキューバでこけました。これが誤算の2つ目。
キューバでこけていなければ、
後々の話になりますが、ソフトの上野選手のような役目をダルにしてもらおうと思っていたはずです。
準決勝・・・もしかすれば決勝まで。(←さすがに2戦連続はないか
今思い返せば、あの時キューバを叩きのめしていれば勢いにのれたかもしれません。またタラレバですみません。
もう一人の上原に関しては、そういうタイプ(勢いを作れる)だという話だけにしておきます。
実際に他の投手では勢いを作るのは難しいと思います。


全てはキューバ戦から始まっていた・・・というのが俺の正直な感想です。
こういう短期決戦で勢いをつけることはかなり重要なことだと思います。やっぱ最初がなぁ・・・。



というわけで誤算が上記の二つ。あとは大きなミスが一つあります。
それは「采配」だと思います。ぶっちゃけて采配は本当に酷かったです。ありえません。
短期決戦で「気合」のある選手を・・・というのはいいことなんですが、まさかあれほど裏目に出るとは・・・。
星野さんのいいところであり悪いところだったかもしれません。
まぁ、岩瀬はないわ・・・という話は他所でも散々されているので割愛。
それで、すごく気になったのが本当に投手を10人連れて行ったのかという采配です。
通して見ていて、実際に8人くらいしかいなかったんじゃないか・・・?と疑うほど。
全戦のスコアを見たら確かに10人投げていました。岩瀬が出すぎなのか??
10人で頑張ったというには何か寂しい・・・。
あと、ちょくちょく見かけるんですが、岩隈を連れて行かなかったからという意見は非常にナンセンスです。
そもそも采配の問題なのに、誰がいれば、誰がいなかったからというのは違うと思います。
というか、岩隈が勢いを作れる選手だとは思わないので・・・・。


それにしても、上原を全然使わなかったなぁ〜。韓国戦で藤川のあとに上原ロングリリーフにしてもよかったのに。
他の人たちがどう思うか知りませんが、上原なら打たれてもしょうがないと思えました。
成績はどうあれ、少なくとも日本投手陣の顔ですからね。上野が打たれるなら・・というソフトと一緒。
まぁ、そんな俺はG党です。すみません。


まだ言いたいことがあるので、もう少しお付き合い下さい。
4位という結果ではありましたが、オールプロで臨んだんだから金メダルで当たり前という考えはおかしいです。
例えばキューバはアマチュアとはいえ、ほぼプロです。大リーグでも通用する選手もいます。
アメリカにしても大リーガーはいませんが、
そもそも日本のプロ野球に来てくれる外国人選手のほとんどがアメリカ代表のような選手なんですよ?
助っ人外人って3Aから来てくれてますよね?そんなチームなんですよ、アメリカは。
韓国は・・・・・どうしてああまで猪突猛進できるんでしょうね。逆にすごいですよ。
前しか見えてないせいで迷惑を被っているのは別の話。
そういえばスンさんが日本のファンに対して「打ってゴメン」と言ったらしいです。
初めて彼が好きになれそうです。2軍での生活になりますが頑張ってください。



というか、そもそも投高打低になるのもおかしな話なんですよねぇ・・・。
わざわざ投手を10人に減らしてまで打者を選んできたのに。
よくよく考えると捕手が3人というのは普通なのかな??
まぁ、本当は阿部をDHのみでという考えだったのかもしれませんが・・・。
阿部が打てないのと、キューバ戦での里崎のバント失敗が痛かったなぁ〜。あのバントミスは本当にガックリきた。


打低になる理由もわりと分かりやすいんですが、ようは勉強しなきゃ日本人は打てないんですよ。
来た球を打つような外国人バッターと同じことができないわけです。
そうなってくると、日本代表のスコアラーが頑張った・・・というのは期待できないしなぁ。
まぁ、しょうがないです。



というわけで、やはり采配に問題がありましたかねぇ。
まるでペナントを戦っているような選手起用だった気がします。
あと、決勝に行くことを前提ともしていたかもしれません。行くための過程が大切なのにね。
本来ならダルと心中するはずだったのに、決勝のためにと準決勝でダルを使わなかったしね〜。
こんな状態でWBCも星野さんで・・・という話もあるらしいですよ?
悪い監督ではないと思いますが、やめといた方が無難だと思います。
一度、野村さんにやらせてみたいと思うのは俺だけですかね。ええ・・・、まぁ、俺だけですね。


とりあえず、選手の皆さんお疲れ様でした。
監督が「敗因は自分のせい」と言っている通り、選手は頑張ったと思います。
というか、敗因なんて聞かなくても誰のせいだったかは分かります。メディアもいちいち聞くな。



2016年にソフトが見たいと思える内容だったのに対して、
無くてもいいんじゃない?としか思えなかったのが残念でなりません。
こうなると後に引けなくなったプロ野球。俺としてはオールアマでいいと思うんですが・・・。
もしくは復活無しでもいいなぁ。
サッカーにしろ野球にしろ柔道にしろ男は散々な結果となった五輪でしたね。そんな中で北島はよくやったよね。
五輪も残すところあと1日。後味は悪いですが色々と楽しめました。
とにかくお疲れさまです。


これだけ頑張ってきた全選手に対して敬意を表します。
こんな選手たちを蔑むような発言をする人を少なくとも俺は軽蔑します。
次の五輪も期待してます。


・・・・って、野球のカテゴリーなのに野球の話題で終わってませんね。


というわけで、
「岡田監督“JFK解体”やっと決断」
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=npb&a=20080823-00000009-ykf-spo
去年も一昨年も投げさせすぎたんだと思います。人に責任を押し付けるのはどうかと思いますが・・・。