僕と結婚して3人目の女になってよ「ハレ婚。・第1巻」



僕と結婚しないか?

俺だって結婚してーよ!!(ブチ切れ)
いい加減、親から「そろそろ・・・・」と言われる年齢になって辛いです。いいですよねぇ、漫画のキャラたちは。不幸せ物語でもなければ幸せな未来を過ごしたりするんですから。あーあーあーあー何も聞こえなーい。




デリバリーシンデレラのNON先生がやってきた

講談社ばかり読んでる人間だとよく思われるのですが、ふっつーに色んな雑誌の作品も読んでます。デリバリーシンデレラも読んでいました。べっ、別にその手の話が好きだから読んでたわけじゃないんだからね!NON先生の絵が好きで読んでたんだからね!!
・・・・というわけで、ヤンマガにNON先生がやってきて超嬉しかったです。しかもテーマが『結婚』なわけですよ。「ハレ婚。」、超面白いです。



残念主人公

デリシンでは芯の通った女の子を描いていましたが、今作ハレ婚。では、ちょっと残念な女の子を描いています。
主人公・小春は、東京で付き合った男が全員既婚者という女性です。もちろん奥さんがいることを知らずに〜ということらしいですが、全てが既婚者というのもとんだ確率だなぁと思います。普通はありえませんね(苦笑)。そんな小春が東京を離れ、地元に戻ったところ、実家は父親が病気+借金という状況に陥っていたり。
まさに踏んだり蹴ったりな状況ですが、父親のお店(喫茶店)を自分がやる!と志し、ここから好転・・・・すればそれはそれで面白い作品だったかもしれません。ただ、小春って結構残念なんですよねぇ。無鉄砲というか、楽観視というか。そのせいで、帰ってきた地元のこともよく理解せずあんなことに・・・・。







涙もろい人

さて、クソみたいな恋愛をして地元に戻ってきた小春。そんな彼女の転機となるであろう男・龍之介と出会います。小春の父親を知っており、小春のことも知っている(ただし、小春は龍之介を知らない)。涙もろいその男は小春の性格もよく知っており、「可愛いだけの女」とか「無覚悟な女って見苦しい」と言ってくれます。なお、見苦しいというのは、小春が父親のお店を何とか出来ると思い上がっていることに対してだと思います。もちろん全体的に見苦しいですけど。





・・・・という前提があり、冒頭の「結婚しよう」という状況になるんですけど、そもそもどうして結婚しようになるの!?という気もします。ただ、それ以上に・・・・







一夫多妻なんだよなぁ。



少し説明しておきますと、どうやら地元で新たな試みがなされているようです。



ひと家族四人までOK

全国的にも有名な試みらしいですが、小春は知らなかったそうです。そういうところがダメダメなんだよなぁ(笑)。
なんにせよ重婚OKという試み、結構面白いですよね。日本だとどういう家庭になるのか、そもそも小春という主人公が混ざれるのか・・・・。そうそう。重婚と言ってますが、正式にはハーレム結婚、通称ハレ婚と呼ばれています。現実世界の日本でもやってもらいたいところですが、非モテの俺には関係なかった。重婚どころか一婚すら難しい。はははは。
イケメンはいいよな、イケメンは!!!!(←龍之介に対する憤怒


ちなみに、小春は三番目らしいです。一番目はクールなショートカットのまどか。二番目はイケイケな感じで方言丸出しのゆずっぺ。この二人が既に龍之介の婚約者であり、小春が追加されそうになっています。
もちろん小春にとって、ただ結婚するだけではメリットはありません。なんと家の借金を龍之介が受け持ってくれるそうです。






龍之介、家を売る

家を売ってだけど(笑)。



何故龍之介が小春と結婚する気になったのか。借金(3000万円)を肩代わりしてまで結婚しようと思ったのか。それは今後のお話ですが、今の時点でかなり面白いです。多分、小春の性格によるところもあるでしょうし、なにより設定が面白いです。オススメですぞ。




2巻は来月ですぞ。