エルヴィン・スミスの覚悟のススメ「進撃の巨人・第49話」※ネタバレあります

○来月の表紙も進撃の巨人
諫山先生がジャンケン大会に勝ったわけですよ。個人的にはもっとマイナー作品作家さんに表紙を描かせたほうが面白いと思ってます。まぁ、進撃が表紙の方が売り上げ良さそうなので、編集部的には喜ばしいことだったのかも?ただまぁ、進撃表紙多いですよねぇ。年三回は確定(単行本発売月)。そして今回のジャンケン表紙。今年はトータル4回表紙です。いや〜、働きますな。アニメもあって忙しそうですが・・・。お疲れ様でござんす。
あと、アニメだゲームだグッズだなんだと多くの情報が載ってましたね。さすがに諫山先生も全ては把握してないんじゃないか?と思うレベル。バックさんはさすがに分かってます・・・よね?進撃ファンの皆さんも、どれだけ追いかけているのか気になります。俺は全然追いかけていません。ロー・・・ソン・・・?知らんなあ。漫画で手一杯ですよ、ホント。






○進撃考察本取り扱いのお知らせ



進撃大考察

とらのあなhttp://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/14/54/040030145460.html
COMIC ZINhttp://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=17462
上記の書店にて、夏コミに出した同人誌の取り扱いをしてもらっています。読まれた方は感想とか教えてもらえると嬉しいです。面白いと(俺の中で)噂の本です。一家に四冊くらいあってもいいんじゃないっすかね?まぁ、在庫もあるのでご友人にも紹介とかしてもらって、買ってもらってください。進撃をより面白く読めること間違いないです!(熱い自画自賛






○アニメの話とか
アニメの22話目を見ました。久しぶりにアニメでガツンとやられました。あれは・・・反則でしょ。辛い、辛すぎる。リヴァイ班が死ぬのは分かってたましたけど、あそこで出てくるのもペトラ父だけだと思いますやん・・・。まさか・・・ねぇ・・・。人が死ぬのは進撃世界では当たり前すぎて慣れました。しかし、待ち人がいるのは急に現実に引き戻されるわけですよ。このギャップ、この現実、どうしてくれるん・・・。
いやしかし、22話目みたいな追加演出はやばいですね。今後も追加あるのかな〜と思いつつ、あと3回くらいで終わるんですよね。こうなると、壁が壊れてアニメも絶望のまま終了って感じでしょうか。そのあたりの方がキリがいいかもしれませんね。

あと、最終話の上映会。ライブビューイングはチケット取れました。見に行くかは不明ですが・・・。ちなみに新宿です。見つけても殴らないでください。お願いします。






・・・というわけで今月の「進撃の巨人」。第49話目のサブタイトルは「突撃」。最近は、というよりずっとですけど、シンプルなタイトルが続いているような気がしますが・・・。おっと、それはそうと“49話目”ですよ皆さん。7×7ですね〜というわけではなく12ヶ月×4+1です。ええ、5年目突入です。進撃は創刊から休みなしでやっています。きっと5年目も休みなしで頑張るんでしょうね。諫山先生、ご無理をなさらずに・・・。






○堕天使降臨!



堕天使降臨!!

・・・はい、すんません。ちょっと言ってみたかっただけです。いやほら、顔の前くらいで手をクロスさせてるとそれっぽく見えませんか?え、見えませんか、そうですか。・・・残念。
エレンを連れて巨大樹の森に逃げていたライナーたち。調査兵団に追いかけられていることに気付き、逃げ出している最中です。鎧の巨人が走り、エレンを担ぐベルトルト、クリスタを強奪したユミルが一緒です。先月号では104期生の仲間たちが説得(と言う名の言葉の暴力だった気がする)に乗り出しましたが、もっと大きな目的を持つベルトルトは拒否しています。もしかするとベルトルトたちの方が正義なのでは?と思う部分も無くはないです。しかし、現状はライベルユミルvs調査兵団という構図が出来てしまっていますからね。敵は敵です。






○エルヴィンの奇策?秘策?



巨人を連れてきたエルヴィン

鎧の巨人は、現状考えられる全キャラの中でも最強のキャラクターです。多分、リヴァイであっても平地で戦えばタダでは済まないでしょう。そんな鎧の巨人が本気で逃げている。しかも素早いユミルもいる。そのままでは逃げられる。そんな場面にあって“巨人を引き連れる”という奇策を取ったエルヴィン・・・。
確かに鎧の巨人であっても多数の巨人を相手にしては厳しいでしょう。ユミル巨人、エレンゲも過去に多数の巨人に倒される結果となっています。それはきっと鎧の巨人も一緒のはず。しかし、これは紙一重の策です。何故なら自分たちも巨人に食べられる可能性がありますからね。奇策ではありますが、諸刃の剣でもあります。ただまぁ、さすがに危ないので距離を取ったようですが・・・。





エルヴィンが見せる覚悟

場所は平地です。立体機動装置も存分に使える場所ではありません。しかし、そんな場所であって、急に巨人に突撃しろと命令を下すエルヴィン。もちろん目的は“エレンの奪還”。巨人が鎧の巨人を襲うという惨状に一度は距離を取った・・・はずなのに突撃です。さすがのミカサも驚いています。コニーもジャンも“えっ!?”という顔をしています。当たり前です。ほとんど死ねと言っているようなものですから。
ただし、エルヴィンは本気です。彼は本気です。この後、腕を巨人に食いちぎられますが、それでも進軍を止めさせません。


進め!!

この場面、本当に好きです。片腕を無くしたエルヴィンが“進め!!”と叫ぶことで、及び腰だった全員が覚悟を決めています。なかなかに熱い部分を持っている人なんだなと思わされつつ、逆にこれくらいの覚悟がないと務まらないんだなと思わされます。
改めて言っておきますが、今のエルヴィンは完全に丸腰なんですよ。リヴァイがいない。リヴァイ班もいない。ミケもハンジもいない。彼は今、本当に信じられる仲間がいないんです。回りにいるのは若き調査兵団員と使えない憲兵団。あと、駐屯兵団もいますが、エルヴィンが今こそいてほしい仲間はいません。そう考えると、エルヴィンも大変だなぁと思うしか無いじゃないですか!!!






○エルヴィン好きの皆さんごめんなさい
片腕が無くなったり、覚悟を決めてたり、ススメと言ってたり。今月のエルヴィンは大変ですね〜。(←これが分かると、今回の記事タイトルの意味が分かります。○口先生リスペクト?)。
今月号でふと思ったのですが、巨人を引き連れるという描写はこれで二回目なんですよね。一度目は女型が索敵を混乱させるために引き連れてました。あの時も大混乱でしたが、今回もそれに負けないくらいの地獄絵図が描かれています。
・・・そもそもエルヴィンはどうやって引き連れてきたんでしょうね。とりあえず走り回って巨人が食いついただけ?それにしては数も多かったように思いますが。うーん、邪推か。例えばの話ですけど、エルヴィンの腕がまた生えてきたらどうしようとか思ってます。ええ、巨人化能力持ちだったらそうなりますね。巨人化能力を持つ巨人に群がる巨人がいるという前提があって、エルヴィンも同じだったとしたら?ちょっと思考が飛躍し過ぎたかもしれません。
というか、それが可能ならもっとエルヴィンって危機に陥ってますよねぇ・・・。


ところで、OUTSIDE攻は買いましたか?




読んでみると、キャラクターの誕生日が書いてあるじゃないですか!!何の気なしに見ていたら、一人だけ俺と同じ誕生日のキャラクターがいました。・・・エルヴィンです。エルヴィンと俺は同じ10/14生まれです。何か急に親近感が湧くと同時に、エルヴィン好きの皆さんに申し訳なく思って・・・。ごめんなさいね。本当にごめんなさい。トルドとエルヴィン、どこで差がついた・・・?






○ジャンが活躍してます



ミカサを救うジャン

エルヴィンが負傷し、鎧の巨人すらも逃げることが難しくなった戦況。もちろんミカサですらも気を抜けば死ぬ可能性だってあります。現に、エレンに夢中になっていたところを巨人に掴まれてしまっています。ミカサはエレンのことになると不注意が増えますよね。リヴァイからも念を押されていたはずでしたが・・・。
ただ、そんなピンチのミカサを救ったのはジャン。エレンを助けようとするミカサを助けたジャン。何か2つの矢印がかなり不毛なんですけど・・・。しかもジャンの救い方は・・・不格好ですね。しかし、これがジャンだよなぁと思ったりもしますが。まぁ、ミカサはこの戦いが終わったらお礼を言わないといけませんよ。それだけでジャンは相当舞い上がるでしょう。






○一方、ヒストリアさんは・・・



ヒストリアの初撃破

うわっ…私の初撃破、遅すぎ…?
おいおいおい、ヒストリアさんまだ巨人を倒したこと無かったんかい!!何かエレンでも同じような場面を見かけた気がしますけど・・・。まさか主人公を上回る遅さの調査兵団がいたとは思いませんでしたよ。まぁ、いつも守ってもらってきたんでしょうね。何にせよ、不名誉な肩書が消えてよかったね。


お前ら少し落ち着け

さて、ユミルの言葉を信じ、ユミルを助けるために戦っているヒストリア。自分がいないとユミルは殺されるからと言っていますが、コニーからは「落ち着け」と言われています。コニーからそんなこと言われる人たちって・・・。いや、逆にコニーが案外まともな思考を持っているということかもしれませんが。あ、アホじゃなかったんだね・・・。
何をするにしてもヒストリアの命を再優先にしているのがユミル。ぶっちゃけ自分の命がどうなろうと、ヒストリアさえ生きていればという考え方をしていますよね。とりあえず、ただただ戦場にいるだけではユミルもヒストリアも死んでしまうでしょう。言葉を聞いてくれそうなユミルだけでも救ったコニー、ナイスです。

それはそうと、クリスタとヒストリアという呼び名についてですよ。とりあえず、作中に合わせてヒストリアとここでは統一して書くようにしています。ユミルはクリスタが教えてくれた本当の名前を尊重しているためか、ヒストリアで呼び始めましたね。一方、調査兵団の面々はいまだにクリスタと呼んでいます。もちろんユミルとヒストリアの約束を知らないのもあるんでしょう。双方の呼び名が違っており、作中でも何か言及されたりするのかな〜とか思ってますが・・・。
読者的には慣れ親しんだクリスタ呼びの方がいいかもしれませんね。諌山先生やスタッフは何て呼んでるんだろう。






○勝因はゲスミン



エレンを連れて故郷に帰るんだ

というわけで、改めて故郷への想いを強くするベルトルトさん。エルヴィンの機転によりさすがに情勢は不利になってます。こんな状況でも変身しないのには理由があるのでしょうか。一度変身してしまったからか、大きすぎて逃げるには不向きだからか・・・。蒸気攻撃をしたら意外と目くらましになって逃げられるかもしれませんけどね。
昔は無口キャラでしたけど、ここ最近の彼はかなり饒舌になっているようにも思います。色々と溜めこみそうなタイプなので爆発すると大変そうです。





そんな彼に対し、挑発する・・・アルミン。







アニはユトピア区で







拷問を受けてるよ( ̄∀ ̄*)



( д) ゚ ゚ スポーン
だ、誰だコイツ!?俺の知ってるアルミンはもっと優しい男の子だっただろ!?死んだ両親や名前を付けてくれた祖父が泣いてるぞ!!!!
とまぁ、そんなわけで心を鬼にしたアルミンが“アニ”というカードを切ってきました。当たり前ですが、ライベルはアニが捕まったことを知りません。どうにかして合流できるとでも思っていたかもしれません。さすがに拷問されているわけがない、というか水晶から取り出すことができていない状況なので・・・。
拷問されてないのに拷問されていると嘘をつき、ベルトルトを動揺させ・・・








グッバイ、ベルトルト

とどめの一撃!!斬ったのはエルヴィン。俺と同じ誕生日のエルヴィン。さすが俺と同じ誕生日なだけあって、エルヴィンはさすがですよ(←しつこい
ただし、エレン救出に関しては、やはりMVPはアルミンでしょう。彼がベルトルトを動揺させなければ隙もできなかったはず。すごいぞアルミン!クズいぞアルミン!
まぁ、この後調査兵団が逃げ切ったとしても、この程度の傷では怪我を修復するでしょうし、拷問されてると聞かされたらアニを助けに行くかもしれません。意外とこれからの舞台はユトピア区かもしれませんね。個人的にはさっさとグリシャの地下室に行ってもらいたいですけど。いや、今回の被害を考えるとすぐには動けなさそうですけどね。






○悪魔の末裔とか・・・



悪魔の末裔が!

アルミンだかゲスミンだかクズミンだか分かりませんが、彼がベルトルトを煽った時にちょっと気になってた発言がありました。「悪魔の末裔」とはどういう意図があったのでしょう・・・。お前のかーちゃんでべそと同じレベルで言っていた可能性も否定できませんけどね。ちなみに天使の末裔なら知っている。・・・そう、ヒストリアだ。


で、ここからはせっかくなので(?)色々と書いておこうかと思います。余談に近いので、さらっと流してもらって結構です。というか、いつもこんなことばかり考えては、一人で違うわーとか言ってる寂しい野郎ですよ。
例えば、アニの父親って既に死んでいるんじゃないかと思うわけです。もちろん寿命で。彼らの住んでいた場所は故郷ではありません。もちろんアニの父親もいません。壁の外にある故郷こそが、ライベルアニの生まれた場所。で、何故アニの父親が死んでいるかというと、アニが回想で父親とやり取りしていたくらいの年齢で彼らは巨人化し、外(壁のある世界)へ行くことになった。もちろんそれは今の年代から見れば相当昔の物語。そのためアニ父は死んでいる。
ユミルも何十年も彷徨っていたそうです。そう考えると、巨人化能力のある人間は巨人化してからある程度の年数を生きているのでしょう。で、今月号で一番気になったのは「悪魔の末裔」という言葉。つまり、ベルトルトたちは悪魔と揶揄された人類とは別の存在であるということ。今現在起きている出来事全てが過去からの負の遺産のようなものであること。そんな気がするわけで・・・。例えばカバー裏の言葉を見るに、現在壁の中に住む人類は元々他所からやって来た人々なわけですよ。それもかなりの権力者が壁の中に移り住んだとあります。過去、壁の中に来た権力者たちの末裔=悪魔の末裔と見れば、色々と面白いのかなと思います。
改めて確認しておきますが、とある大陸(?)で人同士の争いがあり、巨人が登場した。生き残った権力者は海を渡り壁の中に入った・・・とカバー裏にはあるわけで。個人的にはその海を渡る前の大陸勢が現在やってきているのかなと思っています。もちろん獣の巨人がその勢力。彼らは巨人が発生した大陸にいるわけですから、巨人化させる何かしらの能力を持っていても不思議ではありませんよね。
そして、その大陸からライベルアニは来ている。大昔から来ている。2000年後あたりから来ていたらそれはそれで面白い。あと、グリシャの言う「巨人の扱い方は彼らの記憶が〜」ってのも、ライベルアニたちのように外からやって来た巨人に学べということだったのかも?と思うこともあったりなかったり。
そうそう。エレンを座標と言っている話なんですけど、そもそも巨人たちはエレンを探しているんじゃないか?という疑惑を持っていてですね・・・。今まで“南側に巨人が多い”と解説があったのも、実はエレンが南側にいるからこそ集まってきてただけじゃないか?と思ったわけですよ。そもそも、知性を持つ巨人にすら通常の巨人たちは群がりますし、前回の巨人の能力を奪うという発言も絡んでくるのでは?と思ってるところです。
何にせよ、穴の多い妄想ですな。これに加えて、夜にも動ける巨人、壁の中の巨人、東洋、思い返すだけで気になる事柄が多数あるわけです。いや〜、進撃の考察って難しいですね。






○そして衝撃の展開へ



お久しぶりです

なんでいるの!?
エレンを助け出し、ようやく逃げれるな〜と思った矢先、あの伝説の巨人が登場しましたよ。彼は・・・エレンの母・カルラを食べた巨人です。何故今になって・・・。



・・・とか思ってたんですけど、ハンネスの死亡フラグっぽくて怖いですね。あの時(エレンとミカサがヤバイ)の再現なわけですからね。生き残ってほしいものです。もしくは、エレンが巨人化した時のように、カルラが巨人化して戻ってきたらどうしようとか最初思ってしまったわけですけど。さすがにないよねぇ。







さすがに最後はビックリしましたね。最近のシンフォギア並のエンディングビックリですよ。思いつきを数字で語れるものかよ!(←進撃は特に関係ないです