アイドルにとって最高のファンであれ!「AKB0048宇宙で一番ガチなやつ!・2巻」



AKB0048シリーズ

以前にも書いたんですが(http://d.hatena.ne.jp/toldo13/20120825/p1)、アニメの「AKB0048」が講談社でコミカライズされています。少年少女漫画で4作品あるんですが、どれをとっても各々の面白さがあって楽しめます。手に取る機会があれば全部読んでもらいたいなぁと思うんですが・・・(宣伝)。まぁ、元の作品がAKB48の未来を描いたものであり、コミカライズ作品はアニメ年代とは違う時代の未来となっているため、アニメ作品を見ている方からすれば入りやすい設定かと思います。
ちなみに少年漫画としては、マガスペで須賀先生が描いている作品と、別マガで石坂ケンタ先生が描いている作品があります。今回は後者で、タイトルがAKB0048宇宙で一番ガチなやつ!」ええ、ガチです。ガッチガチです。




AKBのファンがいる

AKB0048という作品の最大の特徴は、AKBが“会いに行くアイドル”になったこと。そして、“芸能活動が禁止されている”ということ。現代のようにファンが会いに行く事はなく、宇宙的な違法行為としてAKBのメンバーが星々にやってきます。なお、AKBのメンバーは現代メンバーの名前を襲名していきながら活動しています。ありえそうな、ありえなさそうな・・・。
講談社によりAKB0048の4作品の内、ガチ版を除く作品は全てAKBのメンバーが活躍するお話になっています。もちろんガチ版でもAKBのメンバーが活躍するんですけど、自称ファンの男・カズヤも一緒に作品に参加しているのが特徴ですねぇ。どちらかとえいば一番少年漫画的な内容になっています。ある日、カズヤがマエダアツコに出会い、彼女と一緒に仲間を探しながら宇宙の真ん中を目指します。芸能活動を禁止する一派に相当妨害されながらも、1巻ではタカハシミナミ、2巻ではワタナベマユ(ロボ)と合流しています。





ファンに会いに行く

今年はあっちゃんの衝撃的な引退がありましたねぇ。その後でケツ出しでケチがつきましたけど・・・。彼女らにも色々とあるんでしょうが、偶像を守り切るというのは難しいんでしょうな〜。だからこそ!俺は!二次元に引きこもる!!!はぁ・・・漫画になったあっちゃん可愛い・・・。
ちなみに、このあっちゃんは23代目です。23代目マエダアツコです厳しい訓練を乗り越え、新しいマエダアツコを襲名しました。普段は何でもない女の子ですが、ライトが当てられた彼女は最強です。ファンもいればより最強になります。これは今のあっちゃんと同じですよね。基本的にはあっちゃんとカズヤの物語。カズヤが死にそうになったり、カズヤがあっちゃんに置いてかれそうになったり、カズヤが乗り物酔いで死にそうになってたり、カズヤが・・・って、カズヤばっかりじゃねーか!!
まぁ、本当は男がAKB0048の中にいることがどうなんだろうと最初は思ってたんです。ただ、作品のテーマとして、きっと“アイドルにはファンがいる”ってのを大切にしているんだろうと感じるわけで。AKBメンバーの魅力は落とさず、彼女たちをサポートする人間がいるぞ・・・と訴えかけてきます。カズヤだって、ぶっちゃけそれほど特別な人間ではありません。父親が多少すごかった・・・という経歴はあるものの、弱い上に弱い。そして弱い。だけど気持ちだけはすごく強い。ただただ、偶然にもあっちゃんに出会っただけ。経歴も強さも関係ない。応援したい人間がいれば、自分の生死を厭わずに頑張ろうとするんです。






ラスボスがオオシマユウコという衝撃

雑誌で読んでて、めちゃくちゃビックリしました。今ではあっちゃんは卒業してます。ただ、この2〜3年のあっちゃんvs優子という構図はあったわけですから。前田敦子を倒すためにAKBの反抗勢力となった大島優子。ちょっと予想外過ぎて驚きました。ええ、本当に驚きました。あー、そこで大島優子持ってきますかー!!って感じ。
まぁ、どうして反抗勢力、芸能活動を禁止している勢力に身を委ねたか・・・というのもしっかりと描かれています。そのあたりは買って読んでください。なかなかにいいお話です。というか、やっぱ大島優子だなー!と思いますよ。




しかし、もっと衝撃の展開が最後の最後に待っていようとは・・・。



あっちゃんが巨大化・・・おっと、これ以上は言えませんなぁ。ファンがいれば前田敦子だって巨大化する。これ、自然の摂理よね。



そうそう、やはり作者の石坂ケンタ先生は惑星のさみだれスタッフだったようです。予想は当たってました。言われてみると、確かにその雰囲気があったように思います。ただ、せっかくなので・・・オリジナルを別マガで読みたいなぁ。いつでも待ってます。




ファン・・・か。誰にだってファンって大切ですしね。よーっし、俺も講談社の前にいって応援の気持ちを込めてMIX打ってくるかー(邪魔です