祝!ましろのおと講談社漫画賞受賞・他「月刊少年マガジン・7月超特大号」

○盛りすぎだろ・・・



しゃる うぃ だんす?(出川声で)

ボールルームへようこそが面白すぎる。ボーイミーツガール、ボーイミーツダンスな作品ですけども、作者の竹内友先生自身がダンスを愛しているのがよく伝わってきます。ダンスの華やかさ、華麗さを出すための裏での努力、そしてキャラクターの魅力。良さを挙げればキリがありませんね。おっと、ダンス自体の魅力を描いているというのも忘れてはいけません。素敵な作品です。
とにかく主人公の多々良の性格が好きです。夢中になったら朝までダンスしていたという性格、意外と才能が眠っているというのが月マガ主人公らしいなぁと思っています。現在は赤城兄妹+雫のいざこざに巻き込まれて赤城妹・真子ちゃんとコンビを組んでいます。少し急造コンビではありますが、初めてのダンス大会。多々良がどんな才能を見せるのか、ライバルとなる赤城兄・ガジュと雫コンビにどうやって勝つのか楽しみで仕方ありません。なんにせよ、多々良の急成長が鍵になるでしょう。


盛り盛りっすよ!

急成長しすぎぃ!!
おおう、真子ちゃん詰めすぎやで・・・。まぁ、ちょっと気になるのは、ガジュと真子ちゃんのコンビを復活させるために多々良が踊っていることでしょうか。意外と多々良と真子ちゃんでいいコンビに見えるんですが・・・。そもそも多々良、兵藤、ガジュの男3人、雫、真子の女2人でバランス悪いんですけどね。今後新しい女の子が出てくるのか、結局多々良の正式なパートナーは誰なのか。気になります。






孫六が衝撃展開すぎる件



クビになりましてん

野球をしない野球漫画といえばなんと孫六ですよね!喧嘩6割、野球4割。しかも野球自体も喧嘩の延長。野球のギャグ漫画とかで野球しないのはたまに見ますが、喧嘩してるから野球描写ないって・・・。いやしかし、それすらも魅力なのが孫六でしょう。野球が読みたきゃ天のプラタナスを読めばいいんじゃないでしょうか。というか、大御所が野球漫画枠独占という雑誌もすごいなぁ。
・・・で、ワールドチャンピオンになった孫六。いや実際いつの間に?と思うレベルなんですけどね。女装したオッサンと喧嘩してたら、いつの間にか世界一。しかもMVP。なんだそれ・・・と思ってたら、銃撃された孫六。衝撃の内に孫六のメジャー挑戦編が終了していました。とか思ってたら、今月号では懐かしい面々が登場ですよ。高校編のメンバーとか何年前でしょう・・・。
しかしまぁ・・・カウボーイズをクビですか。あれだけの騒動を起こした孫六を引き取る球団がアメリカにあるとは思えません。ましてや日本の球団ですら、って確か孫六は日本球界に復帰できないはず。本当にどうするんでしょうね。まぁ、高校野球プロ野球、メジャーときたら世界大会しかないのかなぁと思います。それはそれで楽しみですけど、どうやって日本代表にもぐりこむのか、チームメイトがどう思うのかは楽しみです。いっそのこと、もうゴルフ漫画でもいいんじゃないだろうかと思ったのは俺だけでしょうか。






○源くんが勝ち組すぎて憎い
capetaでついにマカオが始まります。今月号はスタート位置を決定する予選でしたが、何にせよ層が厚すぎます。源の完璧アタックで5位。カペタも頑張って頑張って6位。他の選手が既にマカオを経験しているということを考えると健闘しているのかもしれませんが。
いや、何にせよカペタが源と勝負するというだけで胸が熱くなるじゃありませんか!!Fステ以来だったかと思いますが、終生のライバルが世界の舞台で戦っている。本当はF1で対戦できるのが一番いいんですけどね、曽田先生がどの様に今後を描くかも楽しみの1つ。カペタも源もF1に上げるのか。もしくは片方だけ・・・とか。まぁ、まずはマカオで結果を残さないといけませんが。



モナミは源を応援しています

まあああああしかし、源が憎い(←!?  モナミが彼女とかアリなんだろうか。F1を走ってもいない成長中の源とはいえ、美男美女カップルで成功者のメンタル持ち。ああ羨ましいなぁ。えーっと、ノブ・・・くん?モブくんだっけ?彼は息しているんだろうか。






四月は君の嘘がすごすぎて



響け

先月号から井川絵見の独壇場という感じになっている四月は君の嘘。とにかく”響け”という言葉が胸に来ます。先月号の演奏しながらの響けという連呼にも涙してしまいましたが、今月号の演奏ギリギリ終了前からの余韻たっぷりの響けも素晴らしかったですね。自分が見た”本当の有馬公生”にどこまで近づけたか。それは絵見の演奏を見た子供たちの目をみれば一目瞭然でしたね。


私もピアニストになりたいと思える演奏ができるようになりますか?

絵見は響いてほしいとは言っていません。響けと言っています。それだけ強く強く有馬公生という人間に響かせようとした上での言葉なんだと思うわけです。目指したのは”本当の有馬公生”の演奏であり、母親の言いなりとしてしか演奏しなくなった公生への喝入れです。気分屋と言われる絵見ですけど、観客を唸らせ喜ばせる演奏をした、それも公生の前でできたという・・・。ピアノの先生に、泣きながら「ピアニストになりたいと思わせる演奏」をしたいと懇願した絵見の想いはついに通じた・・・。先月号からあわせて6回くらい泣いてしまいました。


公生出陣

そうなってくると公生も立ち上がらざるを得ません。操り手のいない人形と揶揄され、若手のトップピアニストから目標とされ、観客からも忘れられない記憶として再び甦った有馬公生。まさかのテキトーな曲目選びには驚かされましたが、難解さの際立つ演奏ではなく、絵見が見たと言う本当の演奏にどこまで近づけるか。せめてかをりちゃんと見せた演奏ができれば・・・・。やばい!!このまま1ヶ月待ってとか無理すぎる。
しかし気になるのはかをりちゃんの体調でしょうか。あの薬の量はやばすぎるでしょ。そこまでして公生に入れ込む理由が不明だなぁ。絵見と同じなのか???気になります。






○祝!ましろのおと講談社漫画賞受賞



雪はじっちゃを背負ってる

ましろのおと講談社漫画賞受賞おめでとうございます!!!!
めでたい。非常にめでたいですね!!!鉄拳チンミ」「修羅の門」「風光る」「龍狼伝」「BECK」「遮那王 義経」「capeta」「DEAR BOYS ACT2」「Q.E.D. 証明終了」に続く10作目の月マガ系列受賞作となりました。というか月マガの受賞作って続きすぎだろ・・・。36回の内10作品というのはすごいなぁ。さすがは「最強月刊少年誌」なだけはあります。最強!最強!
受賞するには理由があるわけで、当然面白いんですが、実はまだ雪がコンクールで演奏をまともにしたことがないのに受賞してしまいました。今月の話でコンクール的イベントでの初めての演奏ですよ??ある意味、今月号の話から重要なんだろうなぁと思うんですけど、受賞しちゃうとかすごすぎますね。いや、逆に受賞で興味を持ってもらって、今月号に入っていけるのだとしたら羨ましいかも・・・。


さて、ついに雪の単独演奏が始まりました。団体戦では周囲を生かすような演奏に終止していましたが、単独演奏では・・・おじいさんの演奏が際立っていました。
あまりにも老獪な演奏のため、また、これまでの演奏者が華やか過ぎたこともあり地味な印象を与えてしまいます。もちろん審査員からはその凄さに驚きを持って捉えられていますけど、本当の雪の演奏を知る人からすればどこか物足りない様子。雪を使って松吾郎の音を引き出そうという目的も見え隠れしつつ、演奏しながら悩む?雪の答えが・・・来月見れる。



また・・・1ヶ月待つのか。楽しみでもあり辛くもあります。