感想

○コミック

スマッシュ!(3) (講談社コミックス)

この漫画って１巻や２巻を読んだ時にも思ったけど、マガジンで読んでいる時より読みやすいです。
どうしてなのか分かりませんが、ここらへんが咲マジックということなんでしょうかね？

少なくとも、よく感想で書かれている「恋愛とバドのどちらかにした方がいい」だとか「バランスが悪い」といったことはないですね。
実際、私が本誌を読んでてもバランスが悪いという印象があったんですが、単行本になるとそういうバランスの悪さを感じませんでした。

さて、３巻ですの内容ですが
翔太＆亜南が出ている大会の終了、優飛の過去、ライバル登場、先輩達との練習、優飛と付き合う
といったところでしょうか。

ちなみに２巻からの続きである大会は、翔太の実力が発揮され優勝へ。
切捨て練習をさせられていたと思われる翔太がここまでやるとは誰も思っていなかったでしょうね。
そういう意味では成長も見れて良かったです。
優飛をめぐって神尾さんというライバルが登場しましたが、
あんな下心まるだしの男に翔太が・・・・・って、翔太も下心が見え見えでしたっけ。
こりゃあ五分五部ですね、多分。

しかし、翔太のバドへの意欲の一つが優飛であるのと同様に、
優飛がバドをまたやりたいと思った原動力の一つが翔太なんでしょう。
この二人が離れるわけない・・・・というのは４巻のお楽しみということで。

それにしても、両親が亡くなるという事故からまたバドをやろうと思うことが出来た優飛はすごいですよ。
まだ自分を責めながらやっている感はありますが、翔太の力でもう一度楽しかった頃を思い出してもらいたいです。

ということで、翔太と優飛が付き合うことになったのは必然でしょう。
できれば美羽と亜南も・・・と思ってはいますが、まだ先でしょうね。

最初にも言ってますが、どうも本誌で読むと恋とバドのバランスが悪い感じがあります。
これに関しては、もう少しバドの技術的な部分を見せることが出来るのでは？という風に感じています。
それに、咲先生が前作で「地道な反復練習がバドを強くする」見たいな事を描いていたんですが、
まだこの漫画ではそういったバドの良さは見えてきていません。

やはり鍵を握るのは翔太なんでしょうが、翔太も始めっから能力高いもんなぁ・・・。

今後のこの漫画でもう少しスポーツ漫画らしさが出てくれば満点でしょう。
女の子も可愛いしね。今後に期待です。