笑顔で不器用な大冒険「まおゆう魔王勇者 外伝 まどろみの女魔法使い」



魔王と勇者でまおゆうです

今更話題にするのもおこがましいですが、「まおゆう」を知っていますか?

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

このやり取りから始まる一風変わった勇者と魔王の物語。ネット発の小説(と言っていいの?)で、紙媒体では原作小説やコミカライズがたくさん出ている作品です。ネットで読んだ記憶があるんですけど、ちょっと覚えていなかったり。あはは。ほとんどのまおゆう作品は講談社外ですが、実はシリウスで外伝をやっているんですよ。主人公は勇者でも魔王でもなく、勇者の仲間でもある魔法使いがメインです。これがまぁ面白い。
しかし、面白いという理由だけで今回取り上げようというわけではありません。実はGW中に漫画系サイトの人たちと麻雀をしたんですよ。そしたら3位になりまして!!で、各自が持ち寄った漫画等々を上位から景品として選ぶというルールであったため、まおゆう4コマを選ばせてもらいました*1。読んでみて、他社さんではありますが、改めてまおゆう面白いな・・・と。あと、俺って麻雀強いんだなと他の漫画系の人たちを見下す感じで、この喜びを自慢したいがために、まおゆうを選びました。麻雀に強くなりたい?じゃあ、まおゆうを読めばいいんじゃないかな?*2




まおゆう外伝

先述していますが、シリウス版のまおゆうは魔法使い(女の子)が主人公になっています。これがまあ〜可愛い!!モグモグ系キャラであり、常に眠そうな女の子。小柄な少女で魔法使い。これ以上何を望めばいいというのでしょう。


勇者のために頑張ります

まおゆうは魔王と勇者が戦う前に仲良くなってしまう〜というのが前提になっています。二人が手を組んでからのお話は有名なので割愛しますが、そもそも勇者は魔王のところへ1人で乗り込んでいるんですよ。残された3人(女魔法使い、女騎士、男弓兵)にとっては驚きでしかありませんでしたが、人間界へ戻る者もいれば、女魔法使いのように魔族の世界に残る者もいたわけで。
特に自分の暗い過去を明るくしてくれた魔法使いにとっては、勇者を追いかけるという選択肢しかありませんでした。本当はもう勇者は魔族世界にはいないんですけど・・・。単身残り、勇者のためにと強くなろうと世界を巡る。これがシリウス外伝の概要になります。



勇者を追いかけるぜよ

魔族の世界ということは、もちろん人間を快く思わない世界なわけですよ。立ち寄る場所で騒ぎを起こして(勝手に起きて?)は圧倒的な魔力で解決していきます。魔王手前のところで勇者と離れ離れになったため、装備は最強。魔力等々も魔王に打ち勝つためのレベル。そこいらの魔族たちでは相手にならないわけです。でも、彼女は自分をより強くするために旅します・・・。
非常にマイペースな旅ですが、それがいいアクセントになっているなぁという印象です。


旅のお供付き

過去の自分を見ているような敵キャラも登場(←かなりの魔法戦だったのでいい見所です)。魔法使いが何に決別してきたのか、何を支えにして頑張っているのか。いいとは言えない信念を持つ敵でしたけど、魔法使いを知る上では重要なお話でしたね。
あと、たった一人の旅に付いてくる魔物っ子(テンヨク族)もいたり。そのテンヨク族の少女がドタバタ珍道中にしてくれて、それをマイペースに解決している魔法使いがやっぱりいいねと楽しんでもらいたい作品です。


笑顔をくれた勇者のために女の子たちが頑張る。まおゆう作品を全部読んだわけではありませんが、一味違ったまおゆうだと思います。シリウスは原作アリの漫画が多い印象ですけど、作画の川上春樹先生を含めて、とてもいい題材を扱っているなぁと感嘆の声を上げてしまいます。熱いぜ!シリウス。まおゆうを知ってる人も知らない人も、オススメ。

あれ、そういえば件の麻雀大会で俺は何の景品を持っていったんだろう。う〜ん、忘れっぽくなったのか覚えていないなぁ。




・・・覚えていないなぁ。

*1:本当はゴ○ゴさんが持ってきたLayers;Gateが欲しかったよ

*2:チョーシのりすぎててすみません