恋忍の高本ヨネコ先生の才能は講談社の宝だと思う「ラブの華トラブル」

別冊少年マガジンで連載している「恋忍」高本ヨネコ先生が今月号の別マガで面白い企画をやっていました。その名も「ラブの華トラブル」。単純な話、同誌で連載しているラブプラス(Rinko Days)」「悪の華」「カウントラブルの3作品が今月発売されたので、その記念合同作品を高本先生がやったわけです。そして、その中身が酷い(良い意味で



まず何が酷いって高本先生が3作品を冷静に分析しすぎです。漫画家さんもかなり他作品を読むんだろうとは思いますが、ヨネコ先生はそこに自分なりの愛情を注いでいます。例えばラブプラス



瀬尾先生なら妊娠させる

・・・怒られないのかな(笑)。俺も瀬尾先生ならリンコ以外の2人とも付き合ってハーレムをやる気がするんですよ。だってあの瀬尾先生ですよ?そして、そんな読者と同じ目線で瀬尾版ラブプラスを語るヨネコ先生△。



もちろん合同企画なので、各作者さんも絵を描いてくれています。原稿を回したのか、イラストとしてもらったのかは分かりませんが、こんな素敵な企画に絵を提供してもらえるなんてヨネコ先生は愛されていると思うんだ・・・。



怖いよ仲村さん

なお、悪の華の作者でもある押見先生とヨネコ先生が対談をしています。これが結構面白いので必読です。進撃の諫山先生の時もそうでしたが、作者の方が言葉を語ると作品自体もより魅力的になるから不思議です。特に春日と悪の華の関係性が読み解けて色々と分かりやすくなった様な気がします。



そして、ヨネコ先生の本領が発揮されたのが「カウントラブル」です。恋愛漫画の歴史を変えた(これから変える?)ともっぱらの噂ですが、ラブの華トラブルではその歴史すら塗り替えました。



はきゅ(ハート)

カウントラブルの中からあえてささらを選ぶ勇気。ささらにエロいことをするとか胸熱です。
・・・とか思っていたんですが、ロリコンを対象にエロいことをするのって恋忍の時から変わってなかった。むしろ、ささらを選んだ時点でヨネコ先生のターンです。俺の中でささらに「はきゅ」とか言わせるセンスが大好きです。





ましてや・・・・












他作品の女の子で妊娠エンドとか極悪すぎるだろ!!瀬尾先生じゃないんだぜ??


講談社のギャグ漫画の中でヨネコ先生のセンスは群を抜いていると思うんだ。
別マガにはこの才能をもっと大切にしてもらいたいと思います。万人受けするとはぶっちゃけ思いません。そもそも読まれるまでに抵抗があるかもしれません。ただ、読めば絶対に面白いギャグ漫画家さんになると期待しています。


余談ですが、恋忍の2巻は発売されるか微妙なラインだそうで・・・。チャンピオンじゃないんだからwと思いつつ、編集部と色々とあったようです。これが本当なら無茶苦茶悔しい。本当の本当に悔しい。マイナー雑誌だから売れる売れないに敏感になるのは分かるんですが・・・。人を楽しませる作品だという大前提があると思うんですがね。そこらへんどうなのよ、編集部。だから恋忍の2巻は絶対に発売してよねっ(ツンデレ風)。
さすがにこの話をしようとなると、ちょっと話題が逸れすぎになるのでこれ以上は割愛です。何にせよ、万が一2巻が出なかった場合には、1巻以降のお話は作者さんの公式HPで読めるようになるらしいので安心・・・なのか???


ヨネコ先生のセンスは講談社の宝だよ!!ラブの華トラブルを読んで確信しました。恋忍がもうそろそろで終わるらしい話も出ているそうなので、次の作品なんかにも期待してみたり。まずは来月の恋忍が楽しみです。