100万部売れてる巨人が週マガに進撃してきた件について

週刊少年誌が4誌あるわけですが、今年は週刊少年マガジンの年だったなと自信満々に言えるのが嬉しいです。どんだけ面白いんだ・・・。今週はネギまだけお休みでしたが、それでも突き抜けた面白さでした。ぶっちゃけ、260円が安く感じるというか・・・。1000円取られるんじゃないかとビクビクしてレジに向かった次第です。

今月はついにAKB49の第1巻が発売されます。




好きな女の子のために自分からAKBの研究生入りして、今ではいつのまにか研究生のセンターを取ったというAKB物語。しかし、漫画としてはこちらの斜め上行く面白さ。週マガでワクワクとかドキドキとかク○ニしろーとかありましたが、身震いする作品はそうないです。まずは秋元康のかっこよさに惚れろ。そして主人公の熱さに泣いてください。


注:男の子です

チームKにアンダー(代役)で入ったのですが、一人だけ足手まといになり泣く主人公。研究生の皆に送り出せれたにもかかわらず、AKBの壁に敗れて泣くんですよ。女装してますが、男泣きしてます。

そもそもAKB48についてそれほど詳しいわけではありませんが、彼女たちも初期から並々ならぬ努力を重ねて今の地位にいるらしいです。それを体現するかのように、この漫画でも泣いて笑っての繰り返しの物語です。AKBが好きな人はそのまま、そうじゃない人も漫画として面白いので是非是非読んでみて下さい。今年1番のオススメ作品です。




さて、今年1番のオススメがAKBなら、今年1番話題になった、今年1番買って当然じゃないかと思う作品といば侵略進撃の巨人です。そんな進撃の巨人が第3巻発売にあわせて、週刊少年マガジンに出張してきました。



2巻で100万部突破!!

別マガというマイナー雑誌で、アニメ化もせずに本当に漫画の力で勝負した作品って講談社の中でそれほどありません。しかも作者には実績も何もない状況で・・・。
「各誌・ブログで大絶賛」とありますが、その大絶賛ブログとお友達になりたいものです。そして、進撃の巨人について語り合いたいなぁ。


そんな進撃の巨人ですが、週マガ出張版といえばリヴァイ兵士長物語が思い出されます。本編では一度も登場したことがなかった時期に人類最強の兵士として週マガで取り上げられました。掲載時は今ほど有名ではなかったので話題にはなりませんでしたが、今ではあまりのかっこよさに失禁しそうなレベルです。リヴァイ兵士長は主人公のエレンが憧れる調査兵団、つまり壁の外の世界を探る部隊に属しています。壁の護衛をする駐屯兵団、王を警護する憲兵団、そしてリヴァイ兵士長が属する調査兵団のどれかに必ず兵士は属します。この3つの中で最も危険な部隊となると、やはり調査兵団だと思います。そこの最強ということは、まさに人類最強です。

で、今回の出張版もそんな調査兵団のお話でした。
調査兵団として活動していたイルゼ・ラングナーが調査中に巨人と遭遇し食べられてしまうまでを描いています。自ら気付いたこと、感じたことを常にノートに記し次に繋げようとしているのですが、これはは調査兵団の必須義務なのでしょうかね。巨人がわざわざノートを破るようなことはしないと思うので、食べられる直前までノートに何かを記していくことは非情に重要かもしれません。


そして、そんなイルゼ・ラングナーが発見した最大の出来事。それは・・・・







巨人がしゃべった!
巨人ってしゃべっ・・・・・・ええええっ、しゃべれたの???


ちょ、ちょっと待ってください。巨人が喋れたこと以上に、そんな重要な出来事を週マガ番外編でやるかね。本編とは関係ないところでやるかね。初めて読んだ人にとってはどれだけ衝撃的な出来事か分からないと思いますが、俺の中ではイトカワから帰ってきたはやぶさのカプセルに微粒子が発見された並に驚愕の出来事なんですけど・・・・。心臓が止まるかと思ったわwww
週マガでこれをやる意味がどこにあるんだと思いつつ、普通なら紹介漫画じゃないのかと思うわけで。で、それを無視してもやはり巨人が言葉を話した事実は驚きです。口にした内容は以下の通り。



ユミルのたみ
ユミルさま
よくぞ・・・(ここでイルゼに平伏する巨人)



で、ユミルって何ぞやということでWikipediaにはこう書いてありました。

北欧神話に登場する巨人。
ユミルとは北欧神話『スノッリのエッダ』に出てくる原初の巨人。彼はまたアウルゲルミルとも呼ばれる。
『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』の語るところでは、ユミルはギンヌンガガプの、ムスペルヘイムの熱とニヴルヘイムの寒気がまじわったところで生まれ、原初の牛アウズンブラの乳を飲んでいた。
ユミルの身体の各所から何人もの巨人が産み出された。その中には頭が複数ある奇怪な姿の巨人もいたとされている。
あるとき、最初に生まれた神ブーリの息子ボル(ブル)が、ユミルの一族である霜の巨人ボルソルンの娘ベストラと結婚し、オーディン、ヴィリ、ヴェーの三神が生まれた。巨人達は非常に乱暴で神々と常に対立していたが、巨人の王となっていたユミルはこの三神に倒された。 この時、ユミルから流れ出た血により、ベルゲルミルとその妻以外の巨人は死んでしまった。
三神はユミルを解体し、血から海や川を、身体から大地を、骨から山を、歯と骨から岩石を、髪の毛から草花を、睫毛からミズガルズを囲う防壁を、頭蓋骨から天を造り、ノルズリ、スズリ、アウストリ、ヴェストリに支えさせ、脳髄から雲を造り、残りの腐った体に湧いた蛆に人型と知性を与えて妖精に変えた。
「ユミル」の名は、インド神話に登場するヤマ(閻魔大王)と同語源である。H.R.エリス・ディヴィッドソンはその上で、彼の名を「混成物」「両性具有」と理解することができ、1人で男性と女性を生み出し得る存在と考えることができ、さらには人間と巨人の始祖ともみることができるとしている。

おいおい、ついに北欧神話まで出てきちゃったよ・・・。
どうも北欧神話にあるユミルとは巨人の生みの親のようです。そこから読みきり版の巨人が平伏した理由がなんとなく見えてきますね。
また、ムスペルヘイムの熱とニヴルヘイムの寒気とはそれぞれ南と北からもたらされるものでギンヌンガガブという巨大な裂け目でぶつかりあうそうです。そのぶつかり合った結果、発生する毒気からユミルが誕生したそうです。ユミルがさらに生み出した巨人は霧の巨人と呼ばれ、進撃版巨人が蒸気と共に消えていく部分に似ています。「混成物」「両性具有」という部分も進撃版巨人に似ています。
また、ユミルが解体された後、ミズガルズを囲う防壁を・・・とありますが、ミズガルズとは人間の住む領域のことだそうです。おいおい、進撃の巨人の壁ってまさか・・・。ノルズリ、スズリ、アウストリ、ヴェストリとは北南東西の意を持つ巨人たちであり、もしかすると進撃の巨人にも固有で出てくる可能性もありますよね。奇怪な巨人=奇行種??といった部分も気になるところ。


大変申し訳ないんですが、こういった神話には全然疎いためいいか悪いかなんて判断がつきません。もし詳しい方がいれば何か教えてください。



そして、そんな大事件に遭遇したイルゼも最後は乱心した巨人に食い殺されます。しかし、その意志はリヴァイに引き継がれます。



リヴァイ兵士長のかっこよさは天に響き渡るわぁ。

正直、この事件が壁の中の人たちにどう受け止められるかは想像もできません。むしろ王政府に握りつぶされるのではないかと思う部分もあります。
それと少し気になったのは、最後のページでイルゼのジャケットが何故か落ちていたんですよね。リヴァイたちが遺品として拾っていくんですが、巨人って服は食べない主義でしたっけ?脱いだ、脱がせたような描写はなかったので・・・。たいして重要ではないと思いますが、とりあえず・・・。




あと、最後に明日発売の別冊少年マガジンを買いましょう!!!という宣伝だけ。




全プレで巨人フィギュアがもらえるぞ!!
全高20cmとかwwwこれは欲しいね!!