進撃の巨人は別冊マガジン最大の衝撃だ!

別冊少年マガジンでは主にファンタジー作品が連載されています。有名どころで言えば雷句誠先生のどうぶつの国、新人では例えば山田瑯先生の蓬莱ガールズなどがあります。全体的に攻めた構成になっており、他の講談社月刊誌には無い冒険の旅が詰まっています。そんな中で一際目立つのが諫山創先生の進撃の巨人です。


進撃の巨人は、突如として人類の前に現れた巨人との争いを描いた作品です。争う理由は何か?ちょっとしたいざこざ?宗教的な違い?いやいや、もっと単純な理由です。それは「捕食」です。より簡単に言えば巨人は人間(俺たちサイズ)を食べます。自然界でライオンが草食動物を食べるように、大きな魚が小魚を食べるように、巨人は人間を食べます





ハロー^^ 僕、巨人で〜す

何といっても巨人のフォルムが気持ち悪いですね。編集部にフィギュア化を希望した人がいるとかいないとか・・・。
お話はエレンとミカサという二人の男女の物語として進んでいます。人類は巨人を倒すべく「調査兵団」と呼ばれる軍を組織し戦っています。そんな調査兵団に憧れるエレン。そしてそんなエレンを心配するミカサ。その二人が巨人という理不尽な生物に対し生きていく様が描かれており、先月号ではかなり衝撃の展開でした・・・。



さて、そんな進撃の巨人ですがついにマガジン本誌に進撃してきました。先に時系列を書いておきます。


巨人が現れる

巨大な3重の壁を建造し100年間の安全を築く

巨人よりでかい巨人が登場し外側の壁破壊

2番目の壁破壊←週マガ読みきり版と同じ時間

エレンが・・・

本当はエレンとミカサを中心とした話のつくりをしているんですが、読みきり版ではより巨人の異形さが際立って描かれています。もちろんその中にはエレンたちや調査兵団の人たちまでが登場。


左:調査兵団の英雄/右上:エレン、右中:ミカサ

なお、別マガではエレンやミカサも調査兵団に入団しています。しかし、この調査兵団の仕事は超大変です。巨人1匹倒すのに何人もの団員が犠牲になり、その生存率は3割を切ります。というか普通に戦っても勝てません。数少ない弱点が首なんですけれど、そんな危ないところまで踏み込むだけでも大変です。


最強戦士リヴァイ兵士長の妙技



週マガでの読みきりはかなりインパクトがあったように思います。俺としても昔ながらの月刊系講談社雑誌の良い系譜を受け継いでいて好きな作品だったりします。また、ワーキャーする話だけではなく伏線も多くて先が気になりますし、毎号毎号の衝撃的展開に驚かされます。ちょっと興味を持った方に少しネタバレ(週マガでも書かれてたからOKだろう)しておきますと、エレンが食べられます。ずっと主人公だと思っていたのに食べられます。そんなところで先月号は終わっているので、もうすぐ発売される別マガが楽しみで仕方がありません。


あと、伏線として気になっている事柄としては、どうやって100年前に巨大な壁を作ったのか?ということです。ほぼ杞憂な気もしますが、壁を作る暇があったのか?人類にあれだけ大きな壁を作れたのか?そのあたりが気になります。勝手な仮定ではありますが、巨人が壁を作ったんじゃないかと予想してみたり。なかなか知能もあるようなので、人間ファームを作ったのだとしたら・・・・・。ちょっと恐ろしくなりますね。あとは、エレンとミカサの関係(兄弟ではないみたい)や第1話でエレンの父親が見せようとしていたもの等々の謎が残っています。。



いきなり読んで話についていけるかは分かりませんが、その圧倒的な勢いに驚かされる可能性が高いです。まずは手にとって読んでみてください。進撃の巨人・・・・・・まさに衝撃です。