アジア杯準々決勝 対オーストラリア

○メンバー
GK 川口能活
DF 駒野友一
DF 阿部勇樹
DF 加地亮
DF 中澤佑二
MF 遠藤保仁
MF 中村俊輔
MF 鈴木啓太
MF 中村憲剛
FW 巻誠一郎
FW 高原直泰


交代
加地→今野泰幸
巻→佐藤寿人
ケンゴー→矢野貴章



○途中感想
時かけを見させてくれ・・・。




○PK


オーストラリア−日本
キューウェル×−◎中村
ニール×−◎遠藤
カーヒル○−◎駒野
カール○−×高原
カーニー○−◎中澤


○総括
やったー!!!!!
久しぶりに面白い試合を見た!!オシムになった日本代表の試合で一番面白かった!!!
川口ありがとー!!


今日の感想はものすご〜〜〜〜〜〜く長いけど、いいこと書いたと思うのよさ。



某テレビ局も、映画をやるためにサッカー終了時間頃まで遅らせていた感がありましたが、
結果としては終了時間を大幅に過ぎて延長、PKまでいきました。
おかげで映画のほうも半分終わっていました。
しかし、それでも見ていて飽きなかったので良かったですが・・・。
久しぶりに見ていてドキドキしましたよ。



試合のほうですが、相手が今年からアジアにこんにちわなオーストラリアでした。
元々、オーストラリアはアジア枠ではないんですが、オセアニアってW杯出場に結構不利でした。
前回のドイツもウルグアイとの接戦での出場決定でした。たしかPK戦だったはず。
ちなみに、前回大会でようやく2回目の出場だったんですよ。
オセアニアが0.5枠しかないばっかりに、強豪であるはずのオーストラリアが出辛い状況が出来上がってました。
そこで、オーストラリアがアジアで出させてと言い出してこうなりました。
まぁ、自分達も同じ立場だったら言うだろうね。


しかし、困ったのはアジア勢。
ビドゥカキューウェルといったヨーロッパで活躍している奴らがたくさんなチームとやりたくはなかった。
日本もドイツでフルボッコでしたしね。
今回は勝ちましたが、次回の南アフリカ大会に向けてまだまだ恐ろしいです。
他のアジア勢を見ていれば、このままの日本なら次回も出場できそうだとは思っていましたが、
オーストラリア相手だとまだまだ未知数ですよ・・・。
くわばらくわばら。



さて、今日の試合の話ですが、「個対群」がキーワードでした。
ドイツの時からチームが変わっていないことを考えると、オーストラリアの戦い方はほとんどゴリ押し。
メディアでも散々言われてますが、ビドゥカに当ててから攻撃が始まります。
逆を言えばビドゥカを抑えれば勝てるんですが、上手すぎるんですよね〜。
日本で言うとワシントン級だと思います。


今日くらった1失点のように、毎回の攻撃が一撃必殺みたいに攻めてくるので本当に怖い。
攻められる度に点が入るんじゃないかとビクビクしてしまいました。
日本のように皆でたくさんチャンスを作るのではなく、数少なくてもいいから大砲をドンッと撃ってきます。
しかし、今日は日本が上手く攻めたと思いますよ。

それなのに、前任者ときたら・・・・。
いくら優秀な侍を集めても刀で大砲に一人一人立ち向かって勝てるわけ無いじゃん・・・・。


今日は日本のサッカーがこうなっていくよというのが見れた試合だと思います。
組織サッカーともブラジル的な個人サッカーでもない、本当の日本が見えたように思えます。



まぁ、結局大砲の一撃をくらったわけですが、今後のレベルアップとしては
「どうやってゴール前のファールを減らすか」「個人で負ける時はどうするのか」でしょうか。
この二つはず〜っと続くであろう課題だと思います。


しかし、前の試合のベトナム戦と同様に1点を入れられてからの得点力、精神力は良かったです。
冷静でしたね〜。
前々から言っていますが、本当に高原という選手はすごいよ。
誰だよ、ドイツからのお荷物って言ってた奴は。あの場面で決められるのはすごいよね〜。
来シーズンもきっとドイツで活躍すると思います。
ただ、ケガには気をつけてね。エコノミー症候群とかもね。



さて、今日のオーストラリアは面白い試合展開をしてきました。
ビドゥカキューウェルという交代をしてきました。
どこか怪我とか体調が悪いのかとも思いましたが、
もしかすると日本がしようと思っていた試合展開を崩そうとしたのかもね。よくは分かりませんが・・・。


ただ、キューウェルが一人でもあそこまで日本のDF陣をかき回していたことを考えると、
二人とも出ていた時はとても恐ろしいことになったはず・・・・。
あぁ・・・、キューウェルビドゥカみたいに一人で何でもできる選手が日本にもほしいよ。


振り返ってみると、日本は途中から11対10だったんですよね。
それでも、あそこまで苦戦したのはやはりオーストラリアが上手かったからでしょう。
一人少ない、ベトナムの環境に慣れていない、というハンデがあってここまで戦ったんですよ。



11対11でガチ勝負になってたら・・・・。
あぁ、W杯予選が怖い・・・・。





まぁ、結果的に川口の活躍もありPK戦勝利でした。
というか、日本の嫌いな「引いて守る」カードを使われた時点でPKは予想できていましたがね・・・。


そういやここ3大会、川口がGKをやっていますね。
トルシエの時は楢崎が怪我、ジーコの時も安定して使われていたわけではありませんでした。
しかし、この大会は完全にレギュラーの座を勝ち取っています。
う〜ん、アジア杯に強いねぇ〜。このまま次の試合も勝って欲しい。



総括的な話をここでしてしまうのもアレですが、ようやく日本のサッカーのベースが見えてきたように思います。
来年、再来年となるにつれてメンバーが変わることもあるかもしれませんが、
考えながら走るサッカーをやることには変わりないでしょう。





・・・・。




ようやく、今日の試合の詳しい反省ができます。
日本のベースができてると上で書いておきながら、多少今から批判します。
前の試合でも書きましたが、今の守備スタイルのままなのかどうかが気になります。
オシムは基本的に古くさいマンツーをメインで使っていたんですが、あきらめたのかな〜??
走りきるだけの環境(気温、湿度)になっていないこと、やり方を浸透させづらいことがやはり原因かもね。
アジア杯が終了して数ヵ月後の試合がちょっと楽しみだったりします。


守備のメンバーもトゥリオもいないことを考えると・・・・。
そういや、最初の頃ってトゥリオ&坪井だったのにね〜。俺は今の方が好きなんで出さなくてもOKですが。
ビデオで確認したらマンツーだった・・・orz
中澤も阿部ちゃんも頑張ってた。



攻撃の方は、やはり引く相手への引き出しがまだまだかなと思います。
体力的なものもあるんでしょうが、スピードアップした時に精確さに欠けますね〜。
崩すならもっと連動を考えてね。あと、もっとミドルを多くしてほしい。
できれば、2〜3回くらい速攻も見たかったかも。



実は何だかんだで遠藤主体のチームになってます。
オシム体制最初のころは全然ダメだったのに、ようやくといったところでしょうか。
どう動くべきなのか、どう動かすべきなのかを考えてプレーできてます。
今日は疲れていたみたいだけどね。
キーパー的意見ですが、コースをつくくらいなら思いっきり打たれた方が嫌です。



キーパーで思い出したけど、シュワルツァーがイマイチだった。
大きいだけだったね。
彼を使わざるを得ないということはオーストラリアはGKが育っていないのかも。
もちろんシュワルツァーも上手いには上手いんですが、
もう一つ先の上手さが見たかったです・・というのは酷な話か。*1



さて、結局今日はおいしくオージービーフをいただきました。
このままの調子で優勝してもらいたいものです。
「優勝=コンフェデ」という図式を考えると、日本にとってはかなり大きいです。
正直、3連覇云々よりもコンフェデの方が重要。そうメディアも言っとけよ。
オシムも常々強いチームと戦いたいと言っていますが、今の協会を考えると難しいでしょう。
それを、権利がもらえるというだけでかなりおいしい話のはず。
オシムも何だかんだ狙ってたりしてね。


最初の試合はどうなるかと思っていまいしたが、優勝できる可能性は一番高いと思います。
少なくともジーコの時よりはいいから・・・って、毎回これで締めているのが何か情けないなぁ。
長文失礼しましたよ。
読んでくださってサンクス。

*1:下手だという話ではなく、ファンブルが多少あったのが残念だってことです。