吉永寛子、アイドル伝説の始まり「AKB49〜恋愛禁止条例〜・46話」

1年ほど前からずっとももいろクローバーのファンです。そのももクロの1stアルバムが発売されました。4月まで6人体制でしたが、今では5人。それでも頑張っているももクロ入魂の1枚になっています。ライブでしか聴けなかった楽曲のオレンジノートが初の音源化されているのが一番嬉しいです。他もすごくいいよ!!




ここ最近メディアでも見る機会が増えて嬉しい限りです。本人たちが焦ってそうですが・・・。今年の残りはももクロに注目しておくといいかもしれません。要チェックです!!



ももクロというアイドル界のかぶき者が頑張っていますが、それと同じかそれ以上に最前線で頑張っているのがAKB48。そして、そんなAKB48を舞台にした週刊少年マガジンAKB49〜恋愛禁止条例〜がやっぱり面白い。



来週号は総選挙結果発表!!

いきなり来週の話になりますが、6月の初めに開催されたAKB49総選挙の結果がついに発表されます。今週号が46話ということで、48か49話目にやるんだろうなぁと思っていたんですけどね。今週号がちょうどキリがよかったというのもあるかもしれません。どうでもいいですが、俺の推しメンでもある岡部愛ちゃんに投じた7票がどうなっているか気になりますね。(←本当にやったらしい)
ちなみに来週号は水着回だそうです。愛ちゃんの水着が見れる!!!愛ちゃんのポロリが見れる!!!・・・と喜ぶのはいいんですけど、主人公のみのりが水着になれるんだろうか。それはそれで心配です。



さて、そんなAKB49ですが、本来のヒロインでもある吉永寛子がAKBを離脱する危機に瀕しています。というのも父親にずっとAKB48に入ったことを隠していたことが原因です。AKBに入ってから結構経つと思うんですが、それまで気付かなかったのかよ!と思ってみたり。



AKBに入るのが夢だから(初公演前)

そもそも浦山実が浦川みのりとしてAKB48に入るきっかけを作ったのは吉永です。緊張しいの吉永が失敗しないように支えようとして今のみのりが存在します。今では台風の目としてみのりが注目されていますが、そのおかげで吉永が全く目立っていませんでしたね。
AKB48が輝くのはファンがいるからこそ。そして、みのりは同じステージでAKB48を輝かせようとしている存在です。さらに、そんなみのりを輝かせているのが吉永なんですよね。彼女がAKBとしてアイドルとして頑張りたいという気持ちがみのりを頑張らせているわけです。本当は重要人物なんだよ!!


その吉永を辞めさせようとするお父さん。小さい頃から自分の言うとおりすればいいんだ!という頑固親父です。娘の将来を願ったからこその行動ですが、やりたいことくらいはやらせてあげてほしいですよ・・・。




公演中にやってきた父親に連れて行かれそうになり、とっさに取った行動が変顔でした。ピンクのランドセルがいいと言った娘に、赤にしろと言った父親。漫画を読ませるのをやめて勉強になる本を渡した父親。入りたかった運動部を反対した父親。大好きなAKBのDVDを捨てた父親。そんなお父さんに対して取った行動が変顔でした。



ぷくぅ

吉永の変顔といえば彼女の初公演を思い出します。初めての公演でふわふわしていた時の話ですが、変顔は初めて吉永がファンの前で行なったアイドルとしての行動です。言い換えれば変顔は吉永がアイドルとしての一歩目を踏み出した証なんです。その変顔をしたということは、吉永家の娘ではなく、アイドルとしてその場に留まることを決意した証なんです。彼女のこのほんの少しだけ振り絞れたアイドルとしての勇気をとても大切にしてもらいたいですよね。







AKBのために無茶をするけど、どこか甘い部分のあった吉永。そんな彼女も一皮剥けたかもしれません。この吉永脱落編の最初の頃に正規メンがアイドルには色んな苦悩があると言っていましたね。吉永もその山を越えて本当のアイドルとして一歩を踏み出せた・・・はず。彼女の今後の活躍に期待です。






○オマケ:今週の愛ちゃん



顔すら描いてもらえない愛ちゃん

そろそろ愛ちゃんメインのお話があってもいいじゃないですかー!!



許さない、絶対に許さないよー\(*`∧´)/ ムッキー!!

君はサックラーの夢を見れるか「GIANT KILLING」

なでしこジャパンがW杯で優勝しましたね。キャプテン翼からずっと続くW杯での優勝の夢を先に女子が成し遂げるとは・・・。前回大会を思い出しても優勝の可能性を模索してようやくってレベルでしたっけ。それだけなでしこも頑張ったということで。非常にめでたいです。
漫画がリアルにどこまで影響を与えるかは分かりませんが、キャプテン翼がサッカーというスポーツの楽しさを教えたのは確実だと思います。そして、「GIANT KILLING」はサッカーの楽しみ方を教えてくれた漫画だと思っています。そんなGIANT KILLINGことジャイキリも20巻に到達。1シーズンの物語であると仮定して、後半戦の序盤にいることを考えると40近くは行きそうですね〜。楽しみ。



モンテビア山形の佐倉監督

現在、世界ナンバー1のサッカーチームは?と聞かれるとバルセロナと言わざるを得ません。その対抗馬と問われれば、やはりレアル・マドリーになるでしょうねぇ・・・。そんなレアルの監督・モウリーニョはプロ経験がありません。しかし、モウリーニョの経歴は一流そのもの。様々な一流クラブを渡り歩き、その都度多くのトロフィーを獲得している名将。口を開けば問題が起きるタイプですけど、残した実績を考えると誰も何も言えないという・・・。
ちょっと長くなりましたが、20巻目のジャイキリでの注目は対戦相手の監督がプロ経験がないという点です。選手経験がないとダメなんてことはありません。必要なのは選手を動かせる能力と、チームを作れるだけの何かがあればいいです。モンテビア山形の佐倉監督、通称サックラーはその何かがあったということです。



サックラーと言えば達海と年齢も近く、オールスター戦で一緒に采配を揮った仲です。達海は日本代表にもなったことのあるサッカー界のスター、一方のサックラーはプロ経験のない無名人。どちらが優秀という話ではありませんが、やはりサックラーの苦悩は多いようで・・・。



選手経験がないと面白みに欠けるよねー( *´艸`)クスクス

小森という山形の選手の一言です。全員がこういった意見ではないですが、まぁ少なからずあるようです。
達海が監督としての最大の能力はモチベーターとしての才能だと思っています。もちろん自身の経験によって裏付けした戦略や、サッカーを楽しもうといった気持ちをチームに植えつけた能力も特筆すべきです。しかし、もっと重要なのは試合前に選手たちのやる気を出させる能力、モチベーターとして最高の監督だと思うわけです。
一方のサックラーは親しみやすさは一流です。それで人がついてくるかと言えば別問題。そんな状況下でサックラーは自身のサッカー理論を駆使して選手たちに能力を認めさせました。ぶっちゃけ達海に比べて1段階遠回りしているんですよ。チームに自身の戦術を植えつけることができる反面、我の強い強豪チームじゃできない芸当ですね〜。



マチュアとプロの差は?と聞かれたらどう答えるでしょうか。1つの回答として、和を持って勝ちを成すのがアマ、勝ちを持って和を成すのがプロです。結果が付いてきてナンボの世界がプロです。例えばサックラーくらいのサッカー好きって世界中にたくさんいるんですよ。プレーするのはヘタだけど、理論はあるという感じの人は確実にいます。それでも山形がチームとして成り立っているのはサックラーの下で勝ち上がったという事実。そういう意味ではサックラーの能力が稀有なものであるということ、さらには運を持った人間だったのかなと思っています。




俺の読み的中!

まぁ、それでもそれを上回るのが達海という男なんですけどねー( *´艸`)クスクス
サックラーが途中で戦術を変えるんですけど、それを読んでいた達海という構図です。惜しむらくはサックラーの山形が発展途上だったという点ですね。もちろん達海のETUも発展途上ですが、チームの方向性を中断期間に固められたというのが大きいです。試合の途中で戦術を変えるしかなかった山形というチームが惜しかった。本当に惜しかった*1。ただ、山形を一段階上に引き上げようとしたETUもさすがということでしょうね。



こうやって選手だけでなく監督も注目されるのっていいですね〜。サッカーがより楽しめます。どの監督がどういった考えを持っているのか、どういった戦術・サッカー観を持っているか。そういった部分を楽しむのもサッカーの魅力ですよ。
余談ですが、サックラーの喜びは半端ないものだと思います。漫画界で言えば、漫画好きがいつの間にか漫画原作をやってて大好きな漫画家さんと同じ雑誌に載っていたレベル。それで戦えているんだから本当に立派としか言いようがないです。サックラーにとってはまだ夢の途中のようですが、サッカー界に引き止めてくれた達海という男と試合ができているのは絶対に嬉しいでしょうねぇ。
なかなかサックラーと同じような経験はできないでしょうが羨ましい限りです。え〜っと・・・、講談社さんご連絡待ってます!!*2



*1:まだ試合結果は出ていません

*2:本当に連絡来たら土下座するタイプ

別マガ発の正統派ラブコメ「カウントラブル」



「私、実は今ノーブラなんですよ」

奇遇ですね、実は俺もノーブラ派です。君のいる町のちょっとした一幕ですが、これが週マガの恋愛漫画の看板です。親友がいつの間にか死んでしまう作品であるという時点で、先行きが不透明No.1な作品になっていますね。今月発売した14巻から雲行きが怪しいように見えて、実際のところ合コンで青大が柚希と再開した時点で・・・ねぇ?俺はこの作品の何も信じていない。
福島娘の明日香がものすごく14巻で献身的なんですよね。そして、ものすごく不憫。別の女とのデートで買ったプレゼントだと知らずに喜ぶ明日香。



15巻を手に取る勇気が出るか分からない・・・。



君町も昔は色んな女の子への気持ちに揺れ動く漫画だったのにね。付き合ってからも揺れ動いちゃダメだよ。その点、別冊少年マガジンで連載しているカウントラブルはいつでも通常運行で安心して読めます。



来て!

いくいくー(^o^)
カウントラブルは別マガで最も”けしからん”漫画です。内容はよくある感じのヘタレ主人公を後押ししてあげる漫画です。主人公の松代コータのところへやって来たのが”落ちこぼれ魔女っ子”ささら。ささらの使う”10カウント”と呼ばれる、指令をクリアして願いを叶える系の魔法によって好きな女の子へアタックを仕掛けます。女の子がめちゃくちゃ可愛いおかげで、とってもけしからん漫画になっていますが、ラブコメとしての王道は守っています。まぁ・・・つまりは上手くいってません。


メインヒロインの吉沢さん

ちなみに、ちょっと無口だけど不器用なヒロインの吉沢さんが超オススメ。才色兼備、だけど料理がヘタッピな女の子です。可愛いんですが、ちょっとキツイイメージを周りから持たれています。そこはちょ〜っと不器用さが出てしまっただけで、本当は皆とも仲良くしたいもどかしさを持った女の子なわけです。・・・てへっ。コータが好きなのはもちろん吉沢さんです。赤面No.1の吉沢さんが好きです。まぁ、これだけ可愛ければ当然だと思いますけどね。しかし、その吉沢さんの対抗馬でもあるコータの幼馴染のメーコも相当な破壊力を持ってます。


だにゃん

ブヒィィィィィィィ
何だこの生き物は・・・。ものすごく可愛いじゃないか。コータが吉沢さんのことを好きなのを知っていて、それでも諦められずにアタックする猛者です。正直、吉沢さんとどちらがいいとか決められないだけの魅力があります。吉沢さんが持つ奥ゆかしさもいいですが、メーコの積極性と報われない感も素敵。あと、メーコの方が巨乳なんですよ。そうなってくると、なかなか決められませんね。いやぁ、困った困った。



彼女を作るためにささらという魔女っ子がいるはずなんですが、4巻ではほとんど目立っていませんでした。役割的にはラブやん。しかし、実態は道具を出すだけのドラえもん。ただし、魔女っ子。恋愛ゲームで「何でささらが攻略対象じゃねーんだよ!!」と怒るポジションのはずなのに、ここまで目立たないと道具屋さんで終わりそうです。個人的にはもっとささらに頑張ってほしいんですけどね。
魅力あるヒロイン、積極的な幼馴染(巨乳)、魔法の力があったりラブい展開はもちろんコメ部分も完璧に押さえている作品です。最近のラブコメのように変に趣向をこらすのではなく、とりあえず詰めるだけ詰めましたと開き直った感がたまりませんよ。この漫画にハマるカウント10秒前って感じです。オススメ。



広之っていい奴だったんだね「少女ファイト」



少女ファイト特装版は封筒に入ってます

イブニングに連載中の「少女ファイト」の特装版が今回も良かった!!色んな作家さんが少女ファイトを描いてくれた同人誌とかがありましたけど、今回は作中キャラの小田切明が描いた原稿が付いてきます。原稿自体は8巻で明が描いているものらしいです。本当はルミ子が元気を出す力となった原稿(明が鉄男の知るところとなった原稿)を読んでみたかったところですが、なかなかどうして今回の特典原稿も素晴らしかったです。
惜しむらくは、少女ファイトの元世界が小学館で描かれているため、明と関わりのある編集部が”高学館”という名前だということでしょうか。せっかくだから・・・四季賞に出そうよ?とかいってみる。でも、よくよく考えたら明が出す=日本橋ヨヲコ先生だから四季大賞獲っちゃうね、あはは。



さて、最新8巻も色々ありましたが、何よりも広之&明がものすごく目立っていました。



いじめは嫌いなんよ(`・ω・´)

どの口が言ってんだ・・・。兄の智之のさわやかな性格とは違い、裏で暗躍するのが大好きな広之。三國家的にはバランスが取れているようにも見えますが、それに困らされる方の身にもなってほしいものです。まぁ、ほとんどの策略は全て失敗に終わってますけどね。年長者をナメちゃいけないよ。
で、まぁ自称いじめ嫌いの広之のこの一言が原因で、明の脱引きこもり計画が実行されます。いじめっ子じゃないなら引きこもりを更正させろ。・・・実に正論ですね。これがクリアできたら延友がお付き合いを考えてくれるとのことで、広之もやる気満々です。





引きこもりナメんじゃねーぞ(`・ω・´)オラオラッ
気弱なのに頑固な奴が一番やっかい。まさにその通り。ルミ子が小田切家登場以降は相当やわらかくなっていますが、ミチルがやってきた時から筋金入りでしたもんね。昔は親に怪我をさせる程でしたし、そんな簡単に家から出てくるほどこのミッションは楽ではありません。


まぁ、当然のように最後には明の脱引きこもりに成功するんですが、その過程での広之の言葉が好きです。



君のやる気を守るのは君しかいない

評価してもらうって大切です。大切ではあるんですが、見てもらう相手も重要なわけで。もちろん鉄男のように専門的な人間に見てもらうのもアリですが、完全に第三者な広之が冷静に「いいものだ」と評価している点も見逃せません。
毎日のように顔をあわせるために、隣の家を買って窓を開けたら顔が見れる状態にしました。腐女子歓喜・・・なのかどうかは分かりませんが、確実にお互いにいい影響を与えているように思います。明の漫画を読んで明を本気で外に出そうと思った広之。そしてその広之の言葉に動かされた明。
少女ファイトの本流ではありませんが、非常に男子部の話も良いですね〜。外に出た時の明が本当に”動いた”って感じが出ています。どうやって出したかは・・・まぁ読んでください。初めて広之という人間を見直した場面です。






だまってみとれや!!

怖っ(´;ω;`)
もちろん女子部も頑張っています。これまで黒曜谷、白雲山くらいだなぁと思っていたら、朱雀高校が対抗馬として登場しています。実は練の姉でもある真理が出られなかった春高決勝の相手だそうです。しかも監督はサラのお父さん!!
少女ファイトを整理すると、練と学の成長、唯の存在、明の漫画家への道、そしてキャプテンの鏡子とサラについての話が解決してませんね。特にチームの要でもある鏡子たちの話は、大会に勝つという点でも重要です。その問題の根幹となっているサラ父問題がついに出てきました。サラが鏡子を支える理由、鏡子がサラに気を使っている理由。色々出てきていますが、もしかするとサラ父はラスボスになるかも??(唯たちも捨てがたいけど)
特に昔の春高決勝で戦ったというのは大きいですよね。サラ父は人情を重んじるというよりは、完全な職業監督っぽいです。バレーに重要なバランスの良いチーム、練に言わせると個性のないチームらしい強豪。サラ父にいたっては黒曜谷のダメなところをぜーんぶ分かっていたり。鏡子もちょっと意地になって勝ちたいと言ってはいるものの、一筋縄ではいかない相手なのは確かです。


だまって見てろ!とキレたのはサラのためだったんですけど、黒曜谷も本当に誰かが誰かのために頑張れるチームにはなってますよね。



カギは・・・学?

2年の実力はよく分かっています。ただ、話的にやっぱり学がどうなるかってチームにとっても重要でしょう。もちろん話的にも・・・。
バレーの実力という点では全然まだまだですけど、才能も未知数ですし、何より練のやる気を出させる能力は特筆すべきものがありますよ。また、チームの中でも中心になりつつある気がします。頑張ってほしいものです。


いやいや、なかなか核心に近づきそうで近づいているのかどうなのか・・・。トラウマってわけじゃないですけど、過去話もほとんど出てきましたね〜。まだまともに話が作られてないのって、ユカだけじゃない?あるのかどうかも分かりませんけど。
何だかんだ皆頑張ってます。不器用なくらい真っ直ぐなキャラたちが頑張っているのを見ていると、逆に嬉しくなってきます。次回の話も楽しみですが、それと同じくらい特装版も楽しみだったりします。次は・・・なんでしょうね?期待してます。




あ、あと話とまったく関係ないですが、朱雀キャプテンの寺沼さんの清楚感がどストライクでした。

ついにスラムダンクを越えてしまったか「あひるの空」

今さらですが3月のライオン講談社漫画賞受賞おめでとうございましたー。マンガ大賞も受賞(進撃の巨人は惜しくも・・・)していますが、実に納得の受賞です。将棋を舞台にしていますが、なかなか厳しい世界だと聞いています。その将棋の世界にのめり込み、それ以外の世界には結構無頓着な桐山くん。そんな主人公の桐山くんのちょっとずつな成長がいいですよね。
そういえば最新6巻は読まれたでしょうか。ヒロインのヒナちゃんが5巻からイジメにあっています。学校生活にイジメは付きもの・・・だなんて言いたくはないですが、ヒナちゃんがイジメられるまでの過程を考えると辛いものがありますね。俺は許したくないネタでしたが、とりあえずヒナちゃんの担任がクソでした。協調性がないのと協調しようがないのは全然違います。そこはまぁ・・・桐山くんに頑張ってもらいましょう。誰かの支えがあるって大切ですよ。




二階堂よ永遠に・・・。





学校生活の中で大切なものの1つは友情ですよね。しかし、その友情がこじれるとイジメみたいなことが起きます。昔はイジメる人間なんてヤンキーみたいな奴らがご定番だったように思いますが、今ではふつーの人でもイジメる側になっています。だからこそ言いたい。・・・イジメかっこ悪い。



バスケやらせてください

週刊少年マガジンで連載中のスポーツ漫画あひるの空でもそんなイジメ問題が取り上げられていました。作者の日向先生も「イジメで部活を辞めてしまった」というお手紙をよく貰うそうです。俺は中高とサッカー部に入っていましたが、部活ではあまりそういったイジメは見たことなかったですねぇ。ただ、クラスにあるイジメも部活にあるイジメもそう変わらないでしょう。日向先生も言っていますが、なかなか無くならない気がします。
主人公の空たちが現在試合している相手、霞川崎のキャプテン牧野くんが昔イジメられてました〜って話だったんですけどね。先輩にイジメられ、先生からも無視され、でもバスケがしたいと諦めずにコツコツと努力していました。音を出して練習すると怒られるからと裸足で深夜練習もしていました。


小さくて大きな裸足の闘志

牧野くんがすごく健気。牧野くんは健気萌え。
小さくても凄い奴(=空)を見て、頑張れば努力すればと1年間イジメに耐え、こっそりと練習をして身につけたDF能力。あまりバスケには詳しくありませんが、そういった能力って才能以上のものが必要そうですよね。
先の土下座は、1年間我慢してようやく試合に出られそうな舞台を先輩たちが奪おうとしたため。どんな酷いことをされたとしても、バスケを奪うことだけはやめてほしいとした土下座。某スラムダンクでもバスケがしたいと言った場面がありましたけど、それとは全然違う場面です。奪うって行為は本当に最低です。



「他人の時間を奪ってきた人間が、自分だけ有意義な時間を過ごせると思わないでね」
結局、イジメていた先輩たち(実は牧野くんしか2年生はいなくなっていた)は解雇。新しい顧問の先生が入ってきたことから発覚しましたが、気づいてあげられる人、そして行動してくれる人で良かったです。ただ、それもこれも牧野くんが努力してきたからこその話です。
まぁ、最後は空たちクズ高に負けてしまうんですけど、最後までやれたということ、次は負けないと誓う牧野くんたちのチームには次があります。牧野くんを慕う後輩たちもいます。そして、試合の中で現れてきた牧野くんの本当のプライドがチームを強くするに違いありません。なんというか・・・牧野くんのバスケができる嬉しさ大爆発ってお話でした。やりたいことがやれるって、とっても楽しいことなんだよ?






32巻の途中より、牧野くんたちの霞川崎から鶴工へとお話がバトンタッチしてます。鶴工といえば不良高校のバスケ部。しかし、持ちまえのガッツで善戦中。
「終わりたくない」「やっと面白くなってきたのに」と本心から思う柾木。ようやくバスケに打ち込み始めたのに・・・という悔しい気持ちが出ています。暴れることしかないような学校で夢中になれたもの。ゲ○を吐き、ヒーヒー言いながら走り続け、こっそり練習したりもしたバスケットというスポーツ。32巻の試合を見ていると、どこをどう見てもスポーツマンにしか見えなくなりました。マグミという逸材がいることもありますが、それについて行こうとした根性は本当に立派です。


頑張った人間が必ず報われるわけではない作品ではありますが、頑張った人間、頑張ってる人間は本当にかっこいい。逆に頑張ってない奴らはダセーと思う作品です。主人公たち以外がしっかりと輝いているのも魅力のひとつですね。




クズ高はどこまでいけるか・・・?

32巻で霞川崎を倒した空たちですが、次はついに新丸子戦です。常盤たちとどんな試合を繰り広げるのか・・・。非常に楽しみです。



さて、ついについにあひるの空が32巻を突破しました。実はバスケット漫画で32巻を冠した作品って無かった(もしくは少ない)はずです。DEAR BOYSも長く続いていますが、シリーズ変えをしているのでACT2が30巻でMAX。ハーレムビートで29巻。で、かのスラムダンクが全31巻。そして、その巻数をあひるの空が抜いてしまいました。それもこれも”負け続けた”おかげ??一つの大会をやり抜く形ではなく、何度も何度も大会を負け続けている作品ならではかと。
どこまで行くのか、また負けないかと心配になりながらも、続きを楽しみにしたいと思います。



コクリコ坂見ました。かなりの傑作。ジブリ凡作の中の最高傑作です。過去のジブリヒロインの中でも一番好きかもしれない・・・。ジブリがえらくヲタ寄りに来たなぁって感じです。オススメです。

ハイリスクノーリターンの極み「神さまの言うとおり」



「生きる。」

もののけ姫の時のキャッチコピーが”生きろ。”でしたっけ。別冊少年マガジン(通称:別マガ)で連載中の神さまの言うとおりでは”生きる。”が使われています。意識したのかしてないのかは分かりませんが、とても作品を表現しきった言葉だと思います。
そもそも神さまの言うとおり〜”という言葉はどちらにしようかな?と決めかねている時に使う言葉ですよね。地域によって言葉は違うみたいですが、運任せ、神頼みをしたい時に使用します。この漫画はまさに”生きるか死ぬかは神さましか知らないよ”と言わんばかりの作品になっています。






よくいる感じの無気力系主人公・高畑瞬くん

バカ話をする仲の良い友達、可愛いヒロイン、まじめっぽい委員長につまらない授業。そんな退屈な日常の繰り返しに飽き飽きしてました。通常の漫画作品であれば何か衝撃的な出会い、例えばスポーツ、格闘技、もしくは女の子に一目惚れといった人生を変える出来事があるはずです。しかし、この作品ではそんなことが起きません。あえて言うなら”命のやり取り”があります。



少し大げさな言い方だったかもしれませんが、確かにこの作品には”命のやり取り”があります。戦争が起きた?猟奇的な殺人者が現れた?いえいえ・・・ちょっとしたデスゲームが行われただけです。









死亡理由:だるまさんがころんだ

/(^o^)\ナンテコッタイ
だるまさんがころんだと言えば、子供の頃の定番遊びのひとつです。オニが「だるまさんがころんだ〜」と言って振り向いた時に動いていたら負け。そんなほんわかゲームがいつの間にかデスゲームへと変化していました。時代の流れが生んだ恐怖のゲームだるまさんがころんだ。やるときは気をつけましょう(←?

瞬くんのクラスで突如開かれたゲームのオニは謎のダルマ。喋るし動きます。一方的に突きつけられたゲームの中・・・動いたら死が待ちうけます。ただ、何と言うか・・・もうね・・・驚くほど簡単に人が死んでいくんですよ。動いちゃったからオニが交代ね〜なんてことはなく、命を奪われ続けます。ヒロイン?と思わしき女の子も死んでいきます。特攻をかけた友人も死亡。全員が死んでいきます。
そもそも、このデスゲームを開く理由がないんですよ。何でだるまさんがころんだなのか、どうやって人が死ぬのか(動くと頭が破裂してしまう)がもうサッパリ・・・。この作品はそういう作品です。生きるか死ぬか、どんなゲームで生き残れるかは・・・神のみしか知りえません。



ちなみに、だるまさんがころんだで瞬くんは生き残ります。まぁ、主人公ですからね・・・。かなりギリギリの命のやり取りが行われているので、第1話からして必見。



第2ゲームは招き猫??

そして、次のゲームは招き猫との勝負が待ち受けます。首に付いたバスケットリングに鈴を入れたら終了・・・らしいんですけど、本当に意味が分からないよ。しかもこの猫・・・縦横無尽に猫が動き回るんですよ??えっ、招き猫まで生きてるの??


ネズミの格好が重要??

生き残るヒントとして体育館に置かれていたネズミのタイツ。着れば猫に追い掛け回されますが、その代わり何か良いことがあるようです。
だるまさんがころんだでは自ら動いて攻めに行かないと生き残れませんでした。何が起きているかを理解しつつ、適応することが重要だったわけで。第2ゲームの招き猫バスケットはリスクを背負う(ネズミの格好をする)ことで活路を見出しています。つまり、生き残る鍵は何かしらのリスクが必要になります。

「生き残るにはこれくらいの覚悟が必要だ!」と言えばかっこよく聞こえるんですけどね。命があっただけで儲けものというか、見返りが自分の命のみ・・・。こんなリスクの高いノーコンティニューゲームは正直・・・やりたくないです。





不参加だった引きこもりはセーフらしい

作中でも語られていきますが、このデスゲームは瞬のクラス、学校だけに留まらず、全世界の子供たちの目の前で繰り広げられています。何も気にせず、いつも通りの生活を送ろうとしたら死んでしまった・・・なーんて話が信じられますか?まだ1巻なので誰が得するのかも分かりかねる部分が多いです。そもそも、縁起物(ダルマ、招き猫)が変な生き物化しているのも変な話ですけども。
あと、全世界で行われたということは世界中の縁起物が開催しているんでしょうか。さすがにアメリカでダルマや招き猫が現れるというのは考えられませんので・・・。もし全世界でもダルマだったら謎を解く鍵になるかも??ところで世界中の縁起物って何があっただろう??




死ぬことに理由を求めるのもどうかと思いますが、あまりにも・・・な内容が広がっています。読んでて何度「えっ」と言ったことか。別マガはまた怖ろしい作品を送り出したなぁ・・・。出オチにならないことを祈りつつ、次のゲームでどうなるのか楽しみです。まさか瞬たちの同年代で生き残れるのが一人だったりして。
そんな賭けるものが命という謎のデスゲーム漫画。生き残れることが最大の対価です。ただ、命のやり取りを抜きにすれば、この作品のゲームはハイリスクながら完全なるノーリターンであると言っても過言じゃありません。せめて生き残ってからご褒美くらいあげてほしいと思いますけどね。もしかして命を大切に扱うための方法を学ぶ漫画だと思えばいい・・・のかな??それにしては人を簡単に殺しすぎだと思いますが。何でしょうね。もう目的とか理由とかを考えずに驚くだけの方が賢明かもしれません。
良くも悪くも衝撃的な作品です。