マガジンSPECIAL最終号を読みました




33年間ありがとうございました。
というか、自分が33歳なんですよね。大げさかもしれませんが、大切な友人がいなくなった気分です。
講談社という会社では漫画雑誌をたくさん出しています。週マガ系(週マガ、マガスペ、別マガ)、月マガ系(月マガ、マガR)、ヤンマガ系(ヤンマガ、月刊ヤンマガサード)、モアイ系(モーニ、モーツ、アフタ、グフタ、イブ)、シリウス系(シリウス、ネメシス)、エッジ・・・・。女性向けを除いてもこれだけ出ています。しかも、大昔からこの雑誌数だったわけではなく、数多くの雑誌が生まれ休刊していきました。


まぁ、色々とありましたよ。
個人的にはヤンマガアッパーズマガジンGREATの休刊には肩を落としました。どっちも新雑誌のほうが(禁則事項)。あとはボンボンも当然ながらというところですけど、すでにボンボン卒業していた時期なので落ち込むようなことはなかったですかね。むしろ小学生時代に創刊から休刊まで見送ったデラックスボンボンのほうが・・・・。




ちょっと余談がすぎましたけど、とりあえず私と同じ年に生まれた雑誌・マガジンSPECIALが休刊だそうです。君だけは終わらないと思ってた。兄弟誌は数あれど君だけは・・・・と安心しきっていたなあ。



というかね?別マガが生き残って、マガスペが終わるってどうよ?(本音)いや、別マガの勢いは認めるけど、安定安心がマガスペの売りだったじゃない??それが終わる??いやー意味わかんないっす。
まぁ、安定しているだけじゃ雑誌としては生きていけないってことなんでしょうね。いつもの連載陣、そしていつもの購読者。それだけじゃダメって時代になったということでしょう。でも、何年かに1度は週マガに作品を送りこめてたからいけ・・・・ない?あ、はい。




元々の目的が新人を育てる雑誌だったということでしたが、それも別マガにお株を奪われ気味でしたしね。それでも、30センチ北野詠一先生が本誌連載持てたし、代原トリガーもあったし、なんとか・・・・ならない?あ、はい、無理言ってすんません。
昔は「マガスペ送り」とかいう捏造レッテルなんてのもありましたね。多くの人が勘違いしてますけど、マガスペ送りと呼ばれる所謂2軍行きのようなことはほとんどありません。ほんと数作品のみです。週マガからマガスペへ行ったのは、ほとんどが週刊ではなく月刊の方が作者さんがやりやすいからという判断があったからですよ。←個人的意見です




最終号の話をする前にいくつか思い出などを。
大昔のマガスペはさすがに読んでいませんでしたけど、個人的にはマガスペ=河方かおる先生だったりします。週マガのBOYS BE…月マガのANGEL BEAT、そしてマガスペの河方作品。うーん、すべてが懐かしい。
個人的には2000年以降の方が語りやすいですが、2000年以前だとマイアミガンズ女大太郎あたりが語れる範囲でしょうか。2000年以降となると、ちょっと語りつくせませんね。島田英次郎先生の「お憑かれさん」による締め、一部で大人気の木下由一先生のくろのロワイヤルやきうどん先生の主将!!地院家若美。個人的大好物の「ねらいうち!」「虹色インク」




別マガで大人気の寄ジュリを連載している金田先生の「星天高校アイドル部!」もよかったですね。荒木宰先生の「いつか、夜明けの空で待ってる。」も外せませんね?過去には、「将太の寿司」「スミレ17歳!!」「生徒会役員共」「我妻さんは俺のヨメを週マガに送り込んだりもしています。週マガの代原マスターこと名島啓二先生もマガスペで腕を磨いたものです。・・・・すごい、本当にすごい雑誌だったんですよ!!!!



・・・・はあ。






じゃあ最終号の話でも。
とはいっても、何を言ったものか。Dreamsで「アメリカの兵隊と極秘潜水艦の上で野球をやったらカツオが空を飛んだ」って言って誰が信じてくれるでしょうね?読まなきゃ分かりませんよ、読まなきゃ。



アメリカの海でカツオは飛ぶ、カツオだから


あとは、「ぱすてる」のゆうがショートカットで可愛かったとかですかね?ちなみに、ぱすてるは耳すまみたいなことやってました(既定路線)。
それとずーっと言ってますが、週マガからの伝統を受け継ぐ東直輝先生は大切にしてほしいですなあ。なかなか東先生の絵柄をマガジンから消してしまうのは勿体なさすぎですからね。



でまぁ、マガスペ最終号でどうしても読んでもらいたいのは、森川ジョージ先生の「さよならマガジンスペシャルですかね。マガスペを生きた漫画家さんにインタビューをするというお話でしたけど、三者三葉、十人十色、それぞれのマガスペ感を持っていたことが窺えます。読者も読者で色々と思うところはあるんですけどね。とりあえず、森川先生が描く他の先生方はだいたい似てます(多分)。



少年マガジン総オタク化計画

とりあえず、赤松先生が萌えについて語ってます。結構面白いです。






最後の最後くらいは皆さんに読んでほしいですねえ。有名どころだったり新人作品だったりですけど、終了したり移籍したりしてます。まぁ、良い終わり方をしたものもあれば不完全燃焼だったのでは?というのもあります。あ、「りぶねす」が生き残ったのは嬉しいですね。
マガスペが休刊するとなって話題にならず、Dreamsがヤンチャした方が話題になる・・・・という雑誌でしたけど、本当に本当に好きな雑誌でした。とはいえ、今のご時世を考えると悔しいとかよりも「これまでありがとう」という気持ちが出てしまうのは良いことなのか悪いことなのか。いつの日かふっ切れる時が来るんですかねぇ。




一応これで心残りはないはず。講談社さんには、これ以上雑誌を休刊させることがないようにしてもらいt・・・・・・・・








そういえばコータローはどうした!??
ほんとどうなったんだろう(未練たらたら)。