闇は深いよどこまでも「進撃の巨人・第52話」※ネタバレ注意

ふっつーに書くのを忘れてました。というか同人誌でも書いたんだよなぁ・・・。


進撃の巨人最強考察が出ました




にゃんぱすー。
晋遊舎さんより進撃の巨人最強考察」という本が出ました。(多分)参加させて頂いていますんで、気が向いたら読んでみてください。よろしくお願いします。






冬コミで進撃考察本出します



タイトル:しんげきこうさつ
価格:300円
スペース:初日、西し32a

表紙の絵はいつもの知り合いに貰いました。感謝です。夏に大々的なものを作ったので、今回は夏コミ以降の話題をまとめています。もちろん今月発売のお話も収録していますし、ゲスト・・・と言う名の茶化しも知り合いが書いてくれています。目についたら気軽に寄って行ってください。一応、夏コミの本も持っていく予定にしていますが・・・。
今回はかなり進撃スペースが大きいそうです。時間がある人は見に来てください。なお、進撃の巨人最強考察を持ってきた方にはサインします←






○別マガ表紙の話題



別マガ表紙

かっこよす!!
ただまぁ、やっぱりアニメと原作の絵って違いますねぇ。うーん、マユゲとかかなぁ・・・。どっちが良いという話ではないんですけども、いつも言っている通り原作原理主義者なので。諫山先生の絵はいですなぁ。うんうん。
あと、とっくに3000万到達すると思ってたんですけどね。残念がら累計2800万部とのことで。いや、2800万という数字だけでもスゴすぎるんですけどね。今年だけで何千万部売ったんだろう・・・。
それと、今月の別マガから佐藤友生先生作画の新連載が始まっています。佐藤先生は言わずもがな、ディアボロ岡崎先生&諫山先生の師匠ですね。そして、今では諫山師匠と弟子の永椎先生や高木ユーナ先生が同じ雑誌にいます。こうやって血は受け継がれて・・・、あれ、受け継がれているのかな??






○色んな話題




実写映画決定!!!
決まったのはいいですけど、前みたいなことにならないことを祈ります。結構、楽しみにはしているので。ネットを見ていると邦画じゃダメだ!なんて意見を目にします。確かにアクション等々を考えれば洋画なんでしょうけどね。ただ、進撃の巨人という作品は内面を描くべき作品だとも思うわけです。そうなると邦画の方がいいのでは?と思っている派です。
あと、13巻も限定版が出るそうです。もちろんアニメDVD付。13巻では104期生のアナザーストーリーが描かれるそうです。こうなると来年は14巻や15巻もアニメDVDが付きそうな勢いですなぁ。しかし、昔の限定版からは想像のつかない特典というか何というか・・・。







・・・・というわけで、今月の進撃の巨人です。サブタイトルは「クリスタ・レンズ」。個人的な意見を言わせてもらうと、諫山先生はあまりサブタイトルに拘っていないように思います。適当なんじゃないか?と思う時もあるほどでして、そもそも諫山先生は興味のあるなしがハッキリしているんですよねぇ。
で、サブタイトルについてですけど、名前をサブタイトルにする時はそれなりに気を使っているのかなぁとも思ってみたり(違う可能性も十分にある)。これまで名前タイトルなのは、エルヴィン・スミス、ユミル、ヒストリアの3回。ちなみに巨人だと、女型の巨人、獣の巨人、鎧の巨人、というものがあります。兵士と戦士というタイトルでの比較も面白かったですね。そして、今回のクリスタ・レンズ。もうヒストリアの名前として使われないであろうこの名前をタイトルにした意図とは何なのでしょうね。いや、よく分からないんですけども。






○これからのお話



壁の穴を塞ごう

お掃除大好きオジサンにやいのやいの言われながら、新リヴァイ班を含めた作戦会議が開かれました。旧リヴァイ班、その他104期生を守ってくれたミケ、ゲルガー、ナナバといった調査兵団の主力たちがごそっと抜け、戦力ダウンも否めない状況です。しかしまぁ、エレンが新たな能力に目覚めつつ戻ってきたということを考えると、前リヴァイ班よりも戦力は上がっている可能性も・・・?
女型の巨人を捕まえる時、エルヴィンは作戦を伝える人間を選定していました。あまり良くないことなのでしょうけど、調査兵団ですら裏切り者がいる可能性もある。今回会議を開いているメンバーは、信用に足りうるメンバーだと見ていい・・・んですよね??

さて、議題は今後の活動について。ウトガルド攻防戦の前に立てられた作戦をそのまま利用しようというものなのですが、夜間に動いて(巨人の活動が鈍い)、シガンシナの穴をエレンの巨人能力によって塞ぐというもの。この作戦には不安が二つあると思うんですけど、一つは夜の活動が可能かどうかについてです。どうも全ての巨人が夜間行動が少ないわけではないんですよね。獣の巨人が巨人化させた巨人たちは夜に動いていたわけです。巨人化すぐだと夜も動けるのか?それとも新たな奇行種と見てよいのか。少なくとも、今アルミンが提唱しているような活動において、彼らが仮にいたとしたら致命的なんですよね。
あと、不安のもう片方ですけど、エレンが本当に壁を塞ぐことができるのかどうか・・・。可能性としてはゼロではないんですけど、可能かどうかも未知数なわけで。そもそも巨人化自体質量保存の法則に逆らったような存在なのに、壁を造りだすとか本当に可能なのでしょうか・・・?

まぁ、そのための実験をこれからしようとしているみたいですが・・・。




巨人を操ったかもしれない

どちらかと言えば、エレンの新しい能力を使って、巨人たちに壁になれ!と命令した方が可能性も高いのかもな〜と思ってたりしますが・・・。ただ、巨人を操れるかどうかというのは実験のしようもないんですけどね。











○動けない理由



もうちょっと隠れてて

というわけで実験ですよ、実験。実験と言えば我らのクレイジーハンジさん。どうも前回から自分のやってきたことに罪悪感を感じていたみたいですけど、今回の実験はあくまでもエレンの硬化実験ですからね。これまでのものよりはまだマシ・・・のはず。
しかし、実験を延期したい、もう少し隠れていてほしいというマッドサイエンティストそもそもエレンは身を隠しているわけです。前リヴァイ班でもそうでしたが、エレンは誰かから狙われてもおかしくない存在なわけです。もちろん今回も・・・。ライナーたちに連れ去られて戻ってきてからも、彼に自由はなく、コソコソと隠れつつ、リヴァイという最強戦力に守られながら今の生活を送っています。しかし、これからの計画を考えると、留まっているわけにはいきません。実験はしなければならないんです!!



それなのに延期したいというハンジさん・・・。一体何があったというのでしょう。







殺されたんや!

(; ・`д・´)ナ、ナンダッテー !?(`・д´・ (`・д´・ ;)
一体誰が誰に・・・。











○グッバイ、ニック



ニック司祭、死亡確認

(;゚ ロ゚ )ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!
ニック司祭が死亡しました、いや殺されました。進撃の巨人で人が死ぬことって、もう珍しくもなんともないのですが、人が人を殺すことってめったにないんですよ。過去に一度だけ、エレンとミカサの出会いにあった人攫い関連の殺人がありましたね。もちろん裏ではもっとあるのかもしれませんが、基本的には巨人が一方的に人を殺すという作品になっているわけです。
だからこそ新鮮でした。進撃ってこういう部分もあるんだな・・・と。いや、ヘタすれば、今後の展開で人間対人間というのもあり得なくはないです。というか、巨人も人間だから常時人間対人間なんだけれども。


そして、このニック死亡についてはかなり深い深い闇があるようです。





どうして死んだのか?

ニックの死体を見て、当然のことながら色々と事情を聞こうとするハンジ。というのも、そもそもニックを匿っていたのがハンジだったわけでして・・・。壁の上から突き落とそうとした事件以降、ちょっとずつ心を開いてきたニックと多少分かりあえたのかもしれませんねw もちろん友達というレベルではないでしょうけど、多少なりとも協力的になったニックと心は通わせていたかもしれません。まぁ、巨人と心を通わせるよりは楽でしょうしね。
見た感じ、ニックはボッコボコにされていたようです。爪だって剥がされたようですし。うーん、どう見ても拷問ですよねぇ・・・。




ひと思いに殺されたわけではなく、拷問されて殺された・・・。酷い・・・こんなの酷過ぎるよぉ・・・。







ニックは憲兵団に殺された

(; ・`д・´)なんやて工藤!
ハンジさん、それはじっちゃんの名にかけて言ってるの!?だって、憲兵団・・・ですよ?信じられま・・・すねぇ。いや、憲兵団とかいう謎組織であればそれもあり得るかもしれません。というか、こいつらしかいないわ。
元々ハンジはウォール教が命を狙ってくるのでは?と思っていたそうです。それもそのはず。まだ本当の話を喋っていないとはいえ、半ば裏切っているのと同じですからね。しかし、ニックを殺しに来たのは仲間であるはずの兵士。しかも中央から来ている人間というのが非常に怪しいですねぇ。
そもそも中央政府という組織は謎に包まれすぎています。何をしているのかすら不明であり、いまだに描写があったことはありません。王がいると言われていますが、本当にいるのかも謎。だからこそ、中央の中央にいた憲兵団がわざわざ調査兵団(兵団の末端)の近くに来て、ニックを殺したという点が恐ろしいわけです。ブラック兵団ですよ、ここは。











○選択



中央の「何か」

ここで重要なことはニックが死ぬような拷問を受け、どこまで話したかということでしょう。あと、中央からの脅威(中央の「何か」)が迫ってきていることも挙げられますね。
しかしまぁ、ニックについてはちょっと驚きですよね。何を聞かれたか、何を言ったかは定かではないですが、彼は一連の話に対して口を噤んだと思われます。やはり逃げ惑う人々を見たことによる罪悪感を持ったのでしょう。エレンたちの居場所、そしてウォール教&レイス家について。実際にどこまで喋ったのか。個人的には全く話さないでいてほしいですが・・・。
そうそう。リヴァイの発言の中で「何か」がエレンをどうにかして手に入れようとしていた旨の発言がありました。エレン巨人裁判の時は解剖でもされるのかと思ってましたが、もしかすると「座標」という点も含めて調べようとしてたのかもしれませんね。「何か」はどこまで知っているんだろう・・・。ますます謎が増えますな。


両方やろう

で、エレンたちは中央の「何か」に追われていると見て間違いないでしょう。それは命にかかわるレベルでのお話。だからこそハンジは実験の延期を提言をしていました。そんなハンジに対し、リヴァイは・・・信念を貫くことを説きます(多分)。ニックは信じるものを最後まで曲げなかったのにね〜というのを含んだ発言をしていたように思います(多分)。そんな説得というか誘導があったからか、実験もしつつ、「何か」から逃げることの両方を選択します。
この選択が吉と出るか凶と出るか。場合によっては、調査兵団vs憲兵団もあり得ますねぇ・・・。











○ヒストリアの闇



ヒストリアの生い立ち・・・

今月号での闇は2つあります。いや、大枠で見れば1つなのかもしれません。1つはニックが殺されたという中央の闇。もう1つは昔の話となりますが、ヒストリアがクリスタ・レンズとなるまでのお話。こちらも相当、相当に・・・闇が深いと思います。
まず彼女はシーナ内の牧場で生まれたそうです。そもそもシーナ内は王室やその縁者のみしか暮らせないんですよね。もしくは、お金を払えば・・・らしいですけど、シーナ内の牧場ですか〜。どういう経緯でシーナ内に住んでいるんでしょうね。ヒストリアの話の中に出てくる祖父母から裕福さを感じないんですが・・・。まぁ、深く気にするところではないですね。


ヒストリア母「こいつを殺す勇気があれば」

どうやらヒストリアの母は、娘でもあるヒストリアを自分の子供として大切に育ててはいないようです。というか完全に無視しています。そんなお母さんのお仕事は・・・完全に夜のお勤めですなぁ。なお、諫山先生曰く「放課後ソードクラブ」の直刀に似てしまったそうです。無口で本を読む女性・・・。確かに似ていますねw わざとではないと言っていましたが、師匠による宣伝じゃないのか?とちょっと邪推してしまいます。



↑似ているかどうかは確認してみましょう。俺は似ていると思いますが・・・。

しかしまぁ、何と言いますか・・・。親が子供を育てないというのは非常にイビツなものですよね。そのせいで、ヒストリアは何が当たり前なのか分かっていません。親に甘えることを知らず、親とどう接するべきなのか、さらには自分の親・祖父母以外との意思の疎通の仕方を知らないままのようにも見えます。ぶっちゃけ、よくこの子供時代から今のような天使・クリスタが形成されたものだなぁと驚くばかりです。普通に考えれば無理ですし、まぁ、だからこそちょっと死にたがっていたのもよく分かります。
それと、人間に対しては意思疎通できなかったようですけど、動物とはできたっぽいです。そう考えると、パンに飛びついたサシャという存在って・・・・動物じみてますよねww





ロッド・レイスです

さてさて、ヒストリアの母親はヒストリアを殺したいと思っていたようです。生きるには邪魔なんでしょうねぇ。ましてや、彼女はレイス家(進撃を読む限り相当すごい家系みたいですが・・・)の人間の子供を産んでしまったわけで。勝手に殺そうものなら、レイス家の血筋に手をかけたと見られてしまうでしょうし、しかしヒストリアがいるせいで身動きが取れないのかもしれません(自由がない?)。
そもそもレイス家って何なのでしょうね?名前が初めて出てきたのは、ユミルに名前を名乗った時でした。また、レイス家であることを知ったハンジは微妙な顔をしていました。分かっているのはこれくらい。そういえば、ヒストリアはロッド・レイスに会う前はヒストリア何と名乗っていたのでしょうね?やっぱりレイスなのかなぁ・・・。
さて、ロッド・レイスはどうやらヒストリアを迎えに来たそうです。彼女は妾の娘さん。いてはいけない存在のはず。だからこそ、そこそこ大きくなってもヒストリアは放っておかれていました。しかし、マリア陥落後にロッド・レイスは迎えに来た。どういう心境の変化だったのでしょう??一番真っ当なのは、ロッド・レイスに子供がいなかったということでしょうかね。レイス家を継がせるためにヒストリアを・・・。もしくは、ヒストリア母娘と一緒に中央から逃げようとしたとか?まぁ、どちらにせよ・・・逃げることなんてできないわけですが。


取り囲まれてます

・・・怖っ。
謎の集団に取り囲まれるヒストリア、ロッド・レイス、そしてヒストリアの母親。黒ずくめの男たちが彼らを取り囲み、ヒストリアの母を殺しちゃったりなんかもしてます。簡単に書いちゃいましたが、かなり危ない集団ですよね。ヒストリア母の最後の断末魔「お前さえ産まなければ」という言葉が恐ろしさを倍増させています。どういう関係だったんだろ、ホント・・・。
少なくともレイス家とウォール教は関係がある。そして、レイス家は中央政府の中でも重要な位置にいる。そしてそして、ウォール教は壁の秘密を知っているし、ヒストリアはそれを知る権利がある。・・・そう考えると、レイス家は壁の謎を知り続ける、出来上がった経緯を知っている、さらに・・・エレンを狙っているということになります。以前にも座標について書きましたが、座標の能力(=巨人を操れる)を前提に考えると、色々と怪しい部分が浮かび上がりそうな気がします。



さてさて、レイス家のおっさんがヒストリアを連れて行こうとしました。しかし、謎の集団によってヒストリアの母は殺され、ヒストリアという存在自体が消されることになります。ただ、ヒストリアを殺すことを躊躇ったロッド・レイスは・・・新たな名前をヒストリアに与えます。








クリスタ・レンズだ

もっと可愛い名前にしてあげなよ・・・
↑別に諌山(神)のネーミングセンスについて言ってるわけじゃないから!!











○クリスタ・レンズ



私にはわかるの

どうもおかしいと思うわけです。何がって、別人格すぎやしませんか?ってことについて。エレンも語っていましたが、どうやら壁の外から戻ってきていらい口数が減っているそうです。というか、先月号から表情がちょっと怖いですよね。天使というか・・・悪魔のような(おっ、まどマギか?
そう考えていると、クリスタという存在は上辺のものであったのかもな〜と思ってみたり。暗い過去を持っていた彼女が作り上げた“いい人”という別人格。元々のヒストリアは暗い部分があった(愛情を知らない)存在だったのかな・・・と。まぁ、そんなことを考えてたら、この世界の人たちって性格歪んだ人ばっかりになるんですけどね。
ユミルに本当の自分(ヒストリア)を出せよと言われてから、自らの気持ちのままに巨大樹の森(2回目)以降は振る舞っていましたし、壁の外から戻ってきて、ようやく本当のヒストリアが見えてきたのかもしれません。個人的には大天使クリスタも捨てがたいんですけどね・・・。あと、どう考えてもヒストリアはユミルを助けることを考えていそうですよね。だからこそ早く外に行きたいとも思っているかも?ただ、今現在アルミンたちが提唱している方法は、ユミルとの繋がりを分断しかねない(外に行けない)ものです。それを彼女がどう思っているのやら・・・。裏切ったりしない・・・よね???

とはいえ、現状の調査兵団にとって切り札の一つにはなるはず。すぐ死ぬことはないと思いますが、危うい存在かな〜とは思います。天使カムバック!!