大切な君へのありがとう「進撃の巨人・第12巻」

進撃の巨人最強考察が出ました




にゃんぱすー。
晋遊舎さんより進撃の巨人最強考察」という本が出ました。(多分)参加させて頂いていますんで、気が向いたら読んでみてください。よろしくお願いします。






冬コミで進撃考察本出します



タイトル:しんげきこうさつ
価格:300円
スペース:初日、西し32a

表紙の絵はいつもの知り合いに貰いました。感謝です。夏に大々的なものを作ったので、今回は夏コミ以降の話題をまとめています。もちろん今月発売のお話も収録していますし、ゲスト・・・と言う名の茶化しも知り合いが書いてくれています。目についたら気軽に寄って行ってください。一応、夏コミの本も持っていく予定にしていますが・・・。
しかしまぁ、今回の冬コミのスペース数の多さね!!いやぁ・・・すごいわ!!ちょっと信じられないですww 3年前の冬コミで一人、進撃同人誌を売っていた頃が懐かしいです。逆に、よくぞまぁ自分も懲りずに続けているなぁとも思いますが。まぁ、懲りろよと思っている人が多いんでしょうけど(←
あとは、ちょっと今年進撃について書きまくったので、正直燃え尽き症候群に近いものがあったりします。来年の夏コミは別マガ同人誌を作りたいとか思っていますが・・・。それと、来年の冬コミでまとめをまた作れたらなぁと思います。






○12巻の話題


 
表紙

今回も通常版と限定版を買いました。恒例となっている本編では出てこない表紙・・・と見てもいいのでしょうかね?エレン、ミカサ、ユミル、ヒストリアという4人が表紙を飾っています。本当はエレンとユミルが共闘できていればよかったのになぁとしみじみ思います。まぁ、そんな気持ちも12巻の描きおろしで吹っ飛びましたが。
さて、通常版の帯にもありましたが、実写映画化だそうですよ!!・・・・と思いきや、それって前にも話題になってましたね。一度持ち上がった話でしたが頓挫し、今回新たに実写化のお話が持ち上がったようです。今回こそは上手くいってくれますように!!あとは12巻限定版でイルゼの手帳がアニメ化されています。こちらは必見だと思います・・・が、ネットでアップされているそうで、今回はかなり厳しく取り締まるとのことでした。見たければ買いましょう。


裏表紙

き、消えすぎ〜!?
え、えーっと、残ってるのはミカサ、エレン、ジャン、コニー、サシャ、クリスタですか。それ以外は死んだか巨人かのどちらか。巨人率の高さを嘆くべきか、これだけの人数が残ってよかったことを喜ぶべきか・・・。改めて人が減ってきたなと実感してしまう部分でもあります。
あと、何気に進撃も講談社シュリンクになっていましたね。講談社シュリンクというのは勝手に呼んでるだけですが、書店側ではなく講談社が独自でシュリンクをしているものを指します。また、シュリンクにバーコードを貼っているため、通常裏表紙に付いていたバーコードが無くなっています。漫画家さんにとって言えば、それだけ表紙に色々描けるという利点もあります。まぁ、進撃中は何故かバーコードがあるかのような裏表紙でしたが・・・。






○13巻の話題




13巻も限定版が出るそうです。もちろんアニメDVD付。13巻では104期生のアナザーストーリーが描かれるそうです。こうなると来年は14巻や15巻もアニメDVDが付きそうな勢いですなぁ。しかし、昔の限定版からは想像のつかない特典というか何というか・・・。







さて、12巻に収録されているお話の各話感想です。

47:
48:
49:
50:

どうなんでしょうね。12巻以降の話も見ていると、このあたりがとりあえず第1部完的なものかな〜とか思ってしまいました。まぁ、ちょうど50話ですしね。
・・・というわけで、12巻に関してまとめておこうかと思います。内容がかなり濃すぎていること、ぶっちゃけ考察本とかで色々と書いてしまったため、既に燃え尽き症候群であること(今年は進撃に関して書きすぎた・・・)。まとめきれてない可能性もありますが、まぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・考察本を買ってください←









○巨大樹の上にて



座標とは・・・??

エレンとユミルを連れて逃げた先は巨大樹の上でした。11巻では巨大樹の上でユミルが裏切るところまで描かれています。いや、裏切るというには少し違うのかもしれませんが・・・。ユミルは世界の都合より、ヒストリアを選んだということですからね。ただ、本当の敵が何なのかは教えてほしかったですが・・・。
さて、そんな巨大樹の上ではエレンを除く巨人連合の皆さん(ライナー、ベルトルト、ユミル)が色々と会話をしていました。まずはライナーとベルトルト。12巻の最後の方でまた出てきますが“座標”という単語が語られます。座標という言葉、非常に違和感があるんですよね。後述しますが、不思議な能力を発揮するんですけど、座標とは位置を示すものですからね。座標=位置ではなく、座標=能力のような扱いになっているようにも見えます。ただし、この場面、座標であるからという理由でエレンを連れ去ったことだけは理解できます。もちろんエレンが壁の中の巨人であったからでしょう。元々は人類を滅ぼすべく壁を壊してきた彼ら。しかし、エレンゲを見てから壁を壊すことから、座標たるエレンを付け狙っていたわけです。
それだけエレンというのは重要人物なわけです。さらに、クリスタ、もといヒストリアもまた重要人物であると彼らは認識しているのも大切です。ライナーたちが外からやって来たとして、ウォール教というものが重要であると彼らは思っているわけです。だからこそ取引材料?としてのヒストリアもまた重要視しているようです。本当に彼女がウォール教にとって重要なのかは悩むところですが・・・。


60年も・・・

一方のユミルとベルトルトの会話。その前にちょっと驚きがあったのですが、ユミルが食べたベルトルトの友人の名前が変更になっていました。雑誌ではベリック、単行本ではマルセルとなっていました。何で変えたんだろうね・・・。
同じ場面ではないですが、ユミルは「巨人の力を盗んだ」と語っています。マルセルを食べてユミルは巨人の力を盗んだ。それによって何が起きたか。ずっと壁の外を彷徨い、シガンシナ及びマリア破壊によって壁の中に入れたユミル(巨人)はマルセルを食べることで人間体になった(戻った)・・・。この状況を見るに、巨人の力とは巨人に戻る力ではないかと予想できます。もしくは自由に人間と巨人のどちらにもなれるとか。そう考えると、ライナー・ベルトルトと一緒にいたマルセルも巨人になれたのでしょうね。ちょっと不思議なのは、ユミルに食い殺される前に巨人化してもよかったと思うんですが・・・。巨人化できない理由がマルセルにあったのでしょうか??
あと、ユミルは60年も何をしていたんでしょうね?個人的には他所の世界(壁世界?)にいた彼女が、獣の巨人勢力によって滅ぼされた&巨人化させられたのでは?と思っていたりします。で、それが60年前。あと、ユミルはその世界でヒストリアのような存在だった、だからこそイルゼの巨人はユミルに平伏したとも思ってみたり。まだ謎は多いですけどねぇ。









○ユミルの策略



え?

ユミルに騙されました。104期の面々はユミルが仲間だと思っていた・・・んですが、実際はライベルの仲間となっていました。それを知らない面々は、巨人化したユミルに近づいていって・・・ヒストリアを持ち逃げされています。
どうでもいいですが、何で巨人たちは口に含むのが好きなんでしょうね。ベットベトしてるじゃないですか。女型がエレンを強奪した時も口に含んでいましたし、超大型もユミルたちを口に入れています。いや、別にいいんですよ?でもさぁ・・・いくら友人とはいえ口の中に入るとか・・・なんかやだなぁw
まぁ、そんな冗談はさておき、ユミルがヒストリアを強奪したわけですけど、これって裏を返せば調査兵団(エレンを追いかけていた面々)が追いついたということです。ぶっちゃけライベルたちもさっさと逃げるべきだったんですが、どうしてもヒストリアに会いたいというユミルの嘆願によってわざわざ逃亡を遅らせました。これが吉と出るか凶と出るか・・・。
なお、逃亡開始時にヒストリアがユミルを説得しようとするものの、逆に言いくるめられてしまい、ヒストリアもユミル側に付くという状況になっています。


何があっても味方です

ユミルがヒストリアを説得するために嘘をつきました。ヒストリアを連れていくのは全て自分(ユミル)のためと言っていますが、実際にはヒストリアをいち早く壁の外へと連れて行きたいという優しさによるものです。どう考えてもそれしかあり得ません。常にユミルの行動の第一条件はヒストリアでしたからね。
まぁ、それを安易に信じるヒストリアも優しすぎるのかもしれませんけど。









○奪還作戦開始



巨人を引き連れてきたエルヴィン

場所は平地。障害物もない場所で調査兵団+カスの憲兵団は鎧の巨人を追いかけていきます。しかし、障害物が無いということは立体機動装置も十分に扱えるわけではないんです。それに加え、エレンゲを倒すだけの力を持った鎧の巨人や動きの素早いユミルがいるわけです。普通にやれば万が一にも勝つ見込みはないでしょう。
そんな中、エルヴィンはかなりの奇策を施します。なんと巨人を引き連れてくるではありませんか!!!これと似たようなことを自分たちも女型にやられていましたっけね。でまぁ、これにより形成は有利になった・・・と言っていいのかどうか。というのも、普通に考えれば巨人がたくさんいるということは人類にとって不利なんですよ。



って、エルヴィーン!?
自分が施した奇策によって自分の腕を無くすエルヴィン団長。ここにリヴァイがいれば。ハンジもいてくれれば。ミケがいても心強かったはず。自業自得と言ってしまえばそれまでですが、巨人を連れてくるしかなかったエルヴィンも大変ですなぁ。個人的には、この手の負傷って団員をこれまでにもたくさん失うような作戦を立ててきた彼の業を考えれば小さいものなのかもしれないと思っていますが。



って、ジャアアアアアン!?
なんとミカサですら巨人に捕まってしまうという戦場でした。それだけエルヴィンの奇策がとんでもなかったということ。まぁ、ミカサがエレンに夢中すぎた不注意もあるんでしょうけど・・・。
で、それを救ったのがジャン!!!これでミカサの王子様に一歩近づけたでしょうか???しかし・・・・不格好ですなぁw もっとスマートに助けられなかったものだろうか。いや、これはこれでカッコいいんだ!そうに違いない!









○ベルトルトの叫び



精神攻撃・その1

お酒は20歳になってから!・・・ということで、ジャンやマルコたちによるベルトルトへの精神攻撃があったりもします。同じ釜の飯を食べていた仲間からの執拗な精神攻撃。バラされたくないことまで言われたりもしてますw ・・・ちょっとは手加減してあげなよぉ!!
で、そんな精神攻撃に対して大声で叫ぶベルトルトさん。


誰が好きでこんなことしたいと思うんだよ!!

じゃあやめろよ!(←比較的冷静なツッコミ
もちろん彼らなりの理由があるのは分かるんですけどね。訓練兵時代はそれなりに楽しかったようですし、本気で彼らと語り合ったのは事実だと思われます。だからこそライナーは精神を病んだわけですしね。ただ、それとこれとは話は別だと思います。ライナーやベルトルトがやったのはただの惨殺ですから・・・。
ちょっと気になったのは、この後の「誰か僕らを見つけてくれ」という言葉。ちょっと意味深ですよねぇ。そもそもベルトルトは人殺しなんてやりたくないわけです。壁を壊したいわけでも、エレンを連れ帰るために人を殺すことだって本当は嫌だったのでしょう。しかし、それでも彼らはその仕事・任務を全うしなければならない理由がある。だからこそ「自分の苦悩を知ってほしい」という意味での言葉だったのかな?と思ってます。あってるかどうかは別の話として、いつも無口なベルトルトがこれだけ叫ぶというのも珍しいなぁと思いました。何か色々と堪ってたんでしょうねぇ。





精神攻撃・その2

ゲスい、ゲスいよアルミン!!
実はライナーたち、アニが捕まったことは知りませんでした。当然と言えば当然ですけどね。で、その事実を脚色しながら伝えるアルミン、もといゲスミン。本当にこいつは酷い奴ですよwww
そして、それにブチ切れるベルトルト。冗談めいた真剣な場面ですが、この「悪魔の末裔」という言葉はとても気になりますね。当然のことながらベルトルトは悪魔の末裔ではないし、アニに拷問を仕掛けているアルミン他、壁の中の人たちを指して「悪魔の末裔」と呼んでいるように見えます。さすがに酷い言いようですよね。ただ、これは逆に言ってしまえば、ベルトルト自身もしくはその先祖と、壁の中の先祖が何かあったということです。悪魔とまで言われるわけですし、とんでもないことをしたに違いありません。そうじゃないと壁を壊そうと思わないでしょうしねぇ・・・。

このあたりのベルトルトの会話、叫びを見ていると、ベルトルトたちの方がもしかしたら正義なのでは?と思う時があったりもします。どうみても悪い子たちじゃないですからね。むしろ人を殺さなければいけないほどの大きな何かがあるのかもしれませんし。とはいえ、人を殺してもいい理由にはならないんですけどね(だからこそ精神的に病んでしまったのかも?)。









勝利した・・・?



物理的攻撃

グッバイ、ベルトルト
ゲスミンのおかげでスキが見えたベルトルトに切り掛ったのは隻腕となったエルヴィンでした。実力を疑うわけではありませんが、エルヴィンってそれなりに強いと思うんですよね。勇気を持った人物ですし、何度も壁外遠征をこなしているだけはあると思います。そんなわけで、一瞬のスキをついたエルヴィンによりエレンが解放されます。




バカにも分かる百合

一方、ヒストリアの方はコニーが救出しています。ん・・・?救出でいいのかな?
初めて巨人を倒すなどちょっとだけ活躍を見せたヒストリアでしたが、その行為自体は調査兵団のためではありません。あくまでユミルのためのものです。で、それを正すコニーという男・・・。
ユミルの行動原理は全てヒストリアにあるし、ましてや今のままではどちらも死んでしまう。だから、とりあえずヒストリアに調査兵団側に戻れと諭します。うん、めっちゃ正論ですなw この正論をコニーが言っているというのがちょっと面白いです。皆から散々アホだと言われていたのに、実は冷静な判断もできる男だった・・・と。このままヒストリアとコニーがラヴったら面白いのにと思いつつ、ヒストリアはユミルのものだしなーとか思ってみたり。
というか、進撃はラヴい話が少ないんですよ。もっとやってほしいですね。まぁ、12巻の冒頭付近であったベルトルト→アニというのはちょっと驚きでしたが。まさかそういう意味で見ていたとは・・・。もっと深い意味があると思っていたのにw きっと心配だったんでしょうね。だからこそゲスミンのアニ拷問話に怒り狂ったのでしょう。というか、ゲスミンもその恋心は知っていたんでしょうね。何でも気付く少年ですから・・・。









○あとは帰るだけ
被害はものすごく大きかったものの、エルヴィンの奇策によりエレンを助けることができました。ユミルの邪魔により一度は連れ去られたヒストリアでしたが、コニーのSEIRONによって戻ってきています。あとは帰るだけ・・・。帰るだけだったんですけどねぇ・・・。



そんな簡単には帰れません

何故お前がそこに!?
エレンの母親・カルラを食べた巨人が登場です。精神的に余裕のない状況で、あのトラウマのような巨人が登場です。壁を壊したことで世界の終りを表現したのが超大型巨人であれば、エレンの世界を壊したのがこの巨人。まさか、まさかここで登場するとは思いませんでした・・・。

しかもあの時をまるで再現したかのような状況になります。あの時の巨人がいて、エレン、ミカサ、そしてハンネs・・・・



ハンネスさん死亡

ハ、ハンネスさあああああん!!
今度はハンネスさんが死亡。カルラを食べたあの巨人によってハンネスさんが死亡します。あの時守ってくれたハンネスさんが死んでしまうとか・・・どれだけこの世界は残酷なのだろう。そして発狂するエレン。いや・・・まぁ発狂するでしょうなぁ。大切な人間を守れない自らの無力さをこれまでにも何度も何度も何度も味わってきました。普通なら挫折すると思うんですけどね。エレンは強い、いや・・・支えてくれる人がいるから強いのかもしれません。









○ミカサの告白



ありがとう

ミカサに恋してしまったかもしれない。俺はこのミカサに恋をしてしまったかもしれない。なんだこの可愛い生き物は???
心が折れそうになるエレンに、ミカサはありったけの気持ちを込めてエレンへの感謝を述べます。それは彼らを知らない人から見れば意味の分からない言葉、だけど二人には伝わる言葉。マフラーを巻いてくれた時、きっとミカサの世界での一番はエレンになってしまったんでしょう。お姉さんぶってエレンの面倒を見るような彼女でしたが、これを恋心と言わずしてなんと言えばいいのでしょう。確かに家族的な愛情にも見えますが、もしかしたら恋心にまで行ってない可能性もありますが、エレンが応えてくれるかは分かりませんが、この場面がとても好きだしこのミカサがとても大好きです。
いいよね〜、この場面いいよね〜。今後の進撃にも語り継いでいく場面だと思います。









○座標とは



エレン開眼

12巻は本当に目まぐるしい展開ばかりでした。巨人の謎が少し分かった前半。荒れる戦況、そして増える被害。ベルトルトの叫びがあったかと思えば、撤退時のハンネスさん死亡。エレンの挫折とミカサのエール。そして、何よりも一番の驚きが最後の最後に待っています。エレンがその力に開眼します。
ライナー曰く「座標」とのことですが、詳細はちょっと不明です。ミカサのエールを胸に立ち上がり、ハンネスを食べた巨人に恨み辛みを込めて殴ったら、周囲の巨人が反応します。そしてハンネスを食べた巨人を殺してしまいます。まるで・・・エレンが操ったかのように。うーん、これは面白い展開ですな。両手に煙?が出ていたのがちょっと気になりますね。回復時に出てる煙に似ていますが・・・。

で、この座標の力というのが気になるんですよねぇ。ライナー曰くエレンが持っていてはいけないとのことですし、奪い返す必要もあるとのことでした。座標って奪うことができるんだなぁというのも驚きですが。座標とは一体・・・。まぁ、ちょっと妄想めいた可能性について書いておこうかと思います。例えば上述したようにユミルが別の(壁)世界の住人だったとして、色んな場所に壁があるという可能性があるわけです。そして、何故かまでは分からないですが「座標」と呼ばれる存在が一人は必ず生まれる(生まれるようにする?)。ライベルたちはそんな「座標」を見つける係。獣の巨人は「座標」という「戦力」を集めているとか?もちろんその「戦力」と成り得るのは巨人を扱う能力があるから。また、獣の巨人が命令できていたのも「座標」のおかげ?本当の目的は不明ですけどね。仮にそうであれば、巨人を駆逐したいと普通は考えない発想を持てる男が「座標」を持つことは“最悪”である・・・というライナーの言葉もなんとなく分かる気がしますね。


そんなわけで、エレンの謎の力の開眼もあり窮地を脱することが出来た面々。命からがら逃げることになります。









○逃げなかった真意



ごめーんね

エレンたちは逃げます。逃げることに成功します・・・が、ユミルはライナーとベルトルトたちと残ることを決意します。一つは、エレンという可能性が見いだせたことが挙げられます。エレンの座標の能力があれば、ヒストリアが生き残る可能性が増えると判断したのでしょう。しかし、それであっても一緒に逃げても問題ないと思うんですよ。でも、ユミルはライナーたちと一緒に残った。


・・・まぁ、雑誌だとここまでなんですけど、実はその後の話が12巻では描き下ろされていました。これもまた興味深い内容でした。



お前の声が聞こえちまったからな

ユミルがライナーたちと一緒に残ったことは非常に謎でした。で、描きおろしでは、ベルトルトの声を聞いたからとユミルが語っています。ベルトルトが叫んだ場面のことを言っているのだろうと、見つけてほしいと言っていたことを指しているのだろうと思われます。どうやらユミルもそれなりに恩を感じていたようでした。壁が壊されなければ彷徨ったままだったはずのユミル、だけど救われたユミル。


女神様もそんなに

彼女がやったことは、一度は否定したクリスタの生き方でした。誰かのために“いいこと”をする存在。鎧の巨人だけではやられていたかもしれませんが、一緒に戦ったユミル。壁の外に手ぶらで帰っては大変なことになるであろうライナーたちの手土産として残ったユミル。恩返しをしたユミル。本来の彼女らしくない女神様的な振る舞いを最後にしたわけです。でも、どこか充実している表情をしているのがいいですね〜。
この描きおろしのおかげで、どうなったかがよく分かって良かったです。こういうのも大切ですねぇ。いくつか気になったこととして、よくぞまぁシガンシナまで戻れたなぁと思ったことでしょうか。それと、人間→巨人になったら、悪夢というのを見ているんだなぁということ。あとは、この後の彼らはどうするのかな〜ということですかね。壁の外に行くとして、彼ら全員がどうなるかも分かりませんし、アニだって残したままなわけです。また戻ってこないかな〜とか、エレンたちと共闘することはないかな〜とか思っていますが・・・。どうなるんでしょうねぇ。







進撃面白すぎるぜ!!!