制服を着た子猫、ついでにモアイ「モーニング・ツー＆ねこのこはな」
いきなりですが、講談社の内部事情ってどうなってるんでしょうね〜。一枚岩じゃないなというのはよく分かります。特にwebを見ていると・・・。
講談社のwebへの取り組みは雑誌様々です。あれだけ雑誌数があれば、編集部があれば様々なんだろうなぁというのは当然のこと。講談社コミックプラス（http://kc.kodansha.co.jp/）で統括されているように見えるものの、中では独立して色々とやっています。マガジン系列、いわゆる週マガ、マガスペ、別マガがマガラボ（http://magalabo.kodansha.co.jp/）というwebの取り組みを行なっています。マガラボには月刊少年ライバルも参加しているので、もしかするとマガジンとライバルは仲が良いのかもしれませんね。マガラボ自体の話はまた別の機会にでも。
で、完全に講談社webを独立してやってるのがモーニング系列なわけですよ。講談社コミックプラスなんぞ知ったことかと公式ホームページがあります（http://morningmanga.com/）。やるなぁ・・・とか思っていたら、5/30にとんでもないサイトを立ちあげてました。モーニング、アフタヌーン、イブニングという３誌による合同webページ。その名も・・・モアイ！！！
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モアイ（http://www.moae.jp/）
というわけでモアイの宣伝をしておこうかと思います。“モ”ーニング、“ア”フタヌーン、“イ”ブニングで“モアイ”です。って、まんまじゃねーか！！（お約束
１．「モーニング」「月刊モーニング・ツー」「アフタヌーン」「good!アフタヌーン」「イブニング」の作品の試し読みが可能
２．無料アンコール連載やってます（蒼天航路、逮捕しちゃうぞ、モテキ、もやしもんが１話目から木曜より）
３．モーニング公式でやっていたweb連載がお引越し
Dモーニングに引き続き、モーニング系列がweb関連でグイグイやってきました。個人的には無料でアンコール連載が読めるというのは嬉しいですね。ツイッターの公式アカウントを見ても、モーニング勢がグイグイやっていたイメージがあります。
講談社webの覇権はモーニングが一歩リードしてるかもしれません。いやいや、意外とシリウスが黙っていません・・・なんて日がくるかも？もしかすると、最近ツイッター公式アカウントが増えたヤンマガもこれから・・・？あ、月マガさんはそのままでいいと思います。十分です。
・・・といったところで本題。
これまたモーニング系列のお話になりますが、兄弟誌のモーニング・ツーがITANと組んで「即日新人賞」というのをやっているんですよね。舞台はコミティア。コミティアでは出張編集部ということで、会場に様々な編集部の人がやってきて新人発掘しています。で、その「即日新人賞」なるものは、名前の通りその日その場で新人賞を決めるという試みだったりします。即日で賞金支払いというのが面白いｗｗｗ
以前、大賞受賞作品の「山谷さんのヒミツ」（詩原ヒロ先生）がモーニング・ツーで即掲載されてます。それほどコミティアには詳しくないんですけど、いつも応援している漫画家さんの作品がいきなり載ってたら嬉しいでしょうね〜。
そして、今月号では優秀賞だった「ねこのこはな」（藤沢カミヤ先生）が連載開始。・・・これがまた可愛いんだ（恍惚）。
モーツー新連載「ねこのこはな」
タイトルの通り、ねこのこはなのお話です。こはなの飼い主・菊池映（通称あっちゃん）と楽しく過ごすお話です。なお、あっちゃんはSF小説家のタマゴで、貧乏アパートでの極貧生活をする・・・はず。１話目はあっちゃんがこはなと一緒に引っ越した先のアパートで荷解きをしたり、大家さんに会ったり、買い物に行ったりしています。兎にも角にも、この作品は・・・こはなが可愛い！！（ドンッ！）
おやつ・・・
ぐうかわ
登場人物紹介には、セーラー服を着ているのか、毛並みがそれっぽいのかは謎とのこと。モーニングに「しばたベーカリー」という超犬似の主人公がパン屋をする作品があるのを思い出しました。しばた〜は犬似の人間ですが、こちらは見た目人間のネコのお話です。セーラー服を着て、言葉づかいは丁寧で、ただ食欲には勝てない子猫。それがこはな。
ねこだっておやつ食べたいです！
・・・で、どこに行けばこの子はいるんだい？？はよ！二次元に行ける方法はよ！！
買ってもらったご飯・・・
ぐうかわ（二回目）
俺はこの１話目を読んで、「モーニング・ツー・・・やるな！」と思わず口にしたわけですよ（力説）。どんな作品だい？と聞かれれば「こはなが可愛い」と紹介するでしょう。しかし、それでいい。本当にそれでいい。座布団の上でパタパタするこはなを見てみてくださいよ。笹かまが食べたいと威勢よく語るこはなを見てやってくださいよ。・・・可愛すぎて悶絶するで。
容姿が〜というよりも、喋り口調が可愛いんですよね。その上で、あっちゃんの境遇を含めた“弱不憫”なところ、それでも前向きなネコっぽさが可愛いのかなと思います。わりとあっちゃんのツッコミ気質な言葉選びが良い味出しています。ネコの本能に対して、あっちゃんの人間的理性ツッコミが冴え渡ります。まぁ、難しいことはいいから、こはな無慈悲に可愛いってことが重要なのでそれだけ覚えておいてください。
本筋の話をしておくと、変な大家さんとあっちゃんが恋仲になったら面白いな〜とか、こはなみたいなネコが他にもいるのかどうか。あっちゃんの小説が成功するか・・・は不明ながらも、アパートの他の住人なども含めて楽しめる作品になればいいですねぇ。楽しみにしておきます。これで月イチの癒しは決定しました。来月も楽しみですわ！！
もやしもんで可愛さ倍増ドン！
そうそう。「もやしもん」が来月からモーツーにやってきますね。完全移籍の模様。公式ツイッターで移籍第一弾的なことを言っていた記憶があるんですけど、もしかすると後追いで他の作品も来るかもしれませんね。
しかしまぁ、モーツーはすごいですな。こはなのような癒し作品を持ってきたと思いきや、もやしもんという大物までゲット。映画化された神仏漫画もあれば、ここ最近だと「あそびあい」や「デビルズライン」というウフフな作品もあるわけで。特にあそびあいのパコパコ感が素敵です。デビルズラインもエロエロで好きです。何が言いたいかというと、モーツーすげーってことですよ！！ヒャッホウ！
あと最後に余談（余談ばかりですね・・・）。
すれ違い始めた２人・・・
今月の「彼女とカメラと彼女の季節」が素晴らしかったですね！！カメラを通した百合百合っとした作品かと思いきや、男が絡んでこじれちゃいました。ユキとあかり両方が幸せになるという状況が見えなくなってきてます。そして、最後にはあかりが自ら言った言葉に絶望するというね・・・。ただ、今回の話であかりが初めて本音を言ったような気がして、どこかもどかしくもあって・・・。何とも言い難いお話でした。
しかし、月子先生はうまいなあと思うわけですよ。言葉選びがとにかくいい。その上で、キャラの表情が絶妙に上手い。ユキの言葉にカチンときたあかりの表情、言いすぎてしまったことへの絶望的なあかりの表情、そしてずるいと言われた後のユキの表情。全てが上手すぎ。よくまぁ、連載作品をあれだけ抱えててこの芸当ができるな・・・と感心してしまいます。
モーニング・ツー、やはり侮れぬ。
今後も即日新人賞で出てくる作品を楽しみにしてます〜。
