capeta、心震える最終回!!・他「月刊少年マガジン・4月号」

capeta、心震える最終回!!



表紙はcapeta

2003年の3月号から始まり、2013年の4月号で終了。まるで狙いすましたように10年かけて育て上げた傑作capeta。今月でついに終了です。終わってしまうんです。10年前にやってきた最強漫画家、曽田正人先生。彼がやって来てから月マガの濃さが完全に変わりました。BECK海皇紀と一緒にいた頃は、かなり最強布陣だったと思います。それらが終わり、これまでの約5年は月マガの旗振り役として目頭を熱くさせてくれました。そして今では・・・capetaに負けじと頑張り続ける新しい最強メンバーが月マガに揃っています。capetaってのは、capetaって作品は本当にすげーんだぞって声を大にして叫びたい。そんな気分です。


万感の思いを胸に秘めて、いざ最終回

マ ジ で 最 終 回 で す
前回のお話で自分の走りを確信し、優勝をかっさらったカペタ。あの源に勝利しての優勝です。終生のライバルとなるであろう源に勝利した。きっとこれがカペタにとって大きな自信に繋がるだろうと想像できます。カペタのこれまでの経歴を考えると、強敵に最初は負ける→1度勝つ→勝ち続けるを繰り返しているんです。仮に、このマカオが何度も続いていけば、カペタが源に勝利し続ける未来もあったかもしれませんね。
しかし、現実はそう甘くなく、カペタはこれからF1に乗るための努力をしなければなりません。マカオで勝つことがアピールになるかと言えば確実にそうではなく、今のカペタにとっては・・・扉が開かれた程度かもしれませんね。というわけで、いまだに源の後塵を拝するカペタ。これからヨーロッパへ旅達らしいです。そんな中、色々と事件が発生しています。





真剣にお付き合いさせてもらってる(キリッ

( д)      ゚ ゚
なくはないと思ってましたけど、最終回にぶっ込んでくるかな!?すごく驚きました。いや、カペタと源の方が驚きが大きいように思いますけどね。もしかすると、カペタと源が・・・兄弟。平奈臣?源勝平太?まさかこんなところで、源平の和睦が起きようとはww








あたしと付き合って、カペタ

( д)      ゚ ゚
秦さあああああああああああん(悲涙)。昔の強気な秦さんはどこへ行ったんだアワワ ヽ(□ ̄ヽ))...((ノ ̄□)ノ アワワ。才能のある男に弱いという性格で、ぶっちゃけチョロすぎましたね・・・。ライバルを差し置いて、早めにカペタに手を付ける狡猾さは見習いたいものです。俺はそんな秦さんが大好きです。あんな強気な娘さんが、カペタの前では乙女になるんだもん。そりゃ最高ですわ。


最終話では、カペタ勝利後のお話として、カペタの祝勝会が行われてたりします。そこで発覚したカペタ父の交際、秦さんの告白といったイベントが発生してます。あと、カペタがトロフィーを社長に貰ってほしいという場面はとても好きでしたね。目頭が・・・。源もモナミと上手くやってそうだな〜と思いつつ、ノブが不憫で不憫でならない最終話でした。きっと何かいいことあるよ・・・。
そうそう。ノブといえばいまだに勉強中の身です。きっといつかはカペタを支える役として帰ってくるかもしれませんね。もしかすると、将来的にモモタローがカペタのスポンサーになるという夢もあり得るかもw



最終話では・・・カペタの将来まで描かれませんでした。これからカペタに待ち受けるであろう様々な出来事を見ることはできません。曽田先生も書く気はないそうです。というか、今回のマカオ編で終わらせた理由。これ以降を描かないと決めた決意が・・・とっても泣けます。



曽田先生最後の言葉(雑誌で要確認!!!)

自分が描くべきなのはこのページまでだ。
カペタがF1に乗るのはもう“ミラクル”ではなくなっている。
カペタが苦境を生き残るために勝ち残るスキルを身につける物語だった。
作家として完全燃焼できた。

曽田先生にとって、この10年がどれだけ充実していたのかがよく分かるお言葉でした。単行本派の人にも読んでもらいたいので、収録されてほしいですけどね。とりあえず載せてみました。読者として、カペタがマカオ以降にどうやって羽ばたくのかはとても気がかり。でも、でも・・・曽田先生がこう言うのであれば、これが正解なんですよね。この10年、何度も何度もミラクルを見せられ、何度も何度も泣かされてきました。すっげー作品だったと思います。
月マガには「capeta」という名作があった。それが強く強く刻み込まれた最終話&曽田先生のお言葉でした。寂しいような、満足感がいっぱいになったような。不思議な気分です。まぁ、また曽田先生には月マガに帰ってきてもらえたらなぁと思います。お疲れ様でした。最高でした!!!








○時代は昴だと思ってます



普通の野球部ではない・・・

FIRE BALL!」が2話目でした〜。主人公の片桐球児の新しい野球ライフが始まってます。しかし、入った高校の野球部は・・・かなり不穏なご様子。主将一人しかいないと思いきや、野球部はヤンキーに乗っ取られていたり。球児はバカなので(←!?)、ヤンキーと打席で勝負することになりました。ヤンキーのリーダー格が相当にやり手っぽいところを見ると、いざこざがあったんでしょうなぁ。というかこのリーダーさん・・・、人間一人を振り回してましたし。パワーは規格外っぽいです。勝てるんだろうか・・・。
ところで、今更ながら球児のフォームって独特すぎますよね。途中までアンダースローを彷彿とさせるほどにしゃがみ込んだと思いきや、小さめのステップからスーパーオーバースロー。ギュンと縮んで、グンと伸び上がる感じ。ソフトボールの投手のような体の動き方なのに腕は真上から。フォームが大きすぎて走られるんじゃないか〜とか、いやそもそもクイックとかできなさそうで・・・。あと、上半身だけで投げているような気もして。まぁ、そんなこと言いつつ、変わったフォームの大投手はいっぱいいますからね。何とも言えません。俺のイメージ的にはティム・リンスカムに近いかも?あとは変化球とかも気になりますなぁ。
それと、全く本筋と関係ないですが、龍幸伸先生の描く女の子が好みです。ということで、時代は昴ちゃんだなぁと思いました。いや、めっちゃ可愛いって!!








○雪は化けるのか?



澤村、煽る

高校編から一転して大衆向けの三味線編へと移行したましろのおと。なかなか上手くいかない雪でしたが、ここに来てちょっとは成長しているのかも??そもそも一人で弾くことを前提としてきた雪。歌い手がいて、それに合わせるというのがなかなか上手くいってません。一般客はもちろん、プロにも苦言を呈されるほど。ただ、今月号で見せた演奏はひと味ちがうかも??というか、雪が笑いながら弾いていたのが印象的です。

今回演奏したのは“八木節”。感動をさせるという類ではなく、皆が楽しむための音楽でした。酒に酔った客もそうでない客も踊り出しそうな演奏。曰く、日本の魂(ソウル)です。上の音と一緒に読むと面白いかもしれません。なかなか乙なもんです。
雪という演奏家にとって、大衆で歌を入れての演奏は遠回りなのか近道なのか。それはこれからのお話でしょうけど、地味に前のようなコンクールでの熱い演奏も見てみたいなぁと思ってたりもします。今後どうなるんでしょうねぇ・・・。








○ボールルーム、勝敗の行方は・・・



勝てるんじゃないかと・・・

ボールルームへようこそ天平杯もあとは結果発表を残すのみとなりました。今できる全てをぶつけ、マコちゃんというパートナーを輝かせたタタラ。しかし、残念ながら決勝に残った中では最下位という結果に終わっています。そもそもの技術が足りない。そして踊りきる体力も備わっていない。そしてなにより・・・自分自身を輝かせなかったというのも大きいかもしれません。
ただ、パートナーの女性に贈られるボールルームクイーンという賞に限ってはマコちゃんが勝ち取っています。それもこれも、自分を抑えつつマコちゃんを輝かせようと一心不乱に踊ったタタラの力も大きいように思います。何話目か前にも描かれていましたが、今回の勝負はマコちゃんがいかに優れたダンサーかを示すための勝負だったわけです。つまりは、試合に負けて勝負には勝ったというところでしょうかね。ダンス的には完敗ですけども・・・。
というわけで、タタラとマコ、ガジュと雫のコンビはそれぞれ解散という運びになりました。ガジュマコはいいとしても、この後のタタラはどうするのかが非常に気になります。初めて大会を踊りきり何倍も成長したと思います。あとはパートナーを見つけつつ、より高いステップを駆け上がっていくことが望まれます。そうなると・・・パートナーは雫になるのかなぁ。でもやっぱり、タラマコというのも捨てがたかったですけどねぇ。また組めるといいなぁ。
激アツの天平杯。すごく楽しませてもらいました。最高です。








○公生の本当の演奏



私達の息子が最後のお別れをしにいくから

四月は君の嘘がすっげー泣けるんですが・・・。
かをりちゃん不在というところに着目した内容になるのかな〜と漠然と読み始めたら、最初から最後まで有馬公生の物語でした。そもそも選んだ曲、いや、かをりちゃんが無理矢理選んだ曲が、公生にとって大切な曲だったのが大きいかもしれません。公生が小さい頃いつも聞いていた曲。公生の母が公生に聴かせていた思い出の曲。かをりちゃん不在というピンチの中、公生だからこそできる演奏を始めました。
まぁ、最初はテクニカルだけど雑な演奏だったんですけども、過去の思い出が本当の公生の演奏へと引き戻させます。音が聞こえない、けどテクニックはある。そこから導き出されるのは、公生自身から湧き出る音を演奏するだけ。今回見せたのは・・・母が見せてくれた大切な音だったように思います。そして、もう一人の母にとっても・・・。
公生、公生ママに英才教育を勧めたのは、今の師匠でもある紘子さん。見ていただけでピアノを演奏した公生の才能にホレこんだ紘子さんが、公生ママに“公生は天才だ”と伝え、あんなことになってしまいました。機械のような演奏しかさせてもらえず、極度のストレスから音が聞こえなくなった公生を見て、一度は身を引いた紘子さん。公生が再び舞台に戻ってきたのを確認し、今度こそ公生を守ろうとした紘子さん。自らをもう一人の母親と言うあたりが素敵です。
公生と公生ママにとって大切な曲を使った演奏、公生を見守る決心をした紘子さん、そしていない主役のかをりちゃん。あ、そうだよ。かをりちゃんはどうなってるんだ!!気になりますわ・・・。








○一言くらい言っておこう




レッケン!:あらぶっているwwwあそこで胸のさらしも外してしまえば良かったのに・・・(個人的意見
遮那王義経最近、身内に不幸がありまして、人が死ぬって場面がよく泣ける泣ける。継さんが死ぬことは歴史上分かってたんですけども・・・。辛い。あと、ワッシー頑張れよ!
なんと孫六孫六たちがやっている大会って、俺らが今見てるWBCでは終わらないでしょう?ということは、4年後のWBC、いや8年後のWBCで完結するのか??
龍狼伝:志狼が圧勝するのは目に見えていたぜ(フフン
ふでかげさつかちゃんに膝枕してもらいたいと思いました。








ノラガミ、次の舞台へ・・・



夜トの本当の仕事

やっぱりしっくりいきませんね。夜トの仕事は人殺しでした。もちろん理由があっての人殺しです。少なくとも殺されるだけの理由はあります。しかし、これまで見てきた夜トって誰よりも優しいキャラなので・・・。
今月号ではついに夜トの父親が登場しています。ハッキリと姿形は描かれていませんけど、性根は優しそうなイメージがありました(多分)。夜トの仕事内容はものっそい汚れ仕事なので、それを生業にした神様一家なのかもしれませんね。野良とはどういう関係性なのかは不明ですけど。今月号を見るだけだと、パッと見で夜トの妹みたいにも感じてしまいました。
というわけで、夜トの次の仕事は黄泉の国だそうです。今まで夜トは人も神様も救ってきましたが、今回は夜トを救うお話になるといいなぁ。あと、七福神が総出になりそうな予感がして楽しみ!








○会いたかった、会いたかった、君に



また会えてよかった

ハロルド先生の新作「RIN」で話が少し動き始めたような?謎の能力を持つ凛ちゃんが、伏見くんにちょっとした未来が見えたような感じでしょうか。伏見くんの人柄も相まって、凛ちゃんにとっては良い出会いとなったかもしれませんね。きっとこの二人はくっつくだろう・・・。
高校の卒業を待つかどうかは不明ですが、いつかは伏見くんも東京に出てくるんじゃないかなぁと思ってます。いや、大学?専門学校?色々と先はありますけどね・・・。東京でバイトに明け暮れながら漫画に勤しむという姿が見えてます。
あと、凛ちゃんがものすごく不思議すぎて・・・。トーラスって雑誌名ではなく、描こうとしていた漫画の作品名とかなんですかね?気になります。漫画化漫画ということで、伏見くんには様々な未来があるはずです。高校時代をどう過ごすのか。賞は取れるのか。連載開始前と後での生活等々。BECKではライブシーンがどうしても感動してしまったわけですけど、例えば伏見くんの作品でとんでもない内容になるとか?期待は尽きません。とはいえ、連載開始数話なので期待のしすぎもアレですが。何にせよ楽しみ。まずは伏見くんと凛ちゃんの邂逅という通過儀礼まで終了ということで。来月にも期待!