ももクロ漫画が予想以上に素晴らしい件「ももプロＺ・１巻」
○（発売する）時はきた。それだけだ。
ももプロＺ
月刊少年ライバルで連載中の「ももプロＺ」の１巻が出ました。今年のアイドル業界でAKB48と話題を二分した“ももいろクローバーZ”を漫画化した作品です。講談社全体でアニメAKB0048を作品化したり、週マガではAKB48のif物語を連載していたりとAKB人気は講談社でも絶好調です。そんな中、あえてももクロを選んだライバルには拍手を送りたいです。誰が読むんだ？いや、皆が読みます。ももクロを知っている人は漫画化を喜び、知らない人はももクロを知る。この作品は・・・完成されたバランスにいる・・・。
○限定版をモノノフ（ももクロオタ）が買うべき理由
限定版にはオマケ漫画がついています
今回のももプロＺですが、通常版と限定版の２種類が出ています。当然ですが両方買いました。ももクロ自体にちょっと興味があるなあ程度、もしくは漫画として興味がある方は通常版でいいかと思います。しかし、重度のももクロオタは是非！限定版を買うことをオススメします！！
というのも、ももプロＺという作品自体、過去のももクロメンバーの出来事を取り上げた作品になっています。つまり、「あ〜あったあったｗｗ」という場面が多いです（←むしろ、それがメインなんでしょうが・・・）。ただ、俺たちが見たいももクロは過去だけじゃなく、現在の、彼女たちの素の姿です。等身大の女の子たちがどうやってももクロとして頑張っているのか。興味はそこにあるわけです。
そういうわけで、限定版ではももプロＺのネタキャラとしての彼女たちではなく、等身大のももいろクローバーＺが漫画として描かれています。もちろん彼女たちの写真もたくさん載っているのでオススメですが・・・。限定版に付いている漫画は、その撮影でのももクロを描いたものになっています。あーりんがはしゃいでいます！！かなこはバカです！ありやすは握力がないです！れにちゃんは・・・そのまんま！！しおりんは多分よく分かっていない！！笑える彼女たちが待っています。
※あーりんを選んでいることからも分かるかと思いますが、あーりん推しです（やや箱寄りかな？）。
○ももいろクローバーＺは５人組
百田夏菜子
高城れに
くっそ似てるｗｗｗｗｗ！！！
予想以上に似ていてビックリです。作者の小城徹也はもちろんももクロ大好き！！いや、ももクロが好きだという記述はほとんど見たことないです。・・・ないんですが、ももクロ好きじゃないとこれは描けないわ〜というネタだらけ。言わなくても分かります。小城先生はももクロが絶対好きです。それでいて、このデフォルメ化されたももクロの何と特徴的なことか・・・（しかも可愛い！）。
作品としては、ももいろクローバーＺとしてではなく、とあるプロレス団体であるというストーリーで話が進んでいくのが特徴。試合描写はなく、あくまで楽屋裏でワイワイやっています。練習・・・というわけではないですねえ。遊んでいるようにしか見えません。ただ、彼女たちからはある種のプロ根性が見え隠れします。そのあたりは本物と一緒でしょう。
例えば、ももクロの衣装だったり、歌詞になぞらえたテーマが出てきたり。ももクロは〜というか、アイドルグループの面白さってグループ内での個々の個性だと思うんですよ。グループ内での立ち位置（リーダー？ボケ？ツッコミ？）がどうであるか、実は成長してて立場がちょっとずつ変わっていったり。後者の方は“成長”という目線で見守っています。話が逸れてしまいましたが、何が言いたいかというと、このももプロＺではその個々の立ち位置が絶妙に描かれているんですよ。完璧です。ももクロを２年以上見ている人間として断定できる事実です。*1
ｃｃｃｃｃｃｃｃｃｃｃ*2
かなこ↑↑↑はリーダーですがバカです。あーりんはアイドルアイドルしてる子。しおりんは何を考えているか分かりません（多分、天才の部類）。ももかは真面目だけど何か足りません。れにちゃんは暗黒です。彼女たちの魅力をそのままに、ももいろクローバーを知ることができる一冊かと思います。
とりあえず見逃せないのは、あーりんのみ胸描写がしっかりしているということでしょうか。とても重要です。
ももプロＺがライバルで読めるだって！？
この作品の読み方って２つあると思うんですよ。
１つは本物のももいろクローバーＺを知っている人が「そうなんだよなー」と頷きながら楽しむ読み方。もう１つは元気な女の子たちがパワフルに動き回るさまを楽しむ漫画。ももクロを抜きにして、この漫画は面白いです。全然違うキャラだったとしても、この作品であれば面白いです。もちろん“ももクロだから”という部分が作品の人気を上にしていると思われます。そう、ももプロＺという漫画に出てくるキャラは、ももいろクローバーＺというアイドルグループは魅力に溢れています。
例えばAKB49でAKBを理解するというのは無理無理の無理です。しかしこの作品であれば、「ももプロＺを読んでももクロを学んだ」と言っても文句ありません。免許皆伝します（←何様だろうか
ももクロは笑顔
ももいろクローバーＺの笑顔グループです。そして彼女たちを描いたももプロＺは笑顔の漫画です。笑顔の彼女たちを見てこちらも笑顔になります。基本的にはギャグ漫画なので笑ってしまうかもしれませんね。ももクロを知ってる人も知らない人も。オススメ。
