目的不明の大行進!!みんな仲良くできるかな?「進撃の巨人・6巻」



次巻予告にて

毎度毎度、次巻予告で色々とネタを仕込んできますねぇ。今回はジャンが本を読んでたら母親がやってきた!という展開でした。なお、ジャンが手に持っている本の文字を進撃語で読み直すと、「カンノウ」本となっています。ジャンもいい年頃なんですね・・・って、そんな本が存在したのか。でも、ジャンはきっと本じゃなくてミカサを(ry



とりあえず5巻収録分のレビューを列記してきます。

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毎度のことながら、もうちょっとマシなタイトルをつければいいのに・・・。






○なでしこ巨人は今日も走る
5巻のラストから登場した女型巨人、通称アキ子が人を殺しながら走り回っています。アキ子さんの強さがハンパなくて・・・予想以上に恐ろしいです。
巨人の力、スピード、そして彼らの捕食欲、こういったものが巨人たちの恐ろしさになっていました。ただ、そんな巨人に対してであっても、調査兵団の精鋭たちは立体機動装置を駆使して倒しています。しかし、アキ子さんは違います。まず、調査兵団たち人類側の戦略を知り尽くしています。特に大きいのが「うなじを狙ってくる」のを知っていることでしょう。通常の巨人であればアホみたいにうなじをフリーにさせていました。それが、自分の弱点を守れるという知性を持つアキ子さんは、人類の攻撃を物ともしません。怖い怖い。


さて、そんなアキ子さんですが、色々と不可思議な行動をしていました。



アキ子「アルミン・アルレルト?ぷっ、変な名前だねww」

6巻を通してアキ子さんは「人を胃に入れていません」。通常の巨人が食欲(?)を満たしているのに対し、アキ子さんのそれは明らかな「殺意」でしかありませんでした。もちろん闇雲に攻撃をしているというわけではありません。しかし、攻撃してくる人間については、確実に殺しています。アキ子さんに目をつけられたら最後、生きて帰れないんやで〜。
そんな中、一番不思議だったのはアルミンの顔を確認した場面でしょう。何故かアルミンを見て、殺さずに走り去りました。あくまでも目的はアルミンではないということ。それにしたって、アルミンを殺さないという描写は不思議の何ものでもありませんでしたね。後で、「エレンが目的」じゃないかという予想をしていたアルミン。逆に言えば・・・エレンの顔を知っているということじゃないですかー、やだー><;


死に急ぎ野郎は、死に急ぐことを強いられているんだ!(集中線的な何か)

「エレン=死に急ぎ野郎」というのは新人の中でも有名だったのでしょうか?もしくは一部の人間に使われていたのでしょうか?しかし、アルミンは咄嗟に死に急ぎ野郎は死んだ!という情報を与えています。もちろん嘘です。しかし、この言葉の中には、?エレンは右翼側にいて踏み潰されて死んでる、?アキ子が死に急ぎ野郎という言葉を知っているという2つの意味が込められています。さて、これが示す意味は何でしょう・・・。


走り去り女郎(めろう)

アルミンは途中で合流したジャン&ライナーと一緒にアキ子に再アタックを仕掛けています。なお、そのアタックの前に、エレンの居場所について話し合いがありました。3人が3人共、エレンの居場所をバラバラに知らされていたようで。エレンさんは団内でも色々と秘密事項として扱われています。それほどの秘密。アキ子さんは右翼側から登場していますが、もしかするとどこかで右翼にエレンがいると知らされていたのかもしれません。
しかししかし、アルミンたちとの戦闘後、何故か本当にエレンがいる方向へと走っていってます。どこで気付いたのか。まさか誰かが教えたのか・・・。いや、まさかそんなねぇ。それ以外の可能性を考えるとすると、例えば「やっぱりエレンは一番安全なところだよね!」という予想を立てた?という可能性もあります。もしくは、女の勘が働いたのかもしれません。どちらにせよ、アキ子はエレンのいる方向へと向かっていきます・・・。




まぁ、そんなアキ子さんですが、悪い男性(エルヴィン)にだまし討ちされて、SMプレイみたいな状況になっているようです。あのシーンは見ものかもしれません。もちろんSMプレイ的に(嘘






○エレンから得られるもの




でっかくなっちゃった!(古
エレンの巨人化実験の出来事です。エレンが巨人化した4回目の例となりました。しかし、実験中の巨人化ではありません。実験自体は失敗。失敗した後に、食事をしながらスプーンを拾おうとして巨人化しています。
そもそもエレンゲリオン自体が不安定すぎるんですよね。エレンの意思で操れた〜という事象が少なく、一度はミカサにすら攻撃を仕掛けています。そして、6巻ではスプーンを拾おうとしての巨人化です。ヘタしたら寝ている最中の夢の中で変身しかねません。そうなったらもう・・・エレン廃棄命令が出てもおかしくありませんよね。怖い怖い。



巨人化には目的がいる

最初は自傷行為さえあれば変身できると信じて疑わなかったエレン。しかし、それに加えて「目的」が必要だという結論に至っています。いや、目的て・・・。手を噛んで、何かしようとしたら変身しちゃう???そんなまさか!!まぁ、順番的には「何かしてやろう!→自傷」の流れが妥当そうですね。


巨人は何のために・・・

ついに核心部分を気になり始めたハンジさん。一度、エルヴィン、ハンジ、アルミンあたりで討論会をやってほしいものです。
まぁ、巨人になるには何か目的がいるわけですよ。言ってしまえば、巨人が存在する意義というものが必ずあるわけで。もっと言わせてもらえば、知性のある巨人にも用途がある(あった?)わけです。

謎を解く鍵、その突破口はエレンという存在になるでしょう。ハンジさんの恐怖の実験をあと何回か繰り返しやれば色々と見えてくるかもしれませんね。もしくは実戦か・・・。実験については、作中でのリヴァイ班とのやり取りを見るに、何度もやっていたら彼らの身が持たないでしょう。それだけで「よく分からないもの」を扱うことに恐怖してしまうことがよく分かります。






○リヴァイ班を信じて
エレンの巨人化実験で露呈したのは、エレンをどこまで信じていいか分からないリヴァイ班の恐怖心でした。リヴァイがエレンを怖がる理由はないでしょう。しかし、その部下でもあるオルオ、ペトラ、グンタ、エルドは・・・。



「信じて」

信じてという言葉にどれほどの威力があるのか分かりませんが、少なからずリヴァイ班の面々はエレンゲリオンに恐怖しています。エレンに対しては、恐怖というよりも疑っているという部分が大きそうですが・・・。
アキ子に追いかけられている時、エレンは変身しようとしています。そして、それを止めるリヴァイ班。もちろん自分たちの力を理解しているからこその言葉でしょう。リヴァイやリヴァイ班がいればどんな巨人だって倒せるという自負があるのでしょう。その言葉を頼もしく思うエレンは結局変身しませんでした。その後、アキ子の捕獲という結末を迎えています。
特別編でも描かれていますが、調査兵団ではそれなりに人が死んでいます。生きて帰ってくるだけで成功。そんな壁外調査を繰り返し行っているリヴァイ班だからこそ、エレンゲリオンという巨人に不安を覚えたのでしょう。使わなくてもよい力なら使わないでおいた方がいい。そう思うペトラたちの気持ちもよく分かります。ただ、アキ子という最悪の敵に対抗できるのは、やっぱりエレンゲリオンという切り札なんだと思います。そこはエレンも重々承知のことだろうと思いますが、変身能力を使わないという選択肢はリヴァイ班を信じたいということ、彼らを安心させてやりたいという理性が出てきたのでしょうね。アキ子を捕獲したという最高の結末を迎えていることを考えると、それで良かったのかもしれません。






○クリスタさんまじ天使



クリスタ「本当によかった」

戦場にクリスタみたいな可愛い子がいたらきっとやる気出るだろうなー。おじさん張り切っちゃうだろうなー。アルミンたちを助けに来てくれましたが、奴らみたいな有象無象にはあげられないですよ。もちろんソバカスにもな!!クリスタはまじ女神、天使、そして俺の嫁(←言ってみたかっただけ
しかしまぁ、クリスタが男性面子とまともに絡んだ描写がほとんど無かったので色々と新鮮でしたね。どうしてクリスタの出番がこれほど少ないのかは分かりませんが、もっと出してほしいんですよね。だって10位ですよ、10位!言ってしまえば、進撃世界的にはアルミンより役に立つということです。そんな彼女がアルミンごときを相手にするわけないでしょう。身の程を知ってください。とりあえず7巻ではもっと活躍してほしいものです。期待しております。




冬コミの連絡とか



「金曜日 西地区 "ひ" ブロック 13b」 無駄話

冬コミ進撃の巨人考察本出すらしいですよ
いつも通り表紙裏文章の完全版も収録してあります。無駄話ではできるだけ書き過ぎないように注意していますが、今回の本では色々とぶっちゃけて書いた・・・はず。嘘八百かもしれませんが色々書いちゃいました。進撃の伏線を色々と引っ張ってきた内容になっています。是非是非よろしくお願いします。なお、このブログでは小説版の感想等を書く予定がなかったので、この本に収録させてもらいました。興味があればどうぞ。


多分、今後同人誌として進撃本を出すことはそうそうないはずです。映画化とかアニメ化したら、あとはもう皆さんでじゃんじゃんやってください。僕はもう・・・疲れたよ。次は漫画とかイラストで進撃本を作ろうかな!(←絵が描けないくせに