講談社のラブプラス漫画は全部プラスして読むべき!「ラブプラス++++」

現実世界で2月14日にチョコレイトを貰った男性諸君!!・・・貴様らは滅びろ。逆に、全然貰えなかった男性諸君!!・・・ワロス。そして、俺にチョコレイトをくれなかった女性の皆さん!!・・・来年はお願いしますね(おい


学生時代、チョコレイトを貰えるかどうかをモヤモヤしながら過ごすという漫画的な展開すら放棄していました。期待するほうが悪い。それなら俺は二次元に引き篭もるね。ふひひ・・・。
なお、今の若い子達はそういったことを考える必要がありません。携帯ゲームの発達により、ほぼリアルタイムで二次元と付き合うことが出来ます。もちろんラブプラスのことですね。あまりの人気っぷりに社会現象を引き起こしたとかしないとか・・・。



講談社ではそのラブプラスの人気に目を付け(←?)、コナミさんとタッグを組んで漫画を出しています。それを週マガや月マガ、モーニングといった有名な雑誌ではなく、グフタ、イーノ、別マガ、ライバル、月刊ヤンマガといったマイナー寄りの雑誌で連載を開始しました。さらにさらに、グフタ版で描かれているリンコの過去編を除く4作品を、今年のバレンタインデーに発売したのです・・・。





いやがらせか(血涙)
何が悲しくてラブプラス漫画をバレンタインデーという悪魔の日に買わなきゃいかんのだ・・・。講談社からのプレゼントってこと??ナメんのもいい加減にしろ・・・と思いつつ、全部買いました。しかも、これがまた憎たらしいくらいによく出来てるわけですよ。

実はラブプラスを全くやっていませんで、女の子が3キャラいてキャッキャウフフなんだということくらいしか最初は知りませんでした。3キャラともそれぞれの個性と性格を持ち、本当に自分の好みの女の子が選べるというのは凄いですね。それを踏まえてラブプラス漫画を読むと、ゲームをしているのと同じ感覚??になるような気がします。
というわけで、今回の作品は以下の通り。

ラブプラス Nene Days(九月タカアキ)
ラブプラス Manaka Days(現津みかみ)
ラブプラス Rinko Days(瀬尾公冶)
ラブプラス Girls Talk櫻太助

なお、初回限定版として、pixivさんとタッグを組んだイラストカードが封入されています。他にもミニポスターなんかも付いていて、まさにラブプラスを満喫できる4冊になっています。さらに面白いことに、どこか雑誌の色を反映した内容になっており、雑誌から読んでいる人にとっては比べて読むという楽しみも出来ます。


例えば、今年注目の雑誌の1つでもある月刊ヤングマガジンで連載されている九月先生のNene Daysは、他のラブプラス本に比べてちょっと色っぽいです。




特にキスが多いような気がします。他のバージョンではあまりキスがない、というか全くないんですが、他の別冊ヤンマガ作品に合わせてかキスだらけです。ゲームのほうもキスってあるんですよ・・・ね?そういう意味では間違ってはいないはず。
九月先生のぷにっとした絵がネネさんの性格と胸にぴったりだなぁと思ってみたり。ほとんど自分キャラ(彼氏側)は出てきませんが、それがむしろ彼女を見ているような感覚を出しています。また、デフォルメ化されたキャラが時折いいアクセントになっています。年上お姉さんの色っぽさと、ぷにぷにした雰囲気の可愛さを堪能できるので、そういった漫画が好きな方にオススメ。
余談ですが、ヤスダスズヒト先生からの帯文「寧々さん派以外、解散!!」という言葉が本気すぎて泣けます。他のラブプラス漫画では帯での推し文句が無かったんですが、漫画界ではもしかして流行っていないとか・・・?逆に寧々さん派以外をヤスダスズヒト先生が敵に回していないか心配です。





そして少年に夢と希望を与える雑誌、月刊少年ライバルではManaka Daysを描いています。やはり少年には年上や年下といった年齢よりも、同い年の方がドキドキするのかもしれませんね。




赤面したり、嫉妬したり、スタイルを気にしたり、デートの服を悩んだり・・・。等身大の女の子をしています。上のネネさんでもそうですが、このマナカ版でもほとんどが女の子キャラを主体に描いています。”女の子の気持ち”とか少年にはちょっと高度じゃないの??と思いつつ、これで勉強しろよという講談社からの挑戦状を叩きつけられているのではないかと・・・。
あと、このマナカ版でネネさんがいいお姉さんを演じていました。他の作品にも言えることですが、他の主力キャラが出てきます。ちなみにリンコに対して嫉妬をしたりもしてます。これってゲーム版でもそうなんですかね??少し気になりました。







そしてそして、我らの王子こと瀬尾公冶先生が描くリンコ版。これは別冊少年マガジンにて連載しています。瀬尾先生のリンコとか胸熱です。これぞRinko Daysなんだというところを見せてもらいましょう。








Rinko Days・・・?








Rinko Days・・・??








Rinko Days!!!

ラブプラスというよりは瀬尾先生の作品、瀬尾先生の世界観になっていた・・・。安全安心の瀬尾王国でした。
本当に落とすべき彼女(リンコ)を放っておいて、同い年の高嶺の花を可愛いだとか、一緒に帰ろうとか言う始末。嫌な男に絡まれているところを「彼氏です」と言って助けるあたりも瀬尾王国です。瀬尾先生がやることって、どこへ行ってもあんまり変わらないといういい例です。まぁ、これだけでは歴史は変わりませんよ。


他のラブプラス作品と違うのは、彼女目線ではなく彼氏目線だということでしょうか。そこが瀬尾先生らしいとは思いつつも、リンコ派の人はどう読んでいるのか気になるところ。どこをどう読んでも瀬尾プラスでしかありません。いや面白いんだけどね・・・。瀬尾先生なら3人同時攻略どころか10人くらいとフラグを立てそうです。少なくとも妊娠エンドは回避できそうにありませんよ。


・・・もしかして、ただ単に瀬尾先生がマナカ派だったりして。ネネさんがまだ話に絡んでないので、(ハーレム的に)今後が楽しみです。







そして、最後はヒロインの3人組が同居して彼氏とのノロケを見せ付けるというGirls Talkです。




ここでお気付きの人もいるかもしれませんが、今回紹介している順番は俺が好きなキャラ順とかではなく、ただ単に読んだ順番でしかありません。基本的に、○○さん派!とかではなく可愛い子は全員好きなので3人がキャッキャウフフするGirls Talkは俺得です。
冒頭にも書きましたが、3人のヒロインはそれぞれに性格を持っています。ネネさんの性格、マナカの性格、リンコの性格を学んできたことによってGirls Talkが引き立ちます。彼氏に見せる顔と、女の子同士で出てくる素の気持ちはやっぱり違うものです。


直接本人から好きだと言われるのもいいです。それと同じくらい、自分のことを好きだと言ってたよと言われるのも嬉しいものです。ガールズ版はそれが一番の魅力です。3人とも彼氏のことが大好きなんだというのがよく分かります。
ただし、ガールズ版を読むだけではゲームをしていない人にとっては物足りないかもしれません。3人の性格を知っていてこそ面白い漫画です。逆に、それが分かっていれば漫画としてかなり楽しめるはずです。ゲームをしている人からすれば、性格が分かっているだけに「彼女版+ガールズ版」だけでも楽しめるかも。
なお、一番のオススメはガールズ版についてるミニポスターのネネさんおっぱいです。一見の価値あり。




それほど重要ではないですが、2巻をいつ発売するのかも気になります。バラバラで出すのか、また1年後に戻ってくるのか・・・。いずれにせよ、ラブプラスとしての旬もあるのでダラダラとするよりは・・・と思ってみたり。特に瀬尾先生の方は時間かかりそうだなぁ。
雑誌の中で読むと、あーラブプラスの漫画がやってるなぁ程度なんですが、こうやって全部を読んでみると印象が全然違いますね。少なくともイロモノという印象は消えました。どうしても雑誌の色で見てはしまいますが、恋愛ゲームを漫画にしただけという評価は適当ではないです。むしろラブプラスを色んな角度から切り取って見ている感じですかね。
そして、出来ればガールズ版を最後にした方がいいかもしれません。例えばサバ缶がガールズ版で急に出てきますが、リンコ版ではそれについて補完しています。ゲームを未プレイな人にとってはそっちの方がありがたいです。まぁ、ラブプラスに興味のある人は全部読めってことですよ!!