サンデーに対するちょっとした苦言

どうしても言いたかったんですが「続きはクラブサンデーで」が悪魔の言葉に聞こえて仕方がありません。これって体のいい二軍落ちですよね?
いや、別にそういうシステム自体はいいんですよ。実際に週マガでもマガスペに落とすって措置をよくやってましたしね。むしろそれをいいことに、「とりあえずクラサンにやっとくかー」便利屋化してないかということが問題だと思うわけですよ。

2008年移籍:妖怪のお医者さん
2007年移籍:彼女とキスする50の方法
2006年移籍:スミレ♡16歳!!
2005年移籍:おれはキャプテン
2003年移籍:Dreams、ぱすてる、空の昴、たんぽ
2002年移籍:アソボット戦記五九、コータローまかりとおる!
〜2000年移籍:A・Iが止まらない!、イクミの秘密、天空の覇者Z、中華一番!

上が週マガ→マガスペ移籍組です。足りなかったりしてたらごめんなさい。
この中でいくつか特殊なものを挙げるとすると、カノキスなんかは週マガで1〜3話しかやらなかったので既定路線だと思われます。中華一番は出戻りでしかもアニメ化までしました。それ以外についても、実はマガスペで息の長い連載を続け、マガスペを支える作品になってます。俺の意見ですが、「週刊連載に耐えられないけどきっと月刊ペースなら面白いのを描ける」という判断が少なからずあったんだと思います。


2009年移籍:やおよろっ!★★★のスペシャリテアーティストアクロいつわりびと◆空◆ジオと黄金と禁じられた魔法
2008年移籍:呪法解禁!! ハイド&クローサーGOLDEN★AGE

で、上が週サンからの移籍組です。
もちろん開始時期が違う上に、雑誌(マガスペ)とインターネット(クラサン)という形態が違うので一概に比較はできません。以前、「という記事でweb雑誌について書きました。その時には以下のように利点と欠点をまとめています。

利点:ページ数や作者数の制限が無い。印刷がないのでいつでも掲載できる。
欠点:紙媒体が主体の現状だと見てもらうための広告が少ない。webに慣れている人ばかりではない。

やっぱり作者数の制限がないのは大きいですよ。しかしですね、だからこそ安易にクラサン送りが可能ということも言えます。マガスペにしたってページ数は限られているので、何でもかんでもというわけにはいきません。むしろ月刊でゆっくりと・・という側面すらあるわけです。
一方でクラサン行きになった作品を見てみると、人気が少し落ち目になったから本誌からどいてくれないかと見えるわけです。そう感じるのは、クラサン開始から1年ちょっとしか経っていないのに既に7作品も移籍しているからだと思います。というか、7作品とも好きだったんだよぉぉぉぉ!!!!!!ちょっと・・・ほんのちょっとだけ人気が少なかっただけじゃないの?実際問題、週サンで読む作品が減ってきてるんですけど・・・・・。




前にも書きましたが、どうもweb上でというのは苦手です。布団でゴロゴロしながら読みたいんです。なので、クラサン行きになった作品は読んでません。単行本になるのを待っています。




週マガで二軍送りだと言われるマガスペですが、実はマガスペ誌上ではかなりいい作品として甦ってます。それはやっぱり月刊ペースでというところがある気がします。意外にもそこまで乱発してないしね。
まだ始まったばかりのクラサンに対して言うのも気が引けるところですが、終わらせるためのページ数すら勿体無いと考えてクラサン行きなら言語道断だな・・・と。そのために無駄に連載期間を延ばせとかって意味ではないです。その漫画その漫画での寿命を全うしてくれればそれでいいんです。ただ、その場を立派に準備してあげてほしいんです。



(漫画の)いのちを守りたい。(漫画の)いのちを守りたいと、願うのです。



クラサンがそんな場であってほしい。今後の動向を注視してます。